おはようございます。
今朝はキュッと気温が下がりました。天気はギリギリ曇りなんですが、なんとか雨を持ちこたえているような巨大な雨雲が空を覆っています。
昨晩は大きな雷と稲光が走り、そろそろ北陸の冬到来かなと震えている妻を横目にしみじみ感じておりました。雷の轟音で寝られないほどうるさくてやかましくて、ぴかぴかと光る稲光が寝室にも届くようになると北陸の長い冬が始まります。もう秒読み段階ですね。
さて、越前町宮崎村の越前陶芸村にある十割そばのだいこん舎さんへ行ってきました。
数年前まで鯖江市の旧8号線沿いにあったお店がこちらへ移転しました。
店内は古民家を生かした雰囲気で、田舎のおじいちゃん家に来たかのようです。
広く取られたテーブルは8人がゆったりと座れます。薪ストーブがじんわりと温かくてほっこり。
窓から入る日差しと間接照明の色がこれまたまったりさせてくれます。
お蕎麦とそばがきを待つ間、なにも特別多くしゃべることもなく、この空間を楽しみながら奥で蕎麦を調理している音を楽しむ。良い空気感です。
お待ちかね、だいこん舎さんのお蕎麦。
店主の南さんは使用する原料選びから石臼製粉、そば打ちまですべて行います。
自家製粉中粗挽きの白めのお蕎麦にほんのり黒いホシが飛んだ良い塩梅の仕上がり。
のど越しもほどほどに噛みごたえもあって甘みがある。
切り幅は福井県人が好む中太切りで嬉しい。
蕎麦掻は可愛いすぎる盛り付け。
薬味には鬼おろしでおろされた粗めの大根おろしとわさび、そして何やら鮮やかなオレンジのものがあります。これ何かわかります?
蕎麦掻(そばがき)の薬味には、福井人の心に染み入る「山ウニ(ゆずうに)」が最高。
これは山うに(ゆずウニ)がというもので雲丹ではありません。ゆずの皮をすりおろしたものに鷹の爪と塩を加えて作られるこの辺りに古くからある伝統的な珍味です。大根おろしとわさびは鉄板の組み合わせですが、山うにとの相性はたまりません。福井人の心に染み入る味わいそのものです。
まずはそのまま味わって蕎麦の香り、甘み、食感を楽しむ。
次に醤油で、わさびで、大根おろしで、山ウニで・・
あとはもう乱打戦。好きな食べ方で好きなようにいただきます。幸せですね~
だいこん舎さんお隣の木の上の鳥さんでは、11月14日~24日まで器展を開催します。
その名も「蕎麦屋で吞む酒はなぜ うまい」
作家さんが作る一点ものの作品がずらり並ぶ、酒器好きにはたまらない企画です。
また11月23日(日)には「お酒とお料理の会」があります。
この会に光栄にも弊社のそば粉もご使用いただいて、だいこん舎さんと弊社のそば粉で蕎麦を出し、お料理と久保田酒店さん(鯖江駅前)プロデュースの新酒がお楽しみいただけます。
ご興味がある方、どうぞいらしてください。
【お問い合わせ】
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木の上の鳥
住所:福井県丹生郡越前町小曽原120-3-20 陶芸館横
電話:0778-32-3735
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[11月18日(火)]
天気:曇り
石臼工場内室温:7℃
石臼工場内湿度:56%
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