梯川お多福(能美市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。

小松市と能美市の市境にある、梯川(かけはしがわ)お多福さんへ行ってきました。
開店早々に入ろうとしたらすでに駐車場の半分が埋まっていて、入り口には列ができていたのにはびっくり!美味しいものが食べられそうな予感がします♪
僕ら以外、石川ナンバーだったり、客層が夫婦2人組や3世代家族が多いところを見ると、この辺りに住んでいる地元の方のファンが多いんでしょうね。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
開店の暖簾がかかると一斉にお客さんが席につき、後から後から人が入ってきてあっという間に座敷は満席。おじいちゃん、おばあちゃんと孫を連れた若夫婦のグループが目立ちます。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
以前から食べたいとは思いつつもなかなか縁がなかった小松うどん。
やっと食べる機会に恵まれました。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
さぬきうどんの半分くらいの切り幅で薄ら透明感がある麺は涼しげで食欲をそそります。
口に運ぶと、くにゅくにゅもちもちツルツルの絶妙な食感。なるほど!これはクセになるかも。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
ざる蕎麦もいただきました。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
江戸そばの老舗有名店のような洗練された感じではなくて、これはきっと万人を幸せにするというか、みんなが普通に美味しい!と思えるような平打ちでさっぱりしたお蕎麦に仕上がっています。こういう味って簡単そうに見えて案外難しいんですよね。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
メニューには中華そばもあったので、それもオーダー。
写真撮り忘れてしまったんですが、そば屋の中華そばって何でこんなに美味しいんですかね(笑)
和風だしがきいていてラーメンとは違うほっとするような満足感があります。

梯川お多福(小松市)は、国産小麦の小松うどんが食べられる地元密着の温かいお店。
席が空くのを待つお客さんが増えてきたので早々にお店を出ましたが、地元に愛される地域密着型のお店っていいですね~。お店はもちろん、そこに通うお客さんにも温もりや愛情があって、お互いがお互いを育てあっているような感じっていうんですかね。こういうお店は世代を超えて末長く続いてほしいなと思います。

ごちそうさまでした。

[梯川 お多福]
住所:石川県能美市大長野町リ-20-1
電話:0761-57-0535
営業時間 (月~金)11:30~15:30/17:30~21:30、(土日祝)11:30~21:30
定休日:水曜日

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大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、名水百選の御清水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。

福井市から中部縦貫道を車で30分ほど走った山間部にある大野市は、名水百選でも有名な御清水(おしょうず)がこんこんと湧き出る地下水の豊かな地域で、家庭に1つ井戸があると言われています。空気はもちろん美味しく、地元ローカルCMでは「大野はいい人ばっかや。」と流れるくらい穏やかで温かい人間性。
そんな奥越大野市で長きにわたり地元産にこだわった越前そばを食べさせてくれる「そばはうす ゑびすや」さん。開店時間めがけてきたのにすでに駐車場の6割が埋まっている人気ぶり。中部縦貫道から山を越えてやってくるせいか、ナンバーは尾張小牧や岐阜、飛騨など、東海エリアが多いです。

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。
お店前で風になびく旗には、在来種そば王国 福井「大野在来そば」の文字。
いや~これだけで美味しいと思っちゃいますね♪

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。
入り口を入るとすぐ右手にそば打ちスペース。
このちょっと開店時間に掃除まで手が回らなかった感じが打ちたてを食べられるという何よりのメッセージだと僕は受け取ったんですが、みなさんどうですか?(笑)

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。
メニューには出汁について書かれています。
かけ蕎麦、おろし蕎麦、ざる蕎麦など食べ方によって出汁が違うようです。こういう説明があると全部味わってみたくなるんですよね(笑) 大野市内の飲食店さんは、素材の味にも当然こだわりがあると思いますが、そもそも水が良いというのが福井県内でも優位性があります。

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。

▼越前おろし蕎麦(520円)
見た目は至って普通で、福井県内であればどこにでもある一般的なもの。

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。
お蕎麦はやや平打ちで、モチっとした歯ごたえとツルツルしていながら出汁がほどよく絡まるザラツキ感があります。噛むほどに香ばしいそばの風味と甘みが広がって、かつお節やネギの強い味が要らないと感じるほどです。

大野在来そばのふるさと大野市にあるそばはうすゑびすやでは、井戸水で打つ香り高い蕎麦が味わえる。
大野で育った大野在来そばを、大野のミネラル豊富な地下水「御清水」を使って蕎麦を打ち、御清水を使った湯で茹で上げて、御清水で取った出汁でいただく。何もないけどすべてが揃っている贅沢をぜひ体験していただきたいです。
まさに「大野はいい人ばっかや。」という心が伝わるようなお蕎麦です。この味わいは大野まで来ないと味わえない最高の贅沢だと思います。だから他県から足しげく大野の地までやってくるんでしょうね。

美味しかったです!

