阪急淡路西口から徒歩3分の天割烹そば はるな(大阪市)は、旬の天ぷらと創作10割手打ちそばがお手頃価格で楽しめる。

大阪の天割烹そば はるなさんへ行ってきました。
こちらのお店は阪急淡路西口から徒歩3分という場所にあり、周りに商店街や飲み屋が密集しています。しかし、1本裏路地に入っているせいかガヤガヤしていなくてカウンター越しに店主とゆっくりと時間を過ごせる人情味あふれる空間づくりになっています。

阪急淡路西口から徒歩3分の天割烹そばはるな(大阪市)は、旬の天ぷらと創作10割手打ちそばがお手頃価格で楽しめる。

天割烹ですからメニューはもちろん天ぷらがメインなのですが、お酒が進むサイドメニューもかなり充実しています。お酒の種類も豊富にあるようで日帰りじゃなければじっくりと味わいたいものばかり。一通り肴と冷たい日本酒を楽しんだら最後にお蕎麦で〆てサッと帰る。最高の愉しみ方ですよね。それを手ごろな価格帯で提供してくれる天割烹そば はるなさんは蕎麦っ喰い庶民のお腹を満たしてくれるありがたいお店だと思います。

今回はお酒なしなので自慢の天麩羅とお蕎麦をいただきます。

阪急淡路西口から徒歩3分の天割烹そばはるな(大阪市)は、旬の天ぷらと創作10割手打ちそばがお手頃価格で楽しめる。

季節の天麩羅盛り合わせ。
中身は、茄子、かぼちゃ、オクラ、万願寺唐辛子、シメジ、ヤングコーン、トマト、いんげん豆、エビ、鱧の大葉巻きなど、夏野菜を中心とした計10種。2種類の天然塩で味わいます。衣が薄く表面がカリッとしていてフリットにも似た天ぷらは、塩なしで素材の味をしっかり感じられます。油がしつこくないので揚げ物苦手な僕でもサラッと1人前食べられます。

続いて十割そば。

阪急淡路西口から徒歩3分の天割烹そばはるな(大阪市)は、旬の天ぷらと創作10割手打ちそばがお手頃価格で楽しめる。

つなぎ(小麦粉)なしの100%そば粉で打った蕎麦だから、盛られたそばに鼻を近づけるだけで香ばしい香りがします。やや平打ちの細切り蕎麦は、何もつけずにそのままで十分美味しい。
適度な粗挽き加減が上手に出汁を引っ張るし、蕎麦を噛むプツッと切れる歯切れの良さが心地良い。
大阪でこんなに美味い十割そばが食べられるとは本当にいい時代だなぁ・・と感じずにはいられません。お値段以上のクオリティとボリュームは、さすが食いだおれの街というところでしょうか。

美味しいお蕎麦とお話、どうもありがとうございました。

[天割烹そば はるな]
〒533-0032 大阪府大阪市東淀川区淡路4-5-8 ツイン淡路B-1号
電話:06-6829-6555
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00
定休日: 不定休

[8月1日(月)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:29℃
石臼工場内湿度:57%
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山形北インターからほど近いそば屋惣右ェ門(そうえもん)で、季節限定の寒晒(かんざらし)板蕎麦を楽しむ。

山形北インターから国道13号線に出てしばらく走ったところにあるそば屋惣右ェ門(そうえもん)さんに行ってきました。こちらでは「最上早生(もがみわせ)」や西蔵王の「北わせ」、「でわかおり」などの地元品種を中心に季節ごとに寒晒しそばや夏の新そば、山形天保そばなど、様々なお蕎麦が食べられるということでワクワクしながら入店。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

ちょうどこの時期(5月)は寒晒しそばが旬を迎えているようですね。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

店内は広く奥行きがあり個室や座敷もあるので、団体でもゆっくりと食事ができる開放的な空間です。大きく張り出した木の梁がそば屋らしい雰囲気を出しています。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

惣右ェ門さんの定番は、田舎風更科(いなかふうさらしな)そばとのことで、ぜひそれを食べたかったんですが、季節限定に弱い僕はこの山めん寒晒(かんざらし)そばに目が行ってしまい、寒晒の板蕎麦をお願いしました。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

広くたっぷりと盛り付けられた寒ざらし蕎麦。
これで通常の2人前くらいあるんじゃないかというボリュームに蕎麦っ喰いの血が騒ぎます。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

蔵王の厳しい冬の凍るような冷水に晒された蕎麦は、一切のエグ味がなく純粋なソバの甘みを十分に楽しめます。福井県民の舌だと、山形の出汁は総じて塩分が高く甘めの味付けに感じるので、出汁はほとんど使わずに蕎麦だけを純粋に味わう。たまにちょっとだけ出汁にくぐらせるくらいでちょうどいいです。

