【2017年度 福井県産 新そばの作柄につきまして】カガセイフンからのお知らせ

いつも越前そば粉製造元カガセイフンをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

本年も早刈り新そばへのお問い合わせをいただき心より御礼申し上げます。
福井県産新そばの作柄につきましてご報告申し上げます。

■播種後の大雨と大型台風の強風により、本年度の収穫量は絶望的

【2017年度 福井県産 新そばの作柄につきまして】カガセイフンからのお知らせ
▲台風の強風を受けて花や葉や実が飛び散り、荒れたそば畑

本年度のソバは、8月初旬の播種後に大雨が降り種そばが流れてしまった影響で、播き直しを行いました。しかし、その直後にまた大雨が降る状況が以後、2度ほど続きまして今年のソバの収穫を諦めてしまう農家さんも見られました。

その最後の播種が割と順調だった圃場でも、播き直しにより栽培時期が1ヵ月遅れていて、十分に生育しないうちに花が咲き始めてしまい、例年の半分ほどしか結実に至りませんでした。

それ以後、天気は安定していた為、このまま収穫を迎えられればと思っていた矢先、10月下旬の大型台風の強風を受けて、倒伏してしまったソバは花や葉はもちろん、実まですべて飛ばされ、ほぼ全域で壊滅的な被害を受けたため、本年度の収穫量は絶望的になってしまいました。

 

■来年の新そばが収穫できるまでの約1年間は、国産そば(北海道産他)に福井県産新そばをブレンドして対応いたします

僅かながら圃場に残っているソバの実をかき集めたものの、収穫量は例年の10分の1以下という現状で、農家さんとしては来年用の種そばを確保するだけで精一杯のところがほとんどです。そのため、29年度の福井県産ソバは、原料自体がほぼ無いという極めて厳しい状況におかれております。

以上の理由から、来年の新そばが収穫できるまでの約1年間は、北海道産を始めとする国内産そばに福井県産新そばをブレンドして対応いたします。

現状の品質を出来る限り維持し、、ご納得ただけるそば粉作りに精一杯努力いたしますので、この現状につきましてご理解いただきますよう、何卒お願い申し上げます。

29年度産新そばは11月中旬頃より販売を開始いたします。
よろしくお願いいたします。

 

株式会社カガセイフン 代表取締役 加賀健太郎

[11月1日(水)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:17℃
石臼工場内湿度:55%
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ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)にお招きいただきました。福井県産の食材を使い、福井県が誇る伝統工芸品をお料理の器やテーブルセット、杯などに贅沢に用いた食事会。今回、前菜として出されるそば粉のガレットに越前ふくいガレット粉【KS】をご提供させていただいたので、とても楽しみにしておりました。

会場には、野菜・肉類・魚類・米など食材の生産者から、日本酒・チーズ・ジェラート・パスタなどの専門職人、越前和紙・和漆師・越前打ち刃物・越前漆器など伝統工芸の職人までそうそうたる方々。なかなかこれだけの専門職の方が一同に集まる機会には恵まれませんし、一部とはいえ福井が誇れる文化の素晴らしさを感じました。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲そば粉のガレット 3種のチーズ 酒かす越のルビー
無農薬で栽培された福井県産(福井在来種)ソバを2年熟成させ、皮付きのまま石臼製粉したガレット専用粉「越前ふくいガレット粉【KS】」に小麦粉、卵、牛乳、塩、砂糖などを加えて焼き上げたガレット生地にチーズ工房ラヴェリタさんの3種のチーズと吉田酒造【白龍】さんの酒粕を包み、エコファーム舟枝さんの越のルビーを添えた前菜です。

フレッシュチーズが溶けないように粗熱を取ったガレットは、フワッとした食感でチーズの強い香りが来た後にそば粉の香ばしさが出てきて最後の最後、少しだけ舌に残る苦みがさっぱりとさせてくれて、トマトの甘さを引きたててくれているようでした。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲吉川なすのソテー 山うに 金時草
鯖江市伝統野菜等栽培研究会さんが栽培された吉川なすは関西の水ナスににた容姿ですが全くの別物。肉厚でしっかりとした歯ごたえがあり茄子の味が濃い。表面にぬってあるのは山ウニ(ゆずうに)と言って、鯖江市河田地区に古くから伝わる調味料で、柚子の皮をすりおろして唐辛子と塩を混ぜて練り上げ熟成させたものです。