[そばはうす ゑびすや]
住所:福井県大野市有明町9-18
電話:0779-66-3093
営業時間 11:00~14:00/17:00~21:00
定休日:水曜日

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令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。

ソバに限らず農作物は全般的に地産地消で行うという習慣が根強い、南越前町(旧今庄町)のそば圃場です。この辺りの生育状況を見ると、こちらは先日行った大野市よりも数日後に播いている印象です。花は確認できませんでしたが、蕾が膨らんでいるのでもうまもなく開花というところでしょうか。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
花が咲いていない割に大野市より飛んでいる虫の数が多いので積極的な交配が期待できそうです。湿害も問題なさそうですね。今のところ安心しています。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
茎の色も良いですね。
地中から必要な水分を吸い上げている感じが伝わるようです。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
雑草がちょっと目立ちますが、現状での被害はほとんどないでしょう。
これからが楽しみです。

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令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。

福井県の山間部、奥越大野市のそば圃場です。
この日、太平洋側には大型台風が接近しており、福井県の気温は32℃を超えて残暑というより、夏に逆戻りと言った感じでした。日差しがとても強く、空も青く高かったです。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。
そんな中、太陽に向かってのびるソバ。
これくらいの高さまで伸びてくると台風による強風で例年、倒伏していたのですが、今年はまだ台風の被害が無く、真っすぐ育っています。ここ数年、大野市ではこういう姿がなかなか見られなかったのでちょっと嬉しくなりました。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。

先週はまとまった雨が降ったので湿害を心配していたのですが、茎を見る限り問題ないようです。
場所によっては白い花が開花しているところもあり、再来週には満開になっているでしょうね。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。
今の時代、台風が来ないということはないので、なるべく被害がないようにと祈るしかなく、特に過去5年以内では一番いい育ち方をしている今年はなおさらです。定期的に圃場を見て回って生育状況を確認していきたいと思います。

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令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。

今日の福井市は気温32℃まで上がる夏日となりました。
日差しも8月に比べれば弱くなったとはいえ、かなり厳しかったです。

そんな中、心と体を涼しくさせてくれるそば畑。
青い空とのコントラストがきれいですよね。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。
こちらはあわら市の圃場です。
すぐ目の前に海が広がっている丘陵地なので、土質は粘度と砂地が混じったような感じで水はけがよく、また、この辺りは小高い丘になっているので大雨が降っても大きな被害がでにくいという優位性があります。しかし、水はけが良い分、雨が降らないとダメになってしまうというリスクがあります。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。
茎は太く育ち、しっかりと土に根を張っている姿を見ると今年の作柄をついつい期待してしまいますが、これから大型台風がバンバンやってくるので、期待と不安が入り混じった微妙な気持ちです。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。

とにかく現状はおおむね良好です。
このまま収穫まで行ってほしいとは思いますが、多分、そうそう上手く行かないでしょうから、せめて元気な茎と青々とした葉に願いを寄せたいです。

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JR高月駅東口の十割蕎麦一休(いっきゅう)では、滋賀県産そばを使った自家製粉石臼挽きの極細切り蕎麦が楽しめる。

今日は2019年8月7日。
梅雨が明け、7月末より福井県内では秋そば(福井在来種)の播種が始まりました。昨年は空梅雨で播種しても発芽しないという干ばつの被害が出てしまいましたが、今年は梅雨時にまとまった雨が降ったので、土の表面はカラカラでも土中には水分があるので、順調に発芽し始めているようです。

一方、こちらは滋賀県長浜市の圃場↓
ここでは信濃1号を栽培していただいており、ちょうどお盆前の播種作業真っ盛り。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
昨年、自家取りした種そばと有機肥料を播いています。
気温は35℃を超え、日差しも一段と強い。福井と滋賀は隣同士ですが、福井よりも湿度が低いからか日差しが直に当たるような感じで肌がヒリヒリします。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
花が咲くころにもう一度、訪問することにして・・
近くのそば屋さんへ直行♪

