京都美山地区

野暮用で京都へ行った帰りに美山地区に寄りました。

嫁さんの発案で行ったのですが、この一言がなければ僕は美山地区という言葉も、こんな素敵なかやぶき集落が今でも実在しているというのも知らなかったでしょう。

日没前だというのに多くの観光客やライダーが引っ切り無しに訪れてきて、静かで穏やかな集落がお祭りのように賑やかな雰囲気に溢れていました。

のどかです。

人工的な音は何も聞こえません。

聞こえるのは、虫のさえずりと、風の音、川の流れ、一定のリズムを刻む機織りの音、おばちゃんが雑穀を木の棒でたたいて脱穀している様子。

ここは今、どこで、何年前にいるのか・・ タイムスリップしたかのような錯覚になります。

かやぶきって間近でジロジロと見たことなかったんですが、表面と内側とその間はすべて層になっていて使われている部分が違うんですね。すべて手作業なんて想像に苦しみます。

30年に一度、かやぶきを仕替えるそうですが、需要がないために年々職人さんは減少していく一方だそうです。我々の目立ての技術と似通っていますね。それでも近年、必要に応じて昔からの技術が見直されてきていますが、伝統を伝えられる職人さんがすでにいなくなっているため、昔から日本で育まれてきた職人の技術というものが日に日に失われつつあります。とても残念なことです。

毎日、パソコンの前に何時間も座っていると、無機質な感じがしてなんだか気分がおかしくなってきます。

このように昔からの集落で昔ながらに自然とともに過ごせるというのは大変だろうけど、とても豊かで自由な気がしました。

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そば農家さんより「新そばの生育が1~2週間ほど遅れてる」との連絡が入りました。

先日、農家さんよりお電話がありました。

「新そばの生育、1~2週間ほど遅れてる」

とのことらしいのです。

前の日記にも書いたのですが、ちょうど種を植えて1~2週間ほどした辺りの気温が高すぎて、高温障害による生育の遅れが見られるというのです。しかも”遅れ”ならまだ良いのですが、場合によっては結実せず、昨年よりもさらに不作になる可能性があると言われました。

昨年は本当に不作で年間通しての必要数量が全く確保できませんでした。この上、今年はさらに不作となると非常に頭が痛いところです。天候の影響で国産そばの収穫量がここ数年で激減しています。

自然相手の仕事は本当に頭が痛いと、毎年思います。

県内産地すべてで高温障害があるというお話がないだけ今のところは安心していますが、今後どうなるかは分かりませんし、少なくとも今以上に悪い報告がないことをただただ祈るばかりですね。

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福井と首都圏をつなぐ架け橋「fukuist」最新刊

フクイストの最新号がでました。今回は一周年記念号のようです。

特集は「コウノトリに魅せられた男たちの米作り」そして、福井発「ごはんのおとも」

農薬により汚染されたカエルやドジョウを食べたり、狩猟によって子孫を残せなくなって絶滅したコウノトリを再び呼び戻せるよう、共に生きていける環境を目指した米作りを紹介しています。

また、ごはんのおともでは、福井には無くてはならないお味噌「米五のみそ」のおかず味噌や、甘えび・らっきょ・にんにく・コシヒカリなど福井の食材で作った話題の食べるラー油、僕も大好きな天たつの汐うになど、よだれものの珍味が紹介されています。

今回は「粉奈屋のはなし」と題して、ふくいのそばができるまでをイラストと共にわずかですが掲載していただきました。来月には福井もようやく新そばがでます。入荷しましたら、ご予約をいただいた順に製粉いたします。早刈り新蕎麦のご購入を検討されているお客様、確実にご購入いただくために「新そば入ったよ!お知らせメール」のご登録をお待ち申し上げております。

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信濃でいただくお蕎麦は、上品で綺麗で気持ちが洗練されたような気分になりました。

