長野駅から歩いて数分のところに地元人が通う信州そばの名店があります。
お昼時は当然ながら満車満席。でも回転が早い!次から次へと入ってくるお客様でも店の外に列が付くことなく席についてる。客あしらいが良いことはもちろんですが、それよりもお客様がこのお店のルール、気遣いみたいなものができているんだと思いますね。みなさんの動きが慣れているというか、繁盛店だからみんなで譲り合って美味しいお蕎麦を食べようという気持ちが共有されているように感じました。
メニューはこちら。
お蕎麦は2種類から選べるそうですが、この日は田舎そばのみでした。
とはいえ、このラインナップ。信州に来たらきのこ蕎麦と決めている僕ですが、周りを見るとみんな大ぶりの海老が入った天ざるを無言で手繰っている。そういえば1番人気と書いてますねー
というわけで、海老と野菜の天ざる蕎麦を大盛りでお願いしました。
待つこと10分ほどで・・
ドン!!
盛りの多さというかこんもり感に言葉が出ませんでしたが、なんでもこちらのお店では「普通盛り」が一般的な大盛りで、普通盛りを食べたい時には「小盛り」と注文するそうです。なので大盛りを注文した僕の前にはせいろで3枚分ほどのお蕎麦が乗っかっているわけです(笑)
で、天ぷらですが、こちらも相当なボリューム。
海老天っていうとまっすぐに伸ばして揚げるお店がほとんどだと思いますが、こちらはくるっと丸まった状態で出てきました。こういう海老天は初めてでしたが、これ美味い!伸ばしてないから海老の厚みがそのまま感じられてプリッとした食感と海老を食べている!という肉厚感が病み付きになりそうです。
中間色の田舎そばは平打ちで越前そばに良く似たタイプ。噛み応えがあって、噛むほどに蕎麦の香りと甘さを感じる・・信州でこの手のお蕎麦が食べられるって幸せです。おろし蕎麦にしてもらいたいくらい。
お腹ペコペコで入ったお店でしたが、出る時は満腹でしばらく動きたくないと思うほど。信州の人はお蕎麦だけでお腹いっぱいにしたい人が多いと聞きますが、この価格帯でこの品質、このボリュームはすごいです。信州そば屋の心意気を感じます。
長野県は毎回訪れるたびにいろんな業態のそば屋に出会います。そもそも蕎麦と言う一つの食べ物に対して、ここまでターゲットが分かれていて、それぞれに顧客がいるのか?と思えるほどで、「信州そば王国って言われるわけだわ・・」なんてボソボソとつぶやきながら福井ももっと頑張れるのびしろがあるなと改めて思った瞬間でした。
ぜひまた来たいと思います。
ご馳走様でした。
[手挽きそば蔵之内]
〒381-0034 長野県長野市高田391−4
電話:026-226-7553
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:30(お蕎麦がなくなり次第終了)
定休日:月曜日
[8月25日(金)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:20℃
石臼工場内湿度:46%
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