JR高月駅の東口にある「十割蕎麦一休(いっきゅう)」さんです。
この佇まいなので一見、そば屋とは分かりませんが、高月駅前の建物の中では一段と目立ちますし十割そばの旗を目印にしてください(笑)

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
まず、驚かされたのが、このログハウス調の建物はすべて店主自ら建てたんだそうです。そして店主は住職でもあるそうで、お店の看板には「十割蕎麦 坊主bar 一休」と書かれています。店内は木で囲まれててとても涼しく感じます。冬は逆に暖かく感じるんでしょうね。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
一休さんでは、近くの圃場で栽培されてた滋賀県産の玄そばを自家製粉しているそうです。蕎麦はつなぎ粉を使用しない十割そば。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
お薦めの二種盛十割蕎麦(1,000円)をお願いしました。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
まず一皿目のお蕎麦は、挽きぐるみの黒。
甘めのお出汁と薬味、塩、一口ソバの実ご飯がついています。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
1ミリ弱くらいの切り幅でしょうか。箸で手繰るのが怖くなるくらい非常に細く切られた麺線がすごく美しい。蕎麦が細いからスルスルとすすると舌の上で甘さが強調されて、2,3回ほど噛むと蕎麦の旨みが感じられる。とにかく細い分だけすぐにのびてしまうから賞味期限はせいぜい5分というところでしょうか。

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
続いて丸抜きの白。
こちらも細いです。黒よりさらに細いように感じます。これもなるべく早く食べないとそばの香りも食感も失われてしまうので、まず一口食べて写真を撮りました(笑)

JR高月駅(東口)の十割蕎麦一休(いっきゅう)は、滋賀県産そばを自家石臼挽きの極細切り蕎麦で楽しめる。
皮が取られているから雑味のない洗練された上品な甘みを感じることができます。福井ではここまで細切りのお蕎麦は無いので、とても新鮮で一口一口じっくりと味わいました。黒い方が味が強いので個人的には白から食べたかったですが、黒・白1種類ずつ提供してもらえたことは嬉しかったです。

滋賀県は意外と蕎麦屋さんが多いんですが、やっぱりラーメンなイメージが強いです。でもこうやって美味しいお蕎麦屋さんが増えていくのはとてもいいことですね。滋賀県なりのそば文化を広げて行ってほしいと思いました。

[十割蕎麦 坊主bar 一休]
〒529-0232 滋賀県長浜市高月町落川54-1
電話:0749-85-8050
営業時間:11:30~15:00/17:00~21:00
定休日:火

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高崎駅前のそば処きのえねは、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。

JR高崎駅西口から徒歩5分のところにある、そば処甲子(きのえね)さんに行ってきました。
以前からとてもお世話になっている方にこちらのお店をご紹介いただいて以来、いつか機会を見つけて行ってみたいと思っていました。北陸新幹線で東京へ行く際に高崎を通り過ぎることはあっても降りる機会になかなか恵まれず、3年・・いや5年経つかもしれません。今回、ようやく行くことができました。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。
11時30分の開店時間を見計らってすぐに入店したつもりだったんですが、僕がお店のドアを開けたらすでにたくさんのお客さんが席についていて、かろうじて空いていた席に通されたら満席。
馴染みの常連さんが多いようで、接客されているお姉さんとお客さんの距離が近く、会話もご近所さんと井戸端会議しているような感じがすごくいい!高崎は福井よりずっと都会ですが、店内に広がる優しくてほわ~っとした空気感が田舎に帰ってきたような雰囲気に包まれていて実に居心地がいいです。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。
メニューは定番から期間限定ものまで色々な種類があるので迷ましたが、初めてのお店ですから単純に「もりそば」と「田舎せいろそば」をお願いしました。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。
お客さんの話に耳を傾けるのもいいですが、店内にちょこちょこと散りばめられた小ネタが目を楽しませてくれます。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。
まずは、もりそば(600円)。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。
メニューには、石臼挽き特上そば粉使用と書かれています。
江戸そばのように白っぽく上品な麺線。そば本来の味というよりは鼻から抜けるさっぱりした香りを楽しめるお蕎麦は、いくらでもお腹に入りそうです。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。

そして、田舎せいろそば(850円)。

高崎駅前のそば処きのえね(高崎)は、高崎市民に長く愛されている憩いのそば店。

「田舎せいろ」なので黒っぽいお蕎麦を期待していましたが、多分、お蕎麦はもりそばと同じで、大根、里芋、ニンジン、薄揚げ、ネギなどが入ったけんちん汁のような温汁につけて食べるスタイルをこちらでは「田舎せいろ」と読ぶんでしょうね。イメージと全く違っていましたが、これはこれで美味しい!

