おはようございます!
越前おろしそばを食べに三重県いなべ市に行ってきました。
そんなの福井にいるんやで地元で食べればいいやん!何で三重県までいかなあかんの?って声が聞こえてきそうですが、県外の越前そば屋のお客さんって、当たり前ですが福井県民とは舌が違うので、その土地の醤油とかダシとか、細かい違いが大きな味の違いになっていて、同じ越前おろしそばでも提供の仕方や盛り付けが異なり、気づきがあってすごく勉強になるんです。
こちらのお店のご主人は福井県出身で、福井のお蕎麦を三重県の方々にも食べてもらいたいと、去年の11月まで山間にある古民家を改装して営業されていたんですが、12月に大通り沿いに移転オープンしたということで、お邪魔させていただこうと思っていました。
そばの前に旬の新鮮な魚の天ぷらをいただきます。
肉厚のイカ、殻ごと食べられるミソたっぷりの甘えび、甘みのある白キス、香りが強くてホクホクのめごち。素材本来の香りと甘みが感じられて最高に美味しいですよ、これは。
挽きぐるみの味わい深いそば粉を近くの湧水で打つ細打ち10割の田舎そばと、強い蕎麦に負けないよう時間をかけてじっくり抽出した無添加のおダシ。
福井のそばは粘りがあってモチモチ感が出やすいので、挽きぐるみだと弾力ある噛み応えがあるのですが、こちらは10割の生粉打ちでシャキシャキと歯切れの良い食感が心地よいです。
あ、食べるのに夢中で一番大切な蕎麦の写真、忘れました。ぜひ、食べに行ってみてください。
福井では麺は太めだったり平打ちが多いのですが、この辺では細打ちの方が食べやすく受け入れやすいんでしょうね。汗をかいた瞬間から蒸発するくらい暑い最中に、シャキッと冷えたおろしそばはたまりませんね!
昼のみの営業ながらお店に入った途端、続々とお客さんが入ってきます。僕たちが食べている間も流れは止まりません。
三重県にはそば文化が元々なかったそうですが、今こうしておろしそばの大盛りをサラッと食べてスッと帰られる方や、じっくりとお酒を楽しみながら蕎麦前から入る方、ソースかつ丼を食べて「美味い!美味い!」と笑顔になるお子さんたち、そば湯を味わいながら近所のそば屋談義で話が弾むご夫婦など、いろんな方が色々な楽しみをされている姿が嬉しくて、蕎麦っ喰いの福井県民として誇りに思いました。
お近くの方、滋味たっぷりの越前そばを味わってみてください。
生粉打ちそば 響庵
TEL:0594-72-5201
住所:三重県いなべ市北勢町治田外面178
営業時間:11:00~14:30(L.O.14:00) ※売り切れ早しまいあり
[7月31日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:25℃
石臼工場内湿度:68%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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