おはようございます!
今日は雪は降らないものの、気温が低く寒い日となっております。
寒いのもだんだん辛くなってきたのでそろそろ春が来てほしいと思うのですが、今シーズンの冬は雪が少なかったのでちょっと物足りなさも感じます。残りわずかな冬を楽しもうと思います。
さて、久しぶりに蕎麦打ちしてみました。
毎回、超粗挽きとか粗粒だらけとか、いろんな銘柄をミックスするとかまともなそば粉を打たないのですが、今回もそのセンです。【吉峰】粗挽きそば粉をベースに【水仙】抜実挽そば粉をつなぎ代わりに使い、そこに麻王伝兵衛特製の福井のブランドトマト越のルビーの粉末をブレンドしたトマト切りに挑戦です。
そば粉900gとつなぎ粉100gの九一(くいち)に対してトマトパウダーが30gの割合です。
トマト粉末に粘度があるので篩にかけた後から粉同士がダマになっていきます。
一回目の加水から水回しをしている時に甘く爽やかな強烈なトマトの香りが立ち昇ってきて、2回3回と加水して水が回ってきたころに後を追いかけるようにソバの香りが昇ってくる。2段階の楽しみがあってとても気持ちがいい!
キツかったですが加水率45%の固めに仕上げました。
もっとはっきりとトマト色が出るかと思ったんですが、意外と出ませんでした。1kgのそば粉に対してトマトパウダー30gではちょっと少なかったですかね。次回は100gくらい入れてやってみます。
コネからのしにかけては水回しの時に香ったトマトの香りはほとんど感じず、そばの香りの方が強かったです。噛んで食べる方がトマトの味が分かるかなと思って2mm~2.5mmの太打ちで切りました。
茹でた時にトマト色が発色するかも・・と期待していたんですが、思ったほど色が出ず、そばの麺にトマトの繊維がホシっぽく浮かぶ程度でした。これはこれでいい感じでしたけどね。
辛味大根おろしを添えて塩でいただきます。忘れちゃいけない福井のお酒。
加水率を控えたこともあって食感はツルツルモッチモチ。
トマトの香りはさほどしなかったですが、噛むほどにトマトとそばの甘みを感じます。
初めて経験する味でしたが無言で一気にすすり、一言「美味い!」をいただきました。
翌朝は玉子とじそばにして贅沢な朝ご飯になりました。
もう少しトマト率高くしないと良さが出てこない感じなので、次回はそうしようと思います。
それにしても香りの強いトマト入れてるのにそばが主張してくるって福井のそばの強さを感じました。
次はまた変わったそば打ちますね。
お楽しみに。
[3月13日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:雨
石臼工場内室温:5℃
石臼工場内湿度:72%
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