次から次へとお客さんが入ってきて待ちが出ているようだったので、早々に食べてお店をでましたが、もう少しゆっくり店内の会話を楽しみたかったなーと思うほど、人情味のある街のお蕎麦屋さんという感じで、こういうお店はどこへ行っても絶対必要だなーって思いました。

ごちそうさまでした♪

[そば処 きのえね]
〒370-0052 群馬県高崎市旭町37
電話:027-322-5806
営業時間:(平日)11:30~15:00/(土日祝)11:30~16:00
定休日:水・木

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東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

2019年春、東京・浅草にオープンしたFleur de Sarrasin(フルール ド サラザン)さんに行ってきました。こちらの店主である玉越さんは、昨年、僕がフランス・ブルターニュへ本場のガレット文化を勉強するため視察に行った際に、サン=マロという街にあるガレット店で大変お世話になり、帰国された後、自身のお店を持つにあたり都内の老舗そば店でも日本蕎麦を学んだというほど「そば愛」の強い方。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。お店の場所は、浅草駅(つくばエキスプレス)から徒歩3分ほど。
奥様と二人三脚で店づくりから考案されたという店内は、清潔感があり細部にまで気遣いとこだわりが垣間見える居心地のいい雰囲気。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

ところどころに飾ってあるそば畑の写真も綺麗です。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

こちらではそば粉も石臼で自家製粉しているというから驚きです。
ガレット専門店をはじめ、ガレットをメニューに加えているお店は都内を中心に今や全国的に広がっていますが、石臼を取り入れてそばの実を製粉するところからガレットづくりをしているお店はなかなかないと思います。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

玉越さんは、自身の求めるガレットに仕上げるためのそば粉の挽き方にかなり苦労されたそうです。少しでも調整が狂うと焼き上がりの食感や色に影響してくるので、何度も何度も試作を繰り返してようやく納得の挽き方ができるようになったとか。

我々、そば粉を専門に扱う仕事をしていても原料の状態や粒の大きさ、産地ごとに個体差がある中でお客様のご要望に合わせた製粉をし続けるのは大変なのに、それをやってのけるには目標に向かって貪欲に努力できる根気がないと続きません。玉越さんの想いが伝わってきます。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

お昼時はランチメニューで食事とデザートの2種類のガレットが楽しめます。
最初にお願いしたのは、「辛口ソーセージ(チョリソ)のガレット」。フランスから持ってきたガスのガレットパンで高温で香ばしく焼き上げられます。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。
↓ここが他のガレット店とは違うところ。
一般的なガレット店やカフェではナイフとフォークで食べますが、フルール・ド・サラザンでは、あらかじめロール状に巻かれ一口サイズにカットしてくれます。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。
しかも、とろみをつけたそばつゆにつけて食べるという食べ方はいかにも日本人が好みそうな発想です。ガレットの本場で修業してきたからといって正統派ガレットを出すのではなく、本場ではまずやらない原料選びから製粉、食べ方の楽しさなど、型にはまらないスタイルがとてもいいですね。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。生地の表面はパリッと香ばしく、中はほのかにモチモチ感があって卵とチーズとチョリソの塩気のバランスがちょうどいい。チョリソとそばつゆがどうなのかな?って思ったんですが、とろみがつけてあるからでしょうか、全然ケンカすること無く控えめなソースっぽくって美味しかったです。

デザートは「リンゴのコンフィチュールガレット」。
こちらの生地は食事用と違ってさっくりふわふわした軽い食感。甘酸っぱい自家製コンフィチュールとすごく相性がいいです。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。
最後にお二人で写真をお願いしました。
お忙しい時間帯なのに楽しくお話させていただきありがとうございました。
このブログを読んで興味を持っていただいたあなた様、ぜひ一度行ってみてください。

東京浅草フルール・ド・サラザンでは、自家製粉石臼挽きそば粉のガレットロールが楽しめる。

[Fleur de Sarrasin(フルール ド サラザン)]
111-0035 東京都台東区西浅草2-14-2 インパレス1-1F
電話:03-6876-1851
営業時間:11:45~14:00/17:45~22:00
定休日:不定休