山形市のそば屋惣右ェ門では、4月~5月に季節限定で寒晒(かんざらし)板蕎麦が食べられる。

そば屋惣右ェ門さんは、お蕎麦でお腹を満たしてくれる幸せなメニューが豊富で蕎麦好きにはたまらないお店でした。
山形が福井からもっと近かったら気楽な気持ちでそば屋さん巡りができるのになーと思いました。

[そば屋 惣右ェ門]
〒990-0003 山形県山形市早乙女一番地
電話:023-633-0055
営業時間:11:00~20:00(平日16:00~17:00迄 仕込中)
定休日:毎週火曜日(祝日の火曜日は営業)

[7月5日(火)]
天気:曇り
石臼工場内室温:23℃
石臼工場内湿度:65%
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手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

蔵王山麓って聞くと、雪深い、水が最高に綺麗、標高が高い、寒い、空気が澄んでいるなど、とにかくクリアで自然が豊かで緑が濃いイメージがあります。そんな土地には必ずと言っていいほど旨い蕎麦が育つものです。山形で栽培されるソバの多くは「でわかおり」や「キタワセ」だそうですが、一部の地区で「摩耶(まや)在来」という品種を栽培していて、しかも食べられるお店があると聞いてやってきました。

場所は山形市中心部から徒歩20分ほどにある「手打ちそば処 すぎ」さん。
通りから見えるこの立て看板が目印です。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

少し早めに着いたのでしばらくお店の周りをお散歩しつつ、店の外壁に貼ってある摩耶そばの畑を見るとこう書いてあります。

摩耶そば畑より蔵王山系を望む
摩耶そばの畑は中東山に中沢開墾地にあります。藤沢周平 原作、映画「小川の辺」(2011年7月公開)のロケ地にもなりました。

左上には蔵王山系の山の名前が書かれており、標高の高さと蕎麦を栽培しているる環境の良さが伝わります。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

今まで車ひとつなかったのに、開店早々、一気に車が集まってきます。
「摩耶そば」と書かれたお店の暖簾がいい感じ。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

店内はすぐにいっぱいに。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

山形はラーメンがすごく美味しいを聞いたことがあって、そば屋さんにもラーメンがあるのは珍しい事ではないそうです。もちろん、このお店にもラーメンがありました。正直、めちゃくちゃラーメン食べたかったんですが、せっかく山形きているんだからできるだけ多くの蕎麦屋さんを巡りたい。

もう一つ気になったのが「麦切」というメニュー。
地元の方は違うというかもしれませんが、いわゆる細うどんで冷たい麦切りは冷麦みたいなものなんでしょうね。で、蕎麦と麦切がセットになった合盛りにイカのゲソ天をプラスして注文する方がたくさん見られました。すごく美味しそうでまさにこのあたりのスローフードなんでしょう。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

さて、摩耶せいろ(850円)が来ました。
少し甘めのさっぱりした出汁とお漬物。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

雪のように白い更級系の中にプツプツと黒いホシが入った涼しげなお蕎麦。
更科寄りなので香り淡いものの、噛むほどに蕎麦のデンプンの甘みを感じます。出汁をつけてしまうとこのお蕎麦の味が全く分からなくなってしまうので、蕎麦だけをただひたすら味わいました。

手打ちそば処すぎ(山形市)では、蔵王山麓で栽培された摩耶(まや)在来種の蕎麦が唯一食べられる。

初めて食べた摩耶在来。
雑味が無く純真無垢で素直な味わいでした。玄そばごと挽きぐるみにしたり粗挽きにしたらこの素直さがどんな表情を見せるのかすごく興味を持ちました。またどこかで出会えるといいなと。

山形のお蕎麦も奥が深い。
蕎麦歩きは楽しいですね。

[手打ちそば処 すぎ]
〒990-2402 山形県山形市小立2丁目5番8号
電話:023-641-4863
営業時間:11:00~15:00
定休日:金曜日

[6月30日(木)]
天気:曇り
石臼工場内室温:20℃
石臼工場内湿度:73%
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世界のそば料理と福井の地酒を愉しむ「日本酒の会」が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

「そば」っておもしろい!
食べて美味しい!と思うのはやっぱり「越前おろしそば」ですけど、今回も本当に幅広い蕎麦の世界と日本酒の美味しさを愉しく勉強させていただきました。

場所は福井駅から徒歩5分の福井市豊島にある「森のオーブン」さん。
店主の早川さんは気さくで優しく勉強熱心な方。今回はフードコーディネーターであり酒屋の若女将である久保田桐子さんとのコラボ企画として福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ「日本酒の会」に参加させていただきました。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