実は松本にきて一度も蕎麦を食べていませんでした。

そば打ち名人戦の観戦とそば祭りの見学が今回の僕の主な目的。どこでもいいからササッと2、3枚食べたかったんですが、なんせお客さんが多くてお店の前は行列、車での行動だから渋滞はひどいし時間は無いわで並んで食べるほどの余裕がありませんでした。せっかくそば祭りへ行ったのに食べれないとは。。。

なので、帰りに立ち寄ったおそば屋さんで思いっきりいただきました。

まっ白いきれいな更科そばは福井ではまず見ないので、素肌美人の蕎麦にしばし見とれつつ、上品な香りを甘みを楽しみました。空っ腹には最高に美味しかったですね。

食べることが好きな蕎麦好きの知人から以前聞いた話を思い出しました。自分のそば観を押しつけて「これは蕎麦じゃない!」と他の文化を受け入れようとしないそば職人?がいて、こだわりはわけるけど、地方には地方に伝わる文化があるのに、それを受け入れず自分の価値観でものを熱く語るのは聞くに堪えなかったって。

僕は福井生まれでおろしそばで育ってますから、全国の美味しい蕎麦をいくら食べても結局はおろしそばが一番おいしい思うはずです。でも、ところ変わると同じお蕎麦でもいろんな形があって、文化があって、歴史があって、感動がある。そんな体験をすると、地元の蕎麦がまた違った目線で見えてきますし、福井に越前おろしそば文化があることを誇りに思います。

とても有意義で収穫と実のりある視察でした。

おわり

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松本から帰る途中で諏訪湖に立ち寄りました。

日本の湖と言ったら近くの琵琶湖か、数年前に北海道のそば畑へ視察に行ったついでに立ち寄ったサロマ湖、あとは友人がいる福島県で連れていったもらった猪苗代湖くらいしかパッと浮かばない。

ここには「諏訪湖」があったんだな!

方向は逆になるけど福井からだとなかなか来れないし、せめて高速から眺望を楽しもうとSAによりました。
なんか福井とはまた違うのどかさがありますね。城下町の雰囲気とゆっくりとした時間の流れ、人の良さ、食べ物の豊かさなんかもよく似てます。でもどこか非なるところ・・

・・・いいです。 すごく

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松本城公園内で開催されている信州そばまつりは、秋晴れでとっても気持ちがいいのです。

松本城公園内で開催されている信州・松本そば祭りです。

福井のそばまつりは、「そば打ち名人戦」もあわせてすべて特定の会場の中で開催されるのに対して、こちらはそばまつりは屋外なので、この秋晴れでとっても気持ちがいいのです。近くの歩行者天国ではライブとか、出店とかがあっていろんなイベントを見ることができ、松本城近辺や裏路地の気になる商店街を散策したり、祭り以外でも楽しめる事がたくさん詰まっています。

大勢の行列は増えるばかりで来場者数の多さを物語っていました。全国から20店が集まっているのにどこへ行ってもいっぱいです。

花より団子といいますが、花が良くないと団子の味も半減以下になってしまいます。ロケーションて言うのは本当に大切だなーと感じました。

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信州そば打ち名人戦は、喜びと努力の感動が伝わってきてとても素敵でした。

朝一番に福井を出て、松本に着いたのは13時頃。

やっぱり松本は遠いです。山と大きなダムを2個ずつ超えましたからね(笑)

今日は別会場で行われている「信州そば打ち名人戦」を見に行くことがまず最初の目的。

でも、予定表を見ると決勝が14時からとなっていたので、当然、それまでの試合は観戦できず・・。

なんとか決勝開始時間には間に合い、福井から来られている出場者の方たちとしばし懇談後、ピリッと張りつめた会場で始まりました。福井で行われている素人そば打ち名人戦とはまた違ったルールで、そば打ち台の設備にも異なる点が見られ、出場者の打ち筋もひとそれぞれ。見たことのない打ち方をされている方もいらっしゃって、とても勉強になりました。