▼【現地視察】ガレットの本場フランス・ブルターニュへ
https://www.kaga-seifun.com/galette/

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在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。

奥越前の勝山市は県内でも有数の豪雪地帯であり、米をはじめ在来そばの産地でもあります。酒どころとしても有名で豊富な地下水と厳しい寒さの中で仕込まれる勝山の名酒「一本義」の新酒まつりには毎年、県内外から多くの酒好きが新酒を求めてやってきます。
また、今や福井を代表する観光地となった恐竜博物館もこの地にあり、季節を問わず多くの恐竜好きが集まってきます。

そんな勝山市では、雪を利用した「雪室」で勝山市の食をより豊かにする取り組みが行われており、今回、その雪室を特別に見せていただきました。

雪室とは・・
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の力で冷やした天然の冷蔵庫で食品を保存する雪国古来の知恵。
室内は温度0℃・湿度90%以上の一定した環境で、電気振動がなく光や乾燥による食品への影響が少ないため、鮮度を保ち美味しさを向上させることができます。
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米を低温保管するための倉庫を雪室として利用し、冬の間に倉庫が満タンになるほど新雪を入れるそうですが、昨年冬は暖冬で勝山市内にはほとんど雪が降らなかったため、山に登ってかき集めてきたそうです。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。
外は35℃を超える猛暑でしたが、雪室の中の気温は2℃前後と体が縮こまるような寒さ。
雪室を見たのは人生で2度目で、初めて見たのは新潟にあるワイン醸造所でした。そこでは地下にあるワイン蔵に雪室の冷気を送り込んで低温熟成させていたのですが、5℃以下の低温で湿度90%以上に保たれているとワインにとっていい効果が得られると言っていました。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。
雪室の中では、ソバ、味噌、大根、日本酒、発酵食品などいろいろなものが熟成されていました。大根は甘みが強くなり、日本酒はまろやかな仕上がりになるそうです。そばは新そばの風味や鮮度が長持ちし、そばの味が最も劣るとされる夏に鮮度の高い蕎麦が提供できると地元のそば店では好評だそうです。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。

雪室そばは期間限定にはなりますが、勝山市内の限られたそば店にて味わうことができます。ご興味のある方はぜひ、ご賞味ください。

▼雪室で寝かせた蕎麦「雪室そば」をぜひとも、ご賞味ください。
https://www.city.katsuyama.fukui.jp/soshiki/11/886.html

▼詳しくは勝山市ホームページ
大地の恵み「雪」を活用した新たな魅力「奥越前かつやま雪室」

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道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。

中部縦貫道(無料区間)の上志比I.C.から勝山方面へ向かったところにある道の駅永平寺(禅の里)にて、地そばの永平寺在来そば粉を100%使った粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。場所柄、県外客が多いそうですが、隣に温泉があることもあり地元の方にも愛されている道の駅です。

道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。
駅内にあるレストランでは、地そばを使った二八蕎麦がレギュラーメニューとして人気なのですが、この度、十割の粗挽き蕎麦が限定でレギュラーメニュー入りするということで、そのお披露目を兼ねてイベントが行われました。噂を聞きつけた近隣住民の方々が開始予定時間より早く集まり、目の前でそば粉が麺に仕上がっていく様子を興味深そうに見ていらっしゃいました。

道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。

時折、お客様からそば打ちの質問が飛び交い、お客様同士でもそばの話に花が咲く。
ソバの話題だけで何時間も喋っていられるというのも福井県人ならではなのかなと思います。

道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。
巻きつけて伸ばしていく度にみるみる大きくなっていく麺帯。丸から四角になった時に歓声が上がります。気が付けば駐車場は満車で、レストランには長蛇の列。

道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。
打ちあがった粗挽き十割蕎麦。
大根おろしが入った出汁の他に天然塩が2種類とワサビが添えられます。

道の駅禅の里(永平寺町)にて、永平寺在来そば粉100%の粗挽き手打ち十割そば祭りが開催されました。

まずは塩で一口。わさびで一口。最後に出汁と一緒に♪
1皿で3度美味しいお蕎麦を噛みしめて味わっていただきたいのですが、1日数量限定なのでお早めにどうぞ。
二八と十割と食べ比べていただくと違いがよく分かります。

[永平寺町の道の駅(禅の里)]
福井県吉田郡永平寺町清水2-21-1
TEL:0776-64-3377
営業時間 10:00~19:00
定休日:第1・第3水曜日、年末年始(その他臨時休業あり)

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