おはようございます!
台風一過、北陸には台風が直撃しなかったとはいえ、強い風でした。
ソバの花が満開のところや開花を控えている畑もあるので、花が散ったり、蕾が飛ばされていないかが心配です。
それにしても今朝はすがすがしい晴れ空。
なんて気持ちがいいんでしょう!足羽川河川敷をゆっくり散歩しながら秋の香りを楽しみたい・・そんな時、ちょうどいい頃合いだと思います。今、地元ふくいではおなじみの「たけふ菊人形」が11月9日(日)まで開催されています。
このたけふ菊人形は、もともと武生市(現:越前市)が菊の品評会が盛んに行われ、菊づくりが盛んであったことから始まったそうです。
会場では、菊であしらわれた戦国武将や菊花展示、菊花五重塔、菊のアートガーデンなど、菊に触れて楽しめるイベントになっています。
それにしても、たけふ菊人形にまともに来たのはいつぶりでしょうか。
保育園か小学校の時は間違いなく遠足とか見学みたいな感じで来てるはずなんですが、それ以後は思い出せません。それくらい来ていないってことなんですよね。ほぼ間違いなく。
地元のイベントというか観光地ってそんなもんですよね。身近だし、いつでも行けるって思うと以外と行かなかったりしますもん。
ほぼ20年以上、ひょっとしたら25年以上来ていないかもしれないたけふ菊人形ですが、久々に見て感動がありました。菊花ってお葬式くらいしかまともに見ないので、あまり良い印象がないというか、暗い、おごそかな、気持ちを落ち着かせる、魂が宿る、生と死みたいなイメージがあります。
ところが会場に展示してある菊花は実に生き生きとしていてカラーが豊富で明るく、大きく豪快なものもあれば小さく繊細なものまで幅広く見て回るだけでも結構楽しめます。お花がお花だから気持ちがこもるといいますか、いい意味で重みを感じます。
この日はあいにくの雨だったので思うようには楽しめなかったのですが、その分、フードコートで食を楽しむことに。今回、武生菊人形に来たのは、こっちの意味もありました(笑)
越前そばの宗近さんがリアル店舗で出店されています。
自家製粉したそば粉と今回は弊社の【吉峰】抜き粗挽そば粉をブレンドし、つなぎ粉2割で打たれた本格二八蕎麦が食べられます。
注文したのは、冷たいおろしそばと温かいかけそば。
各600円でちょうどいいボリューム。
福井では細切りの部類に入りますが、関東では太打ちに入ります。
出汁がかけてあってその上に大根おろし、鰹節、ネギが乗せられたオーソドックスすぎるおろしそば。福井のソウルフードですね。
キリッと冷えたおろしそばは麺に力があり、つるつるシコシコ。
粗挽き蕎麦のホシがプツプツと浮かんでいい塩梅。個人的には蕎麦がもう少し黒めの方が食欲をそそられるのですが、とてもコストパフォーマンスの良いお蕎麦です。
次に温かいかけそば。
ここ最近は夏も冬もお蕎麦屋さんに行ったら冷たい蕎麦も温かい蕎麦も両方食べるようにしています。
宗近さんの温そば美味しい!
温そばって、熱で麺がフニャフニャぶよぶよに延びてしまうからあまり好きではないんですが、これは麺がシャキッとしていて最後まで美味しく食べられる。時間がたてばぶよぶよになるでしょうけど、1杯食べきる間は麺の持ちがとてもいい。さすが長年、麺に携わっているプロフェッショナルだなと感じました。
福井では年がら年中、冷たいおろしそばと決まっているので、冬でも温蕎麦はあまり食べません。雪が降る寒い時期に冷たいお蕎麦を食べたら凍え死んでしまう・・とか思われがちですが、実はそれは違います。おろしそばには大根おろしが加わります。この大根おろしが体の体温を維持してくれるので、冷たくして食べても体が冷えるといったことはないんです。
たけふ菊人形は、10月3日(金)~11月9日(日)までやっていますので、ぜひ、どうぞ。その際にはお蕎麦も召し上がってみてください。
[10月9日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:18℃
石臼工場内湿度:45%
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