丸抜き(抜き実)の粗挽きそば粉【吉峰】は、打ちたてよりも一晩、保存した方が美味いというお声をいただきました。

おはようございます!
今日は涼しいんですが、肌に湿気が吸い付くような気持ち悪さがあります。
これで気温が上がると最高にジメジメするんで、このまま過ごしたいもんです。

福井県産100%の抜き粗挽きそば粉【吉峰(きっぽう)】をお買い求めいただいたお客様より、嬉しい声をいただきましたのでご紹介させていただきます。

丸抜き(抜き実)の粗挽きそば粉【吉峰】は、打ちたてよりも一晩置いた方が美味いというお声をいただきました。

「吉峰は一晩立った方が美味しかった」

粗挽きの食感とそばにブツブツと入る粗粒を噛んだ時に感じるほのかなそばの甘い香りが特徴の【吉峰】抜粗挽きそば粉ですが、購入した日の夜に打ったものより、一晩置いたものの方が蕎麦の香りや甘さが格段によくなって美味しかったという声をいただきました。美味しくお召し上がりいただきありがとうございます!一晩ってだいたいどれくらいの時間かお聞きしたら、大体、打ってから12時間ほどだそうです。

蕎麦は、挽きたて、打ちたて、茹でたてが一番美味しいと言いますが、そば粉の挽き方によっては打ちたてよりも少し時間を置いた方が美味しいということがあります。細かく挽いたそば粉だと粒子が小さいので水回りが早く、そば打ちの作業時間内でも十分水分が行き渡ります。弊社の銘柄で言いますと【水仙】抜実挽きそば粉がそうです。この場合は挽きたて、打ちたて、茹でたてが一番美味しいでしょう。

でも、粗挽きそば粉などは粒子が大きいので水回りに時間がかかります。
たとえ水回し作業で丁寧に加水してきれいな蕎麦に仕上げたとしても、粒子一つ一つに完全に水分が浸透するまでには多少、時間がかかるので、打ちたてをすぐ茹でたものより、一晩寝かせた蕎麦の方が美味しくなったのかもしれませんね。

一晩置くと言っても、保存には注意が必要です。
蕎麦の保存は難しく、一つ間違うとすべてが台無しです。

上手に保存するための道具は木の生舟が一番良いのですが、家庭では生舟もなかなかないので、代用品として蕎麦を折らずに保存できる大きさのタッパーやステンレスバットなど、密閉できるものを用意しましょう。

容器の底に手ぬぐいを敷き、蕎麦を並べます。蕎麦の上からも手ぬぐいをかぶせて上から霧吹きで2,3度水分を吹き付ければ蕎麦の乾燥を防ぎます。蕎麦から蒸発する余分な水分は手ぬぐいが吸収してくれますし、蒸発した水分が蕎麦へ逆流することも防ぎます。
容器に入れたら冷蔵庫の野菜室に入れて保管してください。生ものですので保存できる期間は、せいぜい1日24時間くらいです。

弊社の製造するそば粉は防腐剤やその他添加物を一切加えておりません。無農薬・低農薬の玄そばをそのままそば粉にしておりますので、1日を越えますとそばが酸化して香りが臭いへと変化していきます。

「寝かす」というのも大切な工程です。
ぜひ試してみてください。

[7月4日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:75%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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