僕は温かいうどんや焼き鳥などにちょっとつけて食べることが多いのですが、なすと柚子という一見、思い浮かびそうな組み合わせでも意外とやらないこの料理がすごく美味しくて、こういう食べ方もあるんだなーと感動しました。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲敦賀の真鯛 奥井海生堂蔵囲昆布〆 ポポ 胡瓜 オクラ 百年のお酢蜜ジュレ
奥井海生堂さんの昆布で〆た真鯛は純粋な旨みだけが凝縮していて海藻臭さは全く感じられません。さらにとば屋酢店さんの百年お酢蜜ジュレのまろやかな酸味とほどよい甘みが美味しさを引きたてるだけじゃなくて全体をシャキッとまとめてくれて上手な組み合わせだなぁと思いました。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲越前がれいのポアレ 3種のパスタ マコモ茸 ニンジャソース
岩本水産さんの越前かれいを絶妙な火の通し加減で調理されていて、ふわっふわなんだけど身はしっかりしていて噛むほどにかれいの香りがしてくる。マコモ茸の食感が楽しいし、変幻自在なニンジャソースをたっぷり吸った3種のパスタ(越のルビー、ワカメ、卵)が最高でした。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲若草仔牛のロース肉とモモ肉のロースト 椎茸のファルシ ほうれん草 いちほまれ
福井で仔牛を育てているとは知りませんでした。河和田東部美しい山里の会さんが育てる若草仔牛は、肉質が柔らかくジューシーでさっぱりしているので、油ものが弱い僕でも最後まで美味しく食べることが出来ました。何より感動したのが姉崎椎茸園さんの干し椎茸を使ったファルシ。ステーキか?と思うような肉厚で味わい深い椎茸と今年から販売がスタートした福井の新ブランド米いちほまれ入りの肉種が素晴らしかった。ソースの味付けが全体的に薄味でしたが、表面に薄く振ってある粗塩がいい仕事していました。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)▲大吟醸と里いものジェラート
森國牧場(ジェラート トリノ)さんのジェラートは何度も食べたことがあって中でもこの大吟醸と里いものジェラートは大好きで良く食べていたのですが、今回は白山やまぶどうワインさんのブルーベリーソースとのコラボとあって贅沢の極みです。

最初、ブルーベリーの酸味と香りが大吟醸の香りを消してしまうかと思ったんですが、むしろ互いに引きたてあってとても華やかで爽やかな香りを楽しむことが出来ました。今回はお酒を一滴も飲まなかったので、余計によく分かったのかもしれません(笑) ゴロっとしたブルーベリーも美味しくいただきました。

ドミニク・コルビ シェフと 福井の“食”を楽しむ会@イル・ヴィゴーレ(サバエ・シティーホテル)

最後にコルビさん始め、イル・ヴィゴーレ総料理長からのお話があり、調理に携わった料理人さんもご紹介いただいて宴たけなわの中での閉会となりました。

この食事会にお誘いいただき、新しご縁もいただけたことを心よりありがたく感謝しています。
本当に楽しく幸せな時間でした。ありがとうございました。

■ドミニク・コルビシェフの経歴
パリ生まれ。
1991 年 1582 年創業のパリ「ラ・トゥール・ダルジャン」副料理長
1994 年 「ホテルニューオータニ東京」内「ラ・トゥール・ダルジャン」エグゼクティブ・シェフ
2002 年 「ホテル ニューオータニ大阪」総料理長および同ホテル内フランス料理「SAKURA」料理長
2013 年 「ル・コルドン・ブルー日本校」エグゼクティブ・シェフ
2015 年 四谷荒木町に「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」オープン
2016 年 メゾン・ド・ミナミ、シュヴァリエ・デュ・ヴァン総料理長就任

■日本酒提供
伊藤酒造合資会社
真名鶴酒造合資会社
吉田酒造有限会社

■伝統工芸品提供
株式会社杉原商店:越前和紙(ランチョンマット)
山嘉商店株式会社:越前漆器(酒器・ミニ箱)
株式会社漆琳堂:越前漆器(お椀)
高村刃物製作所:越前打ち刃物

