おはようございます!
今朝は涼しくて気持ちいいのですが、なんかジメジメします。
湿度計は69%で、この時期としては特別高いわけじゃないんですけどね。
単純に体が熱いんでしょうね。熱中症に気をつけないといけません。
福井もとうとう梅雨明けし、本格的な夏が始まります。
明日からは夏休みなんですねー。曜日の感覚なくお仕事してると、そんなことも頭から消えてしまって朝のニュースで初めて知る始末。
いけません・・もう少しちゃんとしないと。
それでは、今日も頑張っていきましょう!
「そば粉に上級者むけとかの意味がよくわからなかったが、打ってみてよくわかりました。」というお声を頂戴しました。
末吉の越前そば粉オンラインショップでは、そば粉選びの3つのポイントとして、[鮮度]、[挽き]、[原料]に関するこだわりをご紹介しておりますが、その下のそば粉の特徴分布図で色みや、細かい・粗いなどの粒度、透明感の有無、そして、「初級者向き」と「中・上級者向き」に弊社の銘柄を分けて打ちやすさのレベルが分かるようにしています。
一番打ちやすいのは、【水仙】抜実挽そば粉で、次いで【金華】特上そば粉があります。
この両銘柄は弊社の定番商品で、そばの味・香りが良く、【水仙】は白めでツルツルとした食感、【金華】は中間色でモチモチした食感が特徴です。どちらも10割で打てるところも人気の秘密です。
1番人気の銘柄は、挽きぐるみ全粒粉の【越前】丸挽きそば粉です。
皮付きのまま石臼でゆっくり挽いた色黒いそば粉で、そばの素朴な味わいと香ばしい香りは他の銘柄の追随を許しません。
粘りが強い福井県産の玄そばを挽きぐるみで挽いているので、粘りがそのままそば粉へと伝わります。コネの時にはコネ鉢に粉がこびりついたり、そば玉に弾力が出ますのでコネ上げるには少々力が要りますが、加水率を低めにしてコシが出るよう力強く打ちますと、蕎麦を噛んだ時に麺が心地よく歯を押し返す独特の食感が生まれます。
【奥越】粗挽きそば粉、【吉峰】抜粗挽そば粉、【一乗】蕎麦掻そば粉の粗挽き3兄弟は、一筋縄ではうまくいかないけど、加水が決まってきれいに打ち上げた時の感動はひとしおです。
「毎日、蕎麦を打ってるけど、1日たりとも同じ蕎麦にならない」とよくそば屋のご主人が口にしますが、そば粉も同じです。
その日の気温や湿度、気候に左右されますし、石臼の状態も常に一定ではありません。同じように挽いていても全然違う粉になることもしばしばあります。人間と同じですね。
だからこそ、そこに面白味があります。
使う玄そばは同じものでも、挽き臼、回転数、石臼に落とす量、仕上げの篩などを変えることで全く個性の違うそば粉が生まれるというのは不思議だし、引き込まれる魅力があります。
日本は蕎麦大国。
北から南までそばの産地がありますので、全国のそばの味を食べ比べるのも面白いですよね。
[7月20日(金)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)、春江町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:23℃
石臼工場内湿度:69%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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