森のオーブンさんは今回の企画に限らず、パンや缶詰めの食べ比べ、オリーブオイルやお出汁のソムリエを講師に迎えての食事会など定期的にユニークなイベントを開催されているのですが、今回の企画はかなり反響が多きかったらしく募集開始日に満席御礼になったそうです。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

参加者の半分は知り合いで、残りはSNSなどで名前は知っているという方が多く、今回、初めてお会いすることが出来たこのご縁に本当に感謝です。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

まずは久保田桐子さんより本日のお酒の紹介と美味しい飲み方などについてお話をいただいて、花垣(大野市)の微発砲純米にごり生原酒Shu Shu Shu(シュシュシュ)で乾杯。

微発砲だから口あたりがやさしくて喉の刺激もちょうどいい。
日が暮れるにつれて気温が下がってくる時間帯にキュッといきたい嬉しいお酒。食前酒にはたまりません。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

2本目は、福千歳(福井市)のシュール・リー(生)山廃純米吟醸。
僕は山廃造りの日本酒がどうも合わないのですが、これは山廃造りによくある酸味が抑え目で華やかないい香りがします。食事をしながら楽しめる食中酒として良いお酒ですね。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ「日本酒の会」が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

3本目は、梵(GOLD)無濾過 純米大吟醸。
熟成によって淡い黄金色に染まったこのお酒は、純米大吟醸の爽やかな香りと角のない滑らかな口当たりが特徴で、世界のそば料理の中でチーズやバターを使ったものととても相性が良かったです。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ「日本酒の会」が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

最後に同じく、福千歳(福井市)のSAKURA ROCK(天然吟香酵母さくら)仕込み。
これはそのまま飲むよりもその名の通りロックで美味しいお酒でした。柑橘系の果汁やフレッシュトマトジュースで割ってもさくら酵母の香りが立ってじっくりと味わえるお酒です。

福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

さて、一通りお酒の紹介をしたところでここからそばを使ったお料理をご紹介していきます。

■そばの実入りタブレ
クスクス、そばの実、パプリカ、蒸したズッキーニ、合鴨パストラミの前菜
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■ラトビア産 小いわしの燻製オイル漬けとそば茶
小いわしの燻製オイル漬けにそば茶をまぶした一品
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そば茶とセージの自家製パン
パンを割くとそば茶とセージの香ばしい香りが立ちます
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■茄子のそば焼酎ピクルス
そば焼酎を使って漬けた茄子のピクルス。お酢の風味がマイルドでした。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■縞ズッキーニとレバーペースト、そばの実のアクセント
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■福井産ジャガイモのポテトサラダ
ポテサラにそば茶とチアシード、くるみがかかっています。滑らかなポテトにそば茶とナッツの食感が楽しい。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そばの花のはちみつとチーズ
そばのはちみつは黒糖のような深みのある甘さがあるものの肥料のような独特の香りが強い為、抵抗を持たれる方がいますが、香りの強いブルーチーズなどと合わせることによって相乗効果が出てとても美味しくなります。臭いものは臭いもので対応するという感じでしょうか。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■チリコンカシャ
「カシャ」はスラブ語でそばの実を始めとする雑穀の粒を意味するそうです。ピリッと刺激のあるチリコンカンにホロホロのそばの実がいい感じです。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そばの実、しめじ、チキン、ゼファー(黄色ズッキーニ)のグラタン味噌風味
ポーランド料理のそばの実グラタンに味噌を加えて日本風にアレンジ。小麦粉は使わず、生のそばの実を最初から加えることによって、そばから出てくる自然の粘り気でソースにとろみが出ています。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■若鳥のビール煮 そば粉のポレンタ添え
そば粉のポレンタは牛乳で作るそばがきなので、そばの栄養をそのまま摂ることが出来ます。
鶏肉から出る美味しいスープをたっぷりつけていただきました。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そば粉入りライ麦自家製パン
ややハードに焼かれたパンはお料理のソースを付けながらいただきました。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そばオムレツ、エノキとベーコン
蕎麦が卵といい感じでマッチしています。ともに控えめな主張がいい感じです。夫婦もこうあるべきだなぁ・・
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■そば粉クレープ(ザワークラウト、コーンミート、カッテージチーズ)
そば粉に牛乳、卵、塩を加えて焼いたガレットに塩気の強いもの、酸味のあるもの、クリーミーなものを挟み込まれていて三位一体となった味わいが見事でした。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

■アイスクリームとそばはちみつ 福井産梅とバナナのジャム添え
アイスクリームの香りが強いので蕎麦はちみつ多めが美味しかったです。
福井の地酒と世界のそば料理を愉しむ会が森のオーブン(福井市豊島)で開かれました。

もう少しお料理があったのですが、切りがないのでこの辺りにしておきます。
今回もたくさんの気づきをいただいて勉強になりましたし、何より美味しかったです。
森のオーブン早川さん、久保田桐子さんありがとうございました!