[9月4日(火)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:25℃
石臼工場内湿度:55%
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福井県産そば粉(福井在来種)の新規お取引・ご提案・個人販売の一時見合わせにつきまして。

8月上旬から福井県内全域で秋そばの播種(種まき)が始まりましたが、直後に大雨が降り、発芽したソバが流されてしまうという事態が起こりました。
そのため、8月中旬に播き直しが行われました。しかし、その直後にまた大雨が降り、土中に十分な根が降りていないソバが軒並み流されてしまう状況になりました。

福井県産そば粉(福井在来種)の販売、一時見合わせにつきまして

8月下旬に再々度の播き直しを行いましたが、2度にわたる大雨の被害により、肝心の種そばが不足してしまい、弊社より原料のソバを供給せざるをえない状況となりました。
そのため、11月中旬に新そばが入荷するまでの間は、福井県産玄そばの在庫が無くそば粉の販売ができない状況となってしまいました。

福井県産そば粉(福井在来種)の販売、一時見合わせにつきまして

いつもご愛顧いただいておりますお客様にはご迷惑おかけいたしますが、29年度の秋の新そばが収穫されるまでの間は、福井県産そば粉の新規お取引・ご提案・個人様への販売は一時見合わせとさせていただきます。御膳粉(更科粉)、甘皮そば粉(3番粉)、花粉(打ち粉)、つなぎ粉(強力粉、中力粉、ふくこむぎ)、うどん粉(さぬきの夢、ききょう)、ガレット用ヘラ・トンボ、手ぬぐい(丸だし、そば切り)は通常販売いたします。

また、夏収獲の新そば粉(キタワセ種)につきましては、まだ在庫がございますので引き続きご注文を承ります。
夏そば販売ページへ

福井県産そば粉(福井在来種)の販売、一時見合わせにつきまして

みなさまのご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
また、誠に申し訳ございませんが、以上の事情から今年は「早刈り新そば粉の早期予約」を中止し、「新そば入ったよ!お知らせメール」でのご案内のみとさせていただき、新そばが入荷した段階でご連絡申し上げます。

「新そば入荷案内希望」のご登録はこちら>>>
※お名前、メールアドレス、電話番号のみご記入で簡単です。

以上、よろしくお願いいたします。

株式会社カガセイフン 代表取締役 加賀健太郎

[9月4日(火)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:25℃
石臼工場内湿度:55%
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秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

秋田で階上早生とニジユタカを栽培している生産農家さんを訪ねるため、初めての東北新幹線で花火で有名な大曲へと向かいました。朝6時に福井を出発し、金沢と大宮で2度乗り換えをして大曲へ着いたのは午後2時頃。乗り継ぎ時間を省くと約7時間ほどJRに乗っていたわけですが、改めて東北は遠いなぁ・・と感じました。でも、テレビでしか見たことのない真っ赤な新幹線に乗ることが出来て車内で1人お上りさんだったことはスタッフには内緒です。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

大曲について早々に階上早生とニジユタカの圃場へ案内いただきました。広大なそば畑にびっしりと花が咲く姿を見るだけで元気になります。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

土はふっくらとしているもののズシッとした重みがあっていかにも栄養を蓄えて良そうな感じがしました。バッタやコオロギ。カエルなどの小さい昆虫が蕎麦の茎の間からたくさん飛んでくるし、蕎麦の花の回りを飛び交う虫もたくさんいる。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

空気は澄んで空は高い。背丈は130㎝くらいでしょうか。
圃場の回りを高い山々が囲っているから強風が吹いても守られるでしょう。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

福井在来種の花もきれいですが、階上早生の花も素晴らしい。
ソバの花独特の香りは在来種ほどには感じませんでしたが、僕にとっては良い香りに感じます。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

ところどころ結実し始めている実も確認できました。
この秋に入荷予定となっております。

秋田県羽後町のソバ圃場で階上早生とニジユタカを視察させていただきました。

秋田県産を使うのは初めてなので、どのようなそば粉になるか分かりませんが、楽しみが一つ増えました。

[8月10日(木)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:20℃
石臼工場内湿度:46%
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越前岬水仙ランド内にオープン(2017年4月)するガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

