そば粉屋六代目のブログタイトルである、「越前そば粉屋六代目は石臼挽きの音に癒される」は、どういう経緯でそうなったの?

おはようございます。
今日の天気予報は雨ですが、今は何とか雨を持ちこたえている曇り空が広がっています。
気温が低いのでジメジメした感じではありませんが、高くなってくるとたまらない蒸し暑さになるんじゃないかなーと思います。

僕が日々の粉奈屋の様子やそば粉に対する想いを書いている、この「越前そば粉屋六代目は石臼挽きの音に癒される」というブログですが、なぜこんなタイトルがついたのかということをちょっとご紹介したいと思います。

僕は粉奈屋に生まれて、祖父や両親が当たり前にそば粉を挽く仕事を見たり、石臼の「ゴォーッ、ゴォーッ」という摩擦音を聞きながら育ってきました。いつも自分ほどの大きな石臼が回っていて、自分より大きな玄そばの袋や製粉機が並ぶ工場が遊び場でした。

小さいころから石臼の音を聞きながらじっと見つめていると、なんだか気持ちよくなって眠くなってくるんですよ。
回っているから変な催眠効果もあるのかな・・とも思ってたんですが、なんでしょう、ひょっとしたら母親のお腹の中の音に近いのかな・・とも感じたり。

一定のリズムで聞こえる「ゴォーッ、ゴォーッ」という音は自分にとっては、ある意味では癒しの音色なのかなと思った時に、そのままをこのブログのタイトルをにしようと思ったわけです。

“石臼の音”ってとても大切で、無口な石臼が唯一、自分の調子や不具合を伝えてくれる手段なんです。
粉挽き職人たちはこの音を聞き分けて毎日そば粉を挽いているんですが、この話はまた今度、お話しますね。

それでは今日も1日よろしくお願いします!

[7月3日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:70%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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