今回ご紹介したお酒のお問い合わせは、久保田酒店まで。

[森のオーブン]
〒910-0857 福井県福井市豊島1丁目4−8 ゴールデンパーク豊島
電話:090-8094-1521
営業時間:11:30~22:30
定休日:木曜日

[6月27日(月)]
天気:曇り
石臼工場内室温:21℃
石臼工場内湿度:71%
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板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

本場の板そばと蔵王山麓のそば畑視察のため、山形県に行ってきました。
山形は学生の頃に車で東北を旅したときに少しだけ米沢に立ち寄った程度でほとんど未知の世界。
板そば、さくらんぼ、米沢牛、蔵王山と姿かたちは違いますが、福井のおろし蕎麦、越前ガニ、若狭牛、など、名物が似ていて親近感がありました。

山形はそば処として有名で、蔵王山麓で栽培される「でわかおり」は日本トップクラスの品質であることはよく耳にしていたので、一度はちゃんと訪れてみたいと思っていた県でした。今回はそのでわかおりと板そばをお腹いっぱい食べて山形のそば文化を体感し、福井の越前そば文化に生かしたいと思っていました。

福井から山形までは乗り継ぎ待ち合わせを含めておよそ6時間半。
JR線で金沢まで行き、北陸新幹線で大宮駅にて乗り換え山形へ。福井-東京間を1往復半できると思うとすごく遠い所へ来たもんだなとつくづく思います(笑) しかし、大宮駅で始めてみたハヤブサには撮り鉄でも乗り鉄でもない僕でも興奮しましたね。

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

山形新幹線村山駅を下車して直行したのは、フランス政府認定世界トップ1000レストラン「ラ・リスト」に東北で唯一、選ばれた「あらきそば」さん。恥ずかしながら認定されて初めて知ったお店で、名物の板そばとにしんの味噌煮をいただきに来ました。

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

茅葺屋根を見ながら暖簾をくぐると囲炉裏とお母さんたちの笑顔が迎えてくれます。
低い天井、障子戸、畳の香り・・お店というよりもまるでおばあちゃん家に来たような落ち着く雰囲気。

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

板そばとは・・

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昔大きな長い板や木箱にそばを盛り付け、農作等の共同作業や集会後に振舞ったのが由来とされている。
本来は大きな木箱に盛られた山形風田舎そばを、複数の同席者で分け合って食べられていた。また、一緒に食べた人との仕事や人間関係のご縁が、水(縁)がこぼれ落ちる「ざる」ではなく、早く「板」に付きますよう(順調になりますように)との願かけと、細く長くそばに居られますようにとの縁起を担いで、「板そば」が振舞われ、仲間が揃った時に食べる縁起のいい〆の食べ物とされている。※Wikipediaより引用
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板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

「定」と書かれたメニューには、うす毛利(もり)、むかし毛利と板そばの量とお値段が書かれてあります。こういう筆文字がお店をさらに演出しますよね。そして忘れてはいけないにしんの味煮!

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

さて、念願の板そばがやってきました。
そば打ちに使う木舟より一回り小さい入れ物に薄らと盛り付けられた太打ちのお蕎麦。パッと見、量が少ないように見えますが結構なボリュームです。箸休めの山菜の煮物が嬉しい!

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

「でわかおり」という品種を玄そばの皮ごとの挽きぐるみにしたお蕎麦は、割りばしとあまり変わらない太さで噛み応え十分。ズルズルとすすれないので関東の方には抵抗があるようですが、そばを噛んで食べる越前そば文化で育っている僕にはぴったり。

冷水でキリッと冷やしてあるお蕎麦は噛むほどに歯を押し返すような弾力。最後にプツッと切れるんですが、その歯ごたえ感がまたいい!さぬきうどんのコシとはまた違いますね。

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

そしてあらきそばのもう一つの名物、にしんの味噌煮。
ますはこのビジュアルにびっくり!