2017年4月3日、越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。こちらは自然文学資料館として使用されていた建物を改装してこの度新規開業される期待のお店。

店内からは越前岬が一望できる素晴らしいロケーションと夜にはこの時期、ライトアップによる幻想的な風景が楽しめるそうです。テラス席も解放されるそうで、海風を感じながら食事が楽しめるデートスポットとして人気が出そうです。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

レストランは主に2Fでボックス席、テーブル席、テラスを合わせるとおよそ60席、1階には厨房とバリアフリーの個室があり、合計すると80席ほどの席数になるそうです。山肌を見れば越前水仙の可憐な姿、海側は目が覚めるほどのオーシャンビュー。ついつい時間を忘れて長居してしまう人が続出しそうな空気が充満しています。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

今回はプレオープン前の試食会ということで、関係者を数名集めてガレットを中心としたお料理の情報交換会という感じでした。

まずは地で採れたロメインレタス、ホースレタス、水菜のサラダを人参とリンゴのドレッシングでいただきます。ホウレンソウのような食感だけど青臭くなくて大人の苦みを感じるサラダは水菜の香りが口に広がって清々しいから、ドレッシングは使わないでも食べられるほど。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

ほどなく1枚目のガレットがやってきました。
まずは基本のコンプレット。基本と言っても見ての通り使用している食材には相当なこだわりを感じます。ガレット生地には福井県産そば粉、チーズはグリュエイチーズを粉雪のように、ハムは赤身の強い部分を贅沢に、卵はちょうどいい半熟状態。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

厨房にはガレット専用にフランスからガレットパンを5台導入しているとあって、本場ブルターニュで食べられるような仕上がりになっているようです。生地は表面カリカリ香ばしく、中はむっちりとした歯ごたえ。少し焼き目の強いところに苦みがあって、それが良いアクセントになっています。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

こちらはシャンピニオン(マッシュルーム)と生ハムのガレット。シャンピニオン以外にもエリンギや椎茸、エノキなどが入っていてきのこからジワッと出てくるジュースと生ハムの塩気がたまりません。
最後の最後にきのこのジュースと半熟卵をからませたガレットを口いっぱいに頬張るとそれはもう笑顔しか出ませんよね。景色も最高だし!

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

春野菜のグリルと生ハムのガレット。
筍、パプリカ、茄子、ズッキーニなど、食感の違うお野菜を豪快に盛り付けて、生ハムをトッピングした色彩豊かな一皿。溶けたチーズを絡ませればチーズフォンデュのような幸せ感が楽しめて、ガレット生地が最後までパリパリで香ばしいから飽きが来ずに美味しく食べすすめられます。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

デザートにはフランス産の小麦粉を使用したクレープのラズベリーアイスクリーム添え。
モチモチ感よりふわっとした食感の厚みのあるクレープにラズベリーの爽やかな酸味が良く合います。少し焦げた周りの淵の部分が香ばしくて美味しかったです。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

四つ折りにしたガレットをモチーフにしたお店のショップカード。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

越前岬水仙ランド入り口から入り最初に見えるこの建物(旧自然文学資料館)が店舗です。
1Fが厨房とバリアフリーの個室、2Fが展望レストランになっています。

越前岬水仙ランド内にオープンするガレット専門店、HAZE(ヘイズ)Garette Cafeの試食会にお招きいただきました。

[HAZE(ヘイズ)Garette Cafe]
〒916-0303 福井県丹生郡越前町血ヶ平25-2 越前岬水仙ランド内
電話:0778-37-1112
営業時間:11:00~20:00
定休日:木

[3月16日(木)]
天気:曇り
石臼工場内室温:10℃
石臼工場内湿度:46%
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お取引先そば製粉所の廃業により類似製品の提案・試作をご希望の方へ、カガセイフンが全力で対応いたします。

これまで私たちはそば店様、ガレット専門店様、レストラン、企業様に新規開業のためのご提案はもちろん、既存製品の問題点についてご相談やご要望をお聞きして貴店オリジナルのそば粉をご提案してまいりました。

近年、既存取引先が何らかの理由で廃業してしまい、お店の味の根本である「そば粉」が手に入らなくなってそれまでの品質を維持できなくなるというケースが増えております。そういった時のご相談に対して、私どもカガセイフンが全力でお応えしていきたいと思っております。