予選があって決勝なので、進出者は2度打つということ。プラス、上位5名に限っては茹でと試食の審査があるんですねー。福井では行われないことなので新鮮でした。

名人は僕が観戦していた場所のすぐ近くで打っていた女性の方。喜びと今までの努力の感動が伝わってきてとても素敵でした。印象的だったのは特別賞を取られた女性の方。信州では座ってそば打ちするという文化が今でも残っているそうで、今回の大会で初めてこの座りスタイルでのそば打ちを実践されたそうです(見たかった。もっと早く着ければ。)

結局、数時間しか観戦できなかったのですが、この短時間で多くの気づきを得ることができました。

福井ではまた違ったスタイルで大会は進みますので、信州そば祭りで行かれたお客様、ぜひ、越前ふくいにも足を運んでみてください。お待ちしています!

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越前大野市のそば畑は、あと1.2週間もすれば実がついて黒くなっていく感じです。

おはようございます。

今朝は雨模様。しとしとと降っています。

明日からは松本城で行われている「松本そば祭り」へ行ってきます。

松本城では全国から20店舗のご当地そばが出展されて、もちろん福井からも越前そば愛好会が出店します。

今やおろしそばという言葉もかなり広まってきましたが、越前ふくいのおろしそばをぜひご賞味ください。

今日、明日、明後日の3日間やっています。僕も今回初めて行くのでとても楽しみにしています。

さて、越前大野市の畑ですが、だいぶ花がくすんできましたね。あと1.2週間もすれば実がついて黒くなっていく感じです。信州ではようやく新そばが出始めましたし、福井もあと1ヶ月くらいでしょうか。楽しみです。

また、「大野城築城430年祭」が行われています。

この連休にはたくさんのイベントが予定されていますので、こちらもどうぞお越しください。

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第16回 日本そば博覧会in福井は、全日本 素人そば打ち名人大会とそば打ち四段位技能審査会が行われます。

11月5日(金)、6日(土)、7日(日) の3日間、毎年行われる日本そば博覧会は今年で16回目を迎えます。今年は記念大会として例年以上のイベントを用意して皆様のご来場をお待ち申し上げています。

中でも、今回は「素人そば打ち名人大会 名人戦」の他に「そば打ち四段位技能審査会」が行われます。

共に技能・技術・そば打ちへの姿勢を審査します。僕も裏方として勤め始めて今年で5回目になりますが、勤め始めた頃よりももっと前からずっと挑戦し続けている方が今でも挑戦されていて、傍から見ているとみなさんのレベルの差がほとんど感じられません。審査委員の方々が困惑されるというのも納得です。

今、そば打ち実践中の方、これから始める方、そば打ちに挫折してしまった方、そば好きな方など、興味のある方はぜひお越しください。挑戦者のそば打ちへの熱意を身近に感じると、またそばが打ちたくなりますし、なんか分からんけど上手く打てそうな気がしてくるものです。

お待ちしてます。

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大野市のそば畑も満開の時期はそろそろ終わり、結実の頃へと進んでいるようです。

良いお天気続きで本当にありがたい毎日です。

半そでじゃ少し肌寒いような、でもポカポカするような、こんな季節が過ごしやすくて良いですね。

今週末は松本のそば祭りに出かけます。

連休の最初は雨降りだと全国ニュースで流れていましたけど、体育の日は”まさに体育の日”というべく晴れ模様になると言ってたので楽しみにしています。

さて、大野市の畑も満開の時期はそろそろ終わり、結実の頃へと進んでいるようです。

早い所では花の7割が枯れて実が見えている畑もあったりします。

福井の新そばは信州のさらに約1ヶ月ほど後になります。毎年、首を長ーくして待っていただいているお客様、本当にありがとうございます。

今年は夏の高温障害が出ている地域が結構あるようですが、全く被害の出ていない場所も報告されていますので、良いそばが取れたら嬉しいです。

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