関西風の薄味に慣れている僕としてはこの見た目で胃が重くなってしまいましたが、食べてみるとそんなにしつこくなくて、ほのかな味噌の苦みがあと引くんですよね。で、しばらくにしんを食べているとお蕎麦が欲しくなる。口がさっぱりするとにしんに箸が伸びる・・。これを延々繰り返したくなる衝動に駆られます。お酒があるともう止まらない感じです。

板そばの本場、山形県村山市にあるあらきそばで「でわかおり」を使った挽きぐるみの太打ち蕎麦を味わう。

それにしても山形県民のそば好きには驚きました。
タクシーの運ちゃん、駅員さん、ホテルの受付嬢、道を聞いた通りすがりの人などなど、蕎麦を語り出すと本当に止まらないし、自分の好きなお店を2つ3つ必ず持っている。味の分析や各そば店の評価もとてもすごく信頼がおけるのです。しかも山形のそばを誇りに思っていて、生まれ育った土地の蕎麦が日本で一番美味い!と信じて疑わない。

「福井もそば処なんですよ!おろしそばが有名で美味しいんです。」とお話しするとおろし蕎麦は知っていても残念ながら福井がそば処だという認識を持った人はいませんでした。もっともっと頑張らないといけないなと思うと当時によくよく考えてみれば福井も同じだなぁと感じました。

福井県民も自分の好きなお店を持っているし、あの店はあーだこーだとそばの話をすると長い(笑) で、福井のおろしそばが一番美味しいと心から思っている。しかし、山形がそば処だとは知らない(板そばという名前くらいは聞いたことある程度)。

いづれにしても山形に来て最初のお蕎麦で先制ジャブをもらった感じでした。

[あらきそば]
〒995-0111 山形県村山市大久保甲65
電話:0237-54-2248
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜日

[6月22日(水)]
天気:曇り
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石臼工場内湿度:48%
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京都山科でモーニングからディナーまでそば粉のガレットが食べられる、カフェ×ダイニング クリストファーロビン。

ここ3年くらいの間に京都にもガレット専門店やガレットをメニューに取り入れるカフェが増えてきました。京野菜をふんだんに取り入れたいわゆる”京ガレット”は、その名前を聞くだけですごく美味しそうで上品な味が期待できます。

京都山科にあるカフェダイニング クリストファーロビンさんもその一つ。

京都山科でモーニングからそば粉のガレットが食べられる、カフェ×ダイニング クリストファーロビン。

こちらは京都山科駅から歩いて6分ほどのところにあり、京都薬科大学斜め向かいの三条通に面しているのでとても分かりやすく入りやすいお店です。マンションの1階にあるのですが、1階の位置が少し高くなっているので目の前の大通りを行きかう車からの視線が届かず音も軽減されるので店内は静かでゆっくりと食事が楽しめます。

朝8:00~夜22.30の通し営業なので、朝はモーニング、昼はランチ、正午に休憩、夜はディナーとお酒の提供まで幅広く楽しめるのが嬉しいところ。

今回は魚介のガレットをいただきました。

京都山科でからディナーまでそば粉のガレットが食べられる、カフェ×ダイニング クリストファーロビン。

エビとイカを中心にパプリカ、トマトなどを合わせて軽くマリネした具材が葉野菜と共に香ばしい全粒粉のガレット生地に盛り付けられています。レモンの香りがアクセント。

京都山科でからディナーまでそば粉のガレットが食べられる、カフェ×ダイニング クリストファーロビン。

焼き目が強い部分はパリッと香ばしく、そうでないところはモチモチとして歯ごたえがあり、そこに具材が加わって一度に色々な味と食感が楽しめる一皿でした。この生地はトマトソースとの相性がすごくいいように感じたので、次回はそうしたいと思います。

手ごろで美味しいガレット、ごちそうさまでした!

カフェダイニング クリストファーロビンは、山科駅(JR:東海道線)、京阪山科駅(京都電気鉄道京津線)、山科駅(地下鉄東西線)からそれぞれ徒歩5.6分のところにあります。

[cafe×dining Christopher Robin(カフェダイニング クリストファーロビン)]
〒607-8411 京都府京都市山科区御陵大津畑町13 メゾンドリビエール105
電話:075-634-8925
営業時間:8:00~22:30
定休日:火曜日(定休日が祝日の場合は営業)

[5月25日(水)]
天気:曇り
石臼工場内室温:16℃
石臼工場内湿度:44%
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京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

京都で蕎麦と言えは「にしんそば」がまず思い浮かびますよね。
関西風のお出汁に白い細打ちのお蕎麦、その上に甘辛く煮つけたにしんと薬味ネギ。福井ではにしんそばはあまり馴染みがない(僕は食べない)ので、京都に遊びに行った時のお昼には結構食べていました。

それにしても京都は外国人が増えましたね。今までも多かったですけどさらに増えた感じがします。
街を歩いていると下手すりゃ日本人より多いかもと思うくらいどこに目を置いても外国人の姿が見えます。福井では滅多にお目にかかることがないので僕なんか外国人を見るだけで抵抗感を抱いてしまいますが、こういった環境で育つと目の色や言葉の違う相手へのハードルが下がりそうですね。京都の子供たちがちょっと羨ましく思えます。