お取引先そば製粉所の廃業により類似製品の提案・試作をご希望の方へ、カガセイフンが全力で対応いたします。

【無料でご相談】カガセイフンにお任せください

[その1] 幼いころから先祖代々続くそば粉屋で父や祖父の背中を見て育った6代目の加賀健太郎を始め、製造を行う全スタッフが全力で対応致します。

[その2] 蕎麦鑑定士の資格を持ち、徹底した品質管理の元、石臼製粉を専門行っております。

[その3] 東京の老舗有名そば店から割烹・料亭、ガレット店まで、幅広い専門店から継続的な高い評価をいただいております。

ご相談には専門知識をもったスタッフが対応します。
そば粉製造においては一人一人が担当する石臼があり、それぞれに独自のノウハウを持ちながらもそのノウハウを共有しております。
30台の個性豊かな石臼を使い分け、お客様のご要望に合わせて挽き臼を選んで製粉します。
カガセイフンの製粉技術およびカガセイフンの石臼は、カガセイフンの歴史とスキルそのものなのです。

費用:そば粉のご相談はすべて無料です

そば粉のご相談、ご提案の流れ

1.メール・TEL・お問合せフォームからご相談ください
TEL:0776-54-0578 FAX:0776-54-4268
お問合せフォームはこちら

2.改めて詳しくお悩みや問題をお聞きします。
必要な場合は、既存製品をお送りいただきます。
必要は場合は、お伺いしてお話しをお聞きします。
蕎麦やガレットなど、色味や質感などが分かる画像やデータなどありましたらお送りいただきます。

3.問題についてのご回答、または試作を重ねます。

4.御見積書をご用意いたします。
製粉コストや価格面につきましてはこの段階でご相談に応じます。
(最初から価格を設定されますと自由なご提案が実現できませんので、ある程度、形になってからお値段のご相談にのります)

5.ご注文方法は、お電話、FAX、メール、各種SNSにて対応いたします。

お問合せフォーム
株式会社カガセイフン 営業時間 午前9:00~17:30
TEL:0776-54-0578 FAX:0776-54-4268

[3月16日(木)]
天気:曇り
石臼工場内室温:10℃
石臼工場内湿度:46%
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薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a’ pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈のお洒落なお店です。

名古屋と言えば、味噌煮込みうどん、きしめん、手羽先、あんかけスパなど独特の食文化と今や全国的な認知度になりつつあるコメダコーヒーに代表される喫茶店文化など、強烈で一度はまってしまったらなかなか抜けられないものがありますが、僕の第3のふるさとであるこの街にも近年、本格的なガレットが食べられるお店が目立つようになってきました。

その一つがこちらのカフェパザパ(pas a’ pas)さん。
名古屋駅から徒歩15分ほどの那古野にあり、四間道(しけみち)という風情ある街並みの中に突如現るお洒落なお店です。

薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a' pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈で人気のお店。

4人が横一列にゆっくり掛けられるカウンターとテーブル席があるのですが、僕はこのカウンターが大好きです。正面のステンドグラスから明るく差し込む日差しが眩しすぎず暗すぎずちょうどいい感じで、コーヒー飲みながらゆっくり読書するには良い空間なのです。

薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a' pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈で人気のお店。

こちらがカフェパザパさんのガレット。海老とベーコンのクリームソースです。
ガレットメニューは基本的にこの1種類だけだそうですが、でも、このガレットがとても独創的で美味しいんです。

薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a' pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈で人気のお店。

ガレットの端の方を見ていただければ分かると思いますが、とても生地が薄くて羽根つきギョーザの皮を食べているような感覚です。パリッとしていながら食感もあるし、噛むほどに甘みとソバの香ばしさも感じられます。また一般的なガレットのように四隅を織り込んでいません。薄く焼かれた生地の上にたっぷりとソースを絡めた具材がのっていて、専門店のものとは盛り付けも違います。

薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a' pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈で人気のお店。

専門店ではこの厚みを均一にするためにトンボという道具を使って生地を広げていきますが、パザパさんではトンボを使わずにフライパンを動かす作業だけで光りを通すほどに薄い生地を1枚1枚焼きあげているそうです。すごいですねー

