おはようございます!
連休が明け、一気に生活感が出ましたね。
県外行楽地に行かれた方、家でゆっくり過ごされた方、ずっとお仕事で多忙な日々を送られた方など、色々な休日の過ごし方があったかと思います。
越前そば粉製造元カガセイフンは、後半3日間お休みをいただきましたので僕は妻と友人のいる鹿児島へ初めて行ってきました。
鹿児島は福井からだと北陸線で大阪まで行き、そこから九州新幹線で終点鹿児島中央までおよそ6時間。
九州の端っこは暑かった。
福井はいまだに毛布が無いと寝れない気温なのに、ここは半袖で居られる幸せ、身軽で居られる心地よさ、既に夏の日差し、最高です。市内には路面電車が走り、路線内の緑がとても綺麗。
鹿児島ってどんな街なのか全くイメージがわかなかったのですが、すごく大きな町でびっくりしました。ところどころに彫刻があったり、古い建物、新しいビル、アーケード、公園、緑も豊富で散歩したくなる雰囲気が羨ましく思えます。
歩道橋から見た路面電車。
市内主要部を走る車両は形、色、デザインが様々で狭い間隔でいくつも行き交うところを見れば、市民の足として愛され絶対的な存在になっているだとすぐに分かります。用は無いけどただ乗りたくなる・・そんな衝動に駆られ結局ほとんどの車両に乗り込みました笑
さて、鹿児島初の食事はランチ。
友人が僕の職業を知っていてくれたので、鹿児島市民に圧倒的な支持を集める「そば茶屋吹上庵」さんというお蕎麦屋さんに連れてってもらいました。
なんでも、昼時や週末になると行列ができる人気店なんだそうです。確かに、昼を避けて行ったのに満席で人が並んでいました。
九州はそば処っていうイメージは無かったんですが、鹿児島はそば処ですね。
でも、よくよく考えればソバは元々、中国から対馬を経由して日本に入り、九州・山陰・四国から北の方へ広まっていったという話がありますし、平成10年頃はソバの収穫高は全国2位だったそうですからそれも納得です。
席に通され、何コレ?
テーブルに大きな壺にあったのは大根の浅漬け。
周りのお客さんの普通に食べてるところを見ると注文の品が来るまでや口直しのサービスなんですね。
メニューは見たことない独特なものばかり。これが知らない土地に来た時の楽しさ。板蕎麦とかけそばを注文して大根の浅漬けを食べながら待ちます。
板そば600円
まず、価格とボリュームに驚きです。
この量でこの値段は福井では考えられない。
弊社は九州のお客様ともお取引いただいているので、おそらくこんな感じのお蕎麦なんじゃないかな・・と想像していましたが、意外にも蕎麦が黒いことに驚きました。例えるなら兵庫県の出石そばのような感じ。挽きぐるみの強いそばの味わいで最後に舌にほんのりソバのエグ味や苦みを感じるところがこれまた後を引きます。麺は細切りでボソッとしたのど越しと柔らかめの食感。
板に盛られたそばの上には味付けのりが付いてます。そして薬味と、とろろの入った甘ーいお出汁。鹿児島の醤油は甘いと聞いてはいましたが本当に甘い。北陸も甘い方に入りますけど、北陸育ちの自分たちでさえ甘いと感じるくらいです。
こちらも価格とボリュームがすごい。
かけそば(がね入)300円
がね?
メニューの写真では何かの天ぷらのようなものがのっていたので、サービスの大根の浅漬けを食べながら地の小魚なのか野菜なのか、はたまた天ぷらではなく出汁や薬味に関する何かなのかと楽しい期待は高まります。
食べてすぐ分かりました。がねはサツマイモ(唐芋)の千切りを揚げたもの。
甘めのツユに甘さ引き立つサツマイモの天ぷらが結構イケます。
一緒に頼んだダシ巻卵ももちろん甘く、子供の頃に食べたお母さんの卵焼きよりもうちょっと甘めでした。
慣れない甘さが胃にズドンときますが、これも地元に根ずく素晴らしい文化だと思います。
そば茶屋吹上庵さんは全体的にコストパフォーマンスが良くて満足しました。美味しかったです。
ごちそうさまでした。
[5月8日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:14℃
石臼工場内湿度:43%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
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