そんな環境からでしょうか、京都のお蕎麦屋さんのメニューにも変化ができているようです。というのも外国人観光客の中にはベジタリアンやビーガンな食生活の方が不特定多数いるようで、そば店でも肉魚卵類を使用しない蕎麦を注文されることがあるそうなのです。

阪急京都線 河原町駅からほど近い、寺町通にある「京都 中之光庵」さんもそんな要望を寄せられた1軒だそうです。

京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

こちらは四条通りから寺町通りへ1本入ったところにあります。
この店構えを見ると田舎ものの僕はちょっと地団太を踏んでしまいますが、外から中の様子が見えるので京都のお店の中では入りやすいです。

京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

店内は空間を広く取ってあり、窓から空とテラスが見えるので解放感があります。
次々とお客様が見えても奥から詰めるような案内はせず、バランスよく通していただける配慮がいいですね。

そば打ちスペースはお店の中ほどに配置されています。3キロ玉も平気で打てそうなくらい大きく重厚感のあるこね鉢と広い打ち場、奥には石臼も設置されています。

京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

メニューは昼の部と夜の部の2部制となっていて内容が異なります。
蕎麦前から始めて美味い吟醸酒をちびちびやりながら、打ちたての蕎麦を手繰って1時間あまりで店を出る・・。そんな粋で素晴らしい愉しみ方をいつかはしてみたい。そう思わせるお料理のラインナップでした。

さて、蕎麦前は置いといてお蕎麦のメニューに「ベジタリアンおろし出汁のぶっかけ」というものがありました。

京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

「大根おろしと昆布だしを使ったつゆにお召し上がりください。カツオ出汁無使用」とあります。
僕はベジタリアンでもビーガンでもありませんが、こういうお蕎麦をいただける機会がなかなかないので、後学のためにお願いしました。

■ベジタリアンおろし出汁のぶっかけ(1,350円)
京都のそば中之光庵(なかのこうあん)では、ベジタリアンな外国人にも配慮したおろし蕎麦が食べられる。

外国人向けにメニュー化したというベジタリアンおろし蕎麦は、ムチっとした歯応えと香ばしい香りが立つやや黒めの細切り蕎麦の上に海苔、とろろ芋、青ネギ、柴漬けのトッピングがとても鮮やかです。

肉魚卵を使用しないベジタリアン向けのお蕎麦というと、鰹や煮干しは使えないので昆布や椎茸などから摂った出汁がベースになる事が多いですが、昆布や椎茸の成分を抽出しすぎて蕎麦以上に出汁の香りが際立ってしまう場合があります。でも、中之光庵さんのベジタリアンおろし蕎麦は「大根おろしと昆布だしを使った」と書いてある割には、昆布が控えめで鰹やその他の出汁が入っているんじゃないかと思うくらい力があるものの大根が丸みのあるさっぱりした味にまとめています。

男性にとっては天ぷら蕎麦や鴨南蛮そばに比べれば味気ないしボリュームに欠けると思われるかもしれませんが、細かい工夫と一手間賭けられたお蕎麦はベジタリアンじゃなくてもきっと満足できる1杯だと思います。

美味しかったです。

[京都 中之光庵]
〒600-8032 京都市下京区寺町通仏光寺上ル中之町569
電話:(075)343-7711
営業時間:11:00~23:30
定休日:なし

[5月16日(月)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:17℃
石臼工場内湿度:32%
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福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

福井市片町にある老舗、割烹間海(まがい)さんにて福井県産そばを使ったそば料理のコースをいただきました。

蕎麦は小麦の代用として考えられるので日本料理でも何でも応用できると思いますが、いざ自分でやってみようにもそばがきとかそば煎餅とかまんじゅうとか、もうすでにあるものしか思いつきません。実際にプロが料理するとどんなものができるのだろうという興味があり、店主の間海さんともそんな話をしていて、この度ようやく念願が叶いました。

僕みたいな素人には到底想像もできないような蕎麦料理に驚くとともに、そばってこんな使い方ができるんだととても勉強になった食事会でした。そんなお料理をご紹介させていただきます。

■先付3種:ソバを麹として使った、そばこうじのへしこかぶらずし
福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

かぶらずしは金沢で有名な保存食でカブにぶりを挟んで米麹で漬けたものですが、今回はソバ麹を使うというもの。そもそもソバで麹が作れること自体想像していなかったのでいきなり度胆を抜かれました。食べた後にほのかに蕎麦の苦みが舌の上に残って非常にさっぱりした味わいです。