薄焼きガレットが美味しい!カフェパザパ(pas a' pas)[名古屋市那古野]は、四間道(しけみち)界隈で人気のお店。

このお店のオーナーは管理栄養士であり野菜ソムリエでもあるのですべてのメニューが女性に優しく栄養面も考えられています。女性客が圧倒的に多いのには納得できます。

[カフェパザパ(pas a’ pas)]
〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1-23-4
電話:052-485-7558
営業時間:月・火 11:30~15:00/土・日・祝 11:30~17:00
定休日:水・木・金

[2月23日(木)]
天気:雨
石臼工場内室温:12℃
石臼工場内湿度:63%
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年越しそば製粉大忙しの様子を福井新聞に取材いただきました。[2016.12.7]

年越しそば製粉大忙しの様子を福井新聞に取材いただきました。[2016.12.7]福井新聞(2016.12.7)1面より抜粋

年越しそば 製粉大忙し

福井 石臼30台フル稼働

直径45センチ、厚さ20センチの石臼が上下で重なり、ゆっくりと回り続けている。1分間に18回転。脇からは白っぽい粉がこぼれ落ちる。1日かけて約20キロ。県産新ソバの丁寧な製粉作業だ。年越しそばの準備が、ピークに差し掛かっている。

福井市高木中央1丁目の「カガセイフン」(加賀健太郎社長)では、30台の石臼が午前8時から午後6時ごろまでフル稼働している。現在は年末用として、製麺業者にそば粉を出荷。飲食店へは年の瀬が近づくほどに増えていく。今年のソバは長雨などによる若干の生育不順はあったものの、加賀社長は「味や香りは問題なし。今年もおいしいおそばをお届けします。」
本県の2015年のソバ作付面積は3,720ヘクタールで全国4位。そのほとんどが味が濃く、香りが強い在来種。石臼挽きの在来種でつくったおろしそばは、産地の1年を締めくくる最高のぜいたくかもしれない。

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■年越しそば向けに新ソバ石挽き(2016年12月06日20:58)
年越しそばの準備が、福井県内でピークに差し掛かっている。県産新ソバを丁寧に製粉。

[12月7日(水)]
天気:曇り
石臼工場内室温:13℃
石臼工場内湿度:61%
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100年そば粉 カガ製粉(旧末吉の越前そば粉)
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所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産無農薬そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

新所沢から真っ直ぐ歩いて10分少々のところにあるカフェ豆うさぎさんにやってきました。

こちらは福井県産有機無農薬栽培(オーガニック)の玄そばを原料にしたそば粉を使って本格的なガレットを提供されている所沢では数少ないお店だそうです。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

店名が「豆うさぎ」だからでしょうか。店内はどこに目をやってもうさぎがやってきます。
主に利用しているのは女性で1人か多くても2名くらいのグループが多いようです。年齢層も若者からおばさままで幅広く、じっくりと読書したりお喋りを楽しんだり、このお店はこの界隈に暮らす女性たちの癒しスポットであることが伝わってきます。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

メニューはリーズナブルでボリュームがあり、オシャレなカフェめし!といった充実の内容。
ガレットはこの4種から好きなものを選べます。今回は野菜たっぷりのヘルシーガレット(チーズトッピング)のセットをお願いしました。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

豆うさぎのオーナー鈴木さんは気さくで控えめな方ですがとても研究熱心で、今までも色々な挽き方のそば粉をご提案させていただいておりました。料理もお店も今が一番!と思ったらそこで終わり。常にいいものを探して、試作を探してより良いものを作っていきたいという思いがとても伝わってきて私もとても熱い気持ちになりました。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

野菜たっぷりのヘルシーガレットセット(チーズトッピング)。
カップに入ったひじきのサラダとトマトゼリーが嬉しい。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

全体的にやや薄めに焼かれたガレットは全体的にパリッと香ばしく仕上がっていて、歯を当てるとモチっとした食感を感じます。野菜とガレットのバランスがちょうど良くて、こういうのをあと引く美味しさって言うんでしょうね。

所沢で本格的なガレットが食べられる「カフェ豆うさぎ」は、福井産そば粉を使った絶妙な食感のガレットに仕上がっている。

半分ほど食べ進んだ頃に驚いたのは、普通、野菜がこれだけのっていてチーズの脂分も出ていると生地が水分を吸ってベタベタしたり柔らかくなってしまいがちですが、豆うさぎさんのガレットはそういったことがなく、最後までパリパリ感を楽しむことができました。

薄焼きながらパリパリとモチモチが共存していて具材の水分に左右されにくいガレット生地は驚きましたし、常に改良を重ねて研究されている鈴木さんの努力がこのガレットを作り出すのだなと感動しました。

美味しいガレットごちそうさまでした。

[11月17日(木)]
天気:雨
石臼工場内室温:15℃
石臼工場内湿度:66%
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「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

今年で4回目を迎えた大人の書道教室グループ展 in大安禅寺
2016年のテーマは「晴れ」。今年で3回目の作品を書かせていただきました。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

大人の書道教室グループ展2016のテーマは「晴れ」

「晴れ」という言葉は雲が少ないか全く無い空の状態を指しますが、辛い困難が解決したり努力が実った時、良くないことがいい方へ流れた時にも「晴れる」と表現しますよね。そんな「晴れ」という何気ない言葉ですが、自分にとって晴れとは一体どんなものか。また晴れという言葉にどんな意味を込めているのかを一人一人が書で表現します。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

山の良い香りに満ち満ちた大安禅寺はこれから紅葉が始まるという季節。
日が差せば暖かいけど、隠れると肌寒くなる。秋が深くなり北陸の長い冬が目の前に来ていると実感します。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

展示数は大人の書道教室の生徒44名と講師の書家西山鳳陽先生による計45作品。
人によって様々な顔や考え方があるように、人それぞれいろんな「晴れ」があって、いろんな想いがあって、それがどのように書に落とし込められているのか。お寺内の各所に散りばめられた作品はどれも生徒の強い想いを感じます。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

題字はもちろん、書き方や表現がどの作品もユニークで自由だと思いませんか?
通常の書道教室のように決まった形や書き方も教わりますが、感じた事を感じたまま純粋に表現するおもしろさを楽しませてくれるのがこのお習字教室のおもしろいところ。書道教室だけど書道教室じゃない。書道を通して自分を表現する勉強しているという感覚なのかもしれません。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

「喜心(きしん)」何事も喜びと感謝の心で接すれば伝わる。その心は・・

今回、僕は「喜心(きしん)」と書きました。
喜心とは、曹洞宗の開祖道元禅師が修行僧に食事を作る食事係の心得として示された三心(さんしん)の内の一つで、他に老心(ろうしん)と大心(だいしん)があります。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

「喜心」
人のために何かをする時に嫌々していると結果としてマイナスになることがある。そして、その行いをする方もされる方もお互いに嫌な思いをすることが多い。しかし、人の喜びも自分の喜びと捉え人の為になる行いを喜んでする奉仕の心をもっての行いは共に気持ちがいいものだ。この奉仕の心が喜心。喜心によって、自分の喜びが他人にも伝わり周囲の人達に喜びの輪が拡がっていく。

「老心」
親が子を思うように他の人を思いやる心。親が子を心配する際、ちょっと考えすぎでは?と思えるほど細かいところまで心配しますが、それと同じように他の人に対しても充分すぎるほど細かいところまで気配りをする。これが老心。懇切丁寧な”思いやり”の心。

「大心」
字のとおり大きな心ということ。山のごとく、空のごとく、海のごとく大きくゆったりとして、もの事をありのままに見つめるこだわりの無い心が大心。中性的で臨機応変な公平な心。

「喜心(きしん)」大人の書道教室グループ展2016「晴れ」in大安禅寺(福井市)

今回のテーマに「喜心」を選んだのは「何事にも喜びと感謝の心をもって真正面から向き合う。気持ちが伝わった時、その心はどんな青空より晴れやかになる。」という自分の想いと言葉の意味がぴったりだったからです。

毎回そうなんですが、書き終えた瞬間は自分の持っているものを精一杯出して書ききったという満足感でいっぱいになります。こうして改めて見ると自分の書いた書に教わるというか、自分の行いを見直すいい機会になります。この書道教室にご縁をいただいて本当に感謝です。

ご覧いただいた方々、ありがとうございました。

[10月25日(火)]
天気:曇り
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:45%
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