■先付3種:高菜とそばのなると巻
福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

厚みがあってモチモチした蕎麦の生地に高菜の風味と塩気がいい感じ。
肉厚のしいたけが甘みがあってお出汁の餡ともマッチしています。

■先付3種:赤もくと春らんのそば酢
福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

赤もくのシャキシャキした食感と粘りがたまらない美味しさ。
春ランの香りが個性のあるそば酢に負けていなくて食感が楽しい1皿です。

■造り:とり貝、赤貝、ふぐ炙り そば塩添え
福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

捌きたてのとり貝、赤貝は香りが鮮烈でコリコリした食感と汐の香りがたまりません。
そば塩は丸抜き粗挽きにしたそば粉を煎って塩と合わせたもので、造りをそば塩でいただくのは初めてでしたが、不思議な味わいで何とも乙な味でした。

■焼き物:すずきのみりん粕 そば粉焼き
福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

みりん粕を合わせたそば粉にすずきを漬け込んで焼き上げた手間のかかる仕事です。
ふっくらしたすずきの身とそば粉に交じったほのかな粕の香りがアクセントになって、飽きの来ないいつまでも食べていられる味わいです。

■炊き合わせ:そばとよもぎのひっつみ、こごみ、たらの芽 なまずのすっぽん仕立て福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

個性の強い素材が一つになっているにもかかわらず、どれも素材の味がしっかりしてて、出汁が上手くまとめているところがさすがだなぁ・・と感じる1品。今すぐ元気になるようなとても滋味深いお料理です。

■ご飯もの:そばの実入り桜ます寿司福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

そばの実としょうがが入った酢飯と脂ののった旬の桜マスの最高の組み合わせ。
お米が半分くらいしか入っていないのでヘルシーだしお腹にももたれないお寿司です。

■そばアイス福井市の割烹間海(まがい)さんで福井県産そばを使った日本料理をいただきました。

お料理が出てくるたびに驚きの連続なのですが、最後もしっかり驚かせてくれました。
細かく挽いたそば粉を煎ってねっとり仕立てたアイスの上に辛味のきいた大根おろしのエスプーマがかかっています。

これはまさに越前おろしそば!
甘い蕎麦アイスとピリッとくる大根おろしの泡泡がなんとも言えないバランスで、辛党の僕でも最後まで美味しくさっぱりといただけました。お酒の合間に食べると素晴らしい口直しになりました。

日本料理は奥が深いと言いますが、今回は今までにないくらい色々な勉強をさせていただきました。僕が学んだことなんて氷山の一角にも満たないかもしれませんが、この感動をこれからの仕事にも生かしていきたいと思います。

ありがとうございました。

[割烹 間海(まがい)]
〒910-0023 福井市順化2丁目21-8
電話 (0776)22-7660
定休日 日曜日
営業時間 17:00~22:00

[5月10日(火)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:16℃
石臼工場内湿度:38%
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十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

大阪姫島駅から徒歩3分のところに十割打ちの盛りそば専門店「神十(かんど)蕎麦」があります。

十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

こちらのお店は盛りそば専門だけあって、天ぷらや丼もの、種物などは一切ありません。また海苔やかつお節、ネギやワサビなどの薬味もありません。本当に蕎麦一本、腕一本で美味い十割そばをお腹いっぱい食べさせてくれるお店です。

十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

とは言っても、夜になると蕎麦屋の肴で一杯・・なんてお客も多いらしく、夜限定で蕎麦豆腐を始めとした小料理をお酒と共に提供しているとのこと。

十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

メニューは3種類のみと至ってシンプル。
・盛りそば1枚 800円
・盛りそば2枚 1,500円
・追加盛り1枚 700円

十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

店主の松村さん自ら「白田舎(しろいなか)」と表現する十割蕎麦は、適度に粗粒が浮かんでいてほんのり透明感がある。一口すすると蕎麦のガツン!とした味わいが感じられて鼻からソバの香りが抜ける。また麺線がとても細いからそばの上品な甘みが舌にストレートに伝わってきて出汁につけるのがもったいないくらい。
お薦めの食べ方は、お蕎麦はそのまますすって、合間に出汁を口にちょっと含むくらいに控えると蕎麦の香り、味、甘み、そして出汁との相性が一通り楽しめます。

十割打ち盛りそば専門の神十(かんど)蕎麦は、大阪姫島駅から徒歩3分の好立地にある蕎麦好きのためのお店。

僕は基本的に旨いお蕎麦は薬味等を使いませんが、来られるお客様の多くはネギとワサビを欲しがるようです。ワサビくらいはあってもいいかなとは思いますけど、このお蕎麦だったらワサビもほんの少しあれば十分だと思います。

お客様と店主の距離がとても近いので、目の前で茹で上げた蕎麦をしっかり水切りして角が立った状態で提供してくれます。このお蕎麦は出された時が最も美味しい瞬間なので、もし撮影するならまず2,3口味わってから行ってください。高火力で一気に湯がき〆られたお蕎麦のコリッとした食感は1分足らずで失われてしまう尊いものです。

大阪は本当に美味しいお蕎麦屋さんが増えました。
気軽に気楽にお腹いっぱい旨いお蕎麦が食べられる幸せを感じてほしいです。

[神十(かんど)蕎麦]
〒555-0025 大阪府大阪市西淀川区姫里10-18 8号(業務スーパー近く)

[4月25日(月)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:16℃
石臼工場内湿度:38%
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福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるため、雪室を利用して国産ワインを醸造する岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

先日、facebookで繋がっている方の投稿で、とあるワイン醸造所を知りました。

その醸造所は自社農園で無農薬栽培したブドウを原料にワインを造り、夏場でも4℃程度の温度帯で保管できる雪室と言われる天然の低温熟成庫を利用してワインを熟成させているとのこと。作物や野菜などの生鮮食品にとって4℃前後の温度帯というのは熟成や追熟するに理想的な温度で、それがほぼ自然の力だけで年中通して低温を維持できている昔ながらの本格的な「雪室貯蔵」に強い興味を持ち、福井県産の玄そばも同じような条件で保管したらどのような効果が出るものなのかを考えるため、実際に見に行ってみようと思っていました。

その醸造所は、新潟県上越市にある岩の原葡萄園
日本のワインぶどうの父の呼ばれている川上善兵衛氏が1890年(明治23年)に創業した自家農園無農薬ワイナリーです。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

雪室(氷室)とは・・

冬場に蔵などの建物の中に大量の雪や氷を貯蔵することで冷温貯蔵庫として機能する専用施設のこと。古代より世界各地で利用されてきた蓄熱施設であり、気候により氷雪が溶けて無くなってしまう高温の時期がある地域や一年を通して氷雪が存在しない地域で利用され続けている。
真夏でも真冬でも約5℃、湿度90%前後の低温・高湿度が維持される雪室は、電気冷蔵庫に比べ、温度の揺らぎが少ないため食品の細胞が傷みにくく、おいしさもしっかり維持できるすぐれもの。また、電気による振動や光を受けない「静置」状態は、食品の旨みを増す低温熟成に最適の環境である。※Wikipediaより引用
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↓こちらがその雪室。
大きな白の扉のある倉庫の中にトラック60台分の大量の雪が貯蔵されています。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

↓雪室は地下から2階建ての高さまで目一杯の状態です。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

この冷気を利用した低温低湿熟成庫は雪によりワインの乾燥も防げるそうです。
暖冬で雪が少ない年には補助的に空調を使用するそうですが、この岩の原ワインがある土地は海沿いの山間部で夏季でも33度ほどしか気温が上がらないらしく貯蔵庫も半地下にあるのでそもそも庫内の温度が上がりにくい条件がそろっているのだとか。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

100年以上の歴史がある石造りの貯蔵庫の壁全体には、カビやワイン酵母が付着して発酵の良い香りがします。密閉率の高い石造りにすることによって断熱効果が非常に高いそうです。庫内の温度は4℃前後。毎日、必ず温度を確かめて年中安定した低温低湿を心がけているそうです。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

この穴は冷気隧道という山から冷気を確保するためのトンネルだそうです。
今は未使用となっているそうですが、その昔、人が一人はいる程度の穴を手掘りで山まで掘り進め、山の土中の冷気を熟成庫まで運んでいたらしいのです。日本ワインが全く浸透していない時代に美味しいワインを造るための川上善兵衛氏の情熱はすさまじいものだったと感じることのできる仕事です。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

工場裏手に広がる無農薬自家農園。
丁寧に手入れされた農場は新潟の豪雪に負けない工夫が施され、すべて北を向いています。
北向きの秘密は現場に行って聞いてみてください。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

見学後は試飲。
僕は運転手だったので香りだけでしたが、この中のレッド・ミルレンニューム2013と2014という白ワインは、ゲヴュルツを使ったワインの香りにとても似ていて爽やかでフルーティで帰って飲むのが楽しみになりました。

福井県産そばの雪室熟成の可能性を考えるべく、雪室・石造り熟成庫で国産ワインを造る岩の原葡萄園様(新潟上越)へ見学にいきました。

今回は素晴らしい醸造所を見学させていただいて得るものが本当に多くてここ数年で一番の収穫でした。
岩の原葡萄園の国産ワインは、雪室を利用した石造りの熟成庫にて低温熟成した逸品だと思います。国産ワインはあまり美味しくないと思っていた僕の考えが変わりましたし、日本のワイン醸造所は世界に誇れるワインを本気で造ろうとしているんだなとその意気込みも伝わってきました。

我々、そばを生業とするものもそうありたい、そうあるべきだと改めて意識することができました。
とてもいい経験でした。

ありがとうございました。

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