京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチタイムのみ期間限定で楽しめる。

京都河原町の高瀬川沿いをゆっくり散歩するのが大好きです。
人がそんなに多くないし車の行き交いもほどほどなので、情緒あふれる景色とノスタルジックな雰囲気を楽しみながら地元の方々の生活も垣間見ることができて、なんかいいなぁ・・ってしみじみ感じるんです。

京都河原町駅(阪急京都線)を降りて高瀬川沿いにちょっと下るとランチ限定でお蕎麦が食べられるお店があります。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
kiln(キルン)さん。
こちらのお店は1階がカフェ、2階は薪を使った大きな窯で調理したお料理とワインがいただけるレストランなのですが、なんと昼限定で「蕎麦kiln」というそば屋さんになり、2020年3月までの期間限定で営業しているとのことです。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
解放感のある店内には丸太をカットして作られた重厚なテーブルと窯が中央に備えられてあり、レンガを積み重ねて作られたキッチンに目が奪われます。ここに座るだけでお料理が美味しく感じるような気がしてすごく落ち着きます。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
奥には団体客が座れるベンチシートとテーブル席。
新木が飴色になっていく様を感じられるのがいいですね

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
メニューは定番のラインナップを軸に2種類の定食を選ぶことができます。
鯖寿司定食(+650円)は鯖寿司の他にだし巻き卵、煮物、香の物がついたセットで、いなり寿司定食(+450円)は鯖寿司がいなり寿司に置き換わるセットです。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
冬季限定メニューは、蕎麦どうふのあんかけそば(1,300円)。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
まずはもりそばから始めて種物へ流れるか、それとも京都と言えばネズミ大根だから辛味大根のおろしそばを食べてシンプルなかけそばを手繰るか・・、でも京都の鯖寿司も絶対美味しいやつだし、冬季限定の蕎麦どうふあんかけも捨てがたい・・。
メニューが僕のツボをいくつも押さえるので、どれを食べるか本当に迷いました笑

最終的にまずはダイレクトにソバを味わいたいと思って、そばがき(900円)をお願いしました。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
ほど良い固さで練り上げられたそばがきからいい香りが立ち上ります。
天然塩とだし醤油、薬味にはおろしたての本わさびが添えられています。

柔らかすぎず固すぎず。粗挽きなんだけど舌に触らず、口に含むとサラッと解ける。
いい仕事です。こういう上等なそばがきってなかなか出会えないんですよね~。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
そして、もりそば(900円)。
こんもりと盛り付けられたお蕎麦が上品でかわいいです。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。
よく見るとそばがきに使われているそば粉とは違っていて、粗挽き感は残っているものの表面はとてもなめらかでみずみずしくソバの甘みが出ています。蕎麦に力があるから何もつけずに味わうことができるし、出汁はたまに口に含ませるくらいで十分です。

京都河原町の蕎麦kiln(キルン)では、石臼挽き手打ちの在来そばがランチ限定で楽しめる。

細打ちでも太打ちでもない、やや平たい麺線は噛み応えがありつつ、のど越し良く後引く美味しさ。最後に鼻から抜けるソバの香りと甘みが口に残って京都の水の良さが伝わります。

この店舗での営業は、2020年3月末までだそうですが、いづれちゃんとした店を構える予定だそうです。このそばがきがこれからも食べられると思うと嬉しくなります。

ごちそうさまでした。

[soba-kiln(蕎麦キルン)by kiln]
住所:京都府京都市下京区 西木屋町通四条下ル船頭町194 村上重ビル2F
TEL:075-353-3555
定休日:水曜日
営業時間:昼11:00~14:30

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本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。

僕は「渋谷」というとガレットの激戦区で技術的にも品質的にも非常に高いイメージがあります。どのお店も基本を大切にしながらもお店ごとに独創的なガレットを作り出しているように感じるからです。このお店もその一つ↓

"本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIO</p

新宿から小田急線で2駅進んだ「参宮橋駅」から徒歩1分のところにあるメエボニータ (meeBonita)さん。

世界をめぐり、料理やワイン、ガレットを都内、数か所で修行してきたという明るい女性店主からはエネルギーが溢れていて、同じ空間にいるだけで元気が出てきます。フランスにも行かれたことがあるそうで、本場の雰囲気が感じられるガレットメニューが並びます。

本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。
カウンター越しに目につくこのガレットパンは、日本では正規取り扱いのないガスを熱源にしたフランス製。400℃近い温度にまで鉄板を熱することができ、高温度帯で一気に焼き上げることによって本場ブルターニュのサクッとした歯触りとパリッとした触感を楽しむガレットを焼くことができる優れもの。鉄板なんて誰も気にも留めないでしょうけど、こういう特殊な道具がポンっと置いてあることに店主のガレットに対する強いこだわりを感じます。

本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。
お願いしたのは、Herborie(1,600円)というスモークサーモンとサワークリームのガレット。3日寝かせて仕上げるという生の生地はしっかり熟成していて、鉄板に生地を落とした時のジュワワワワ~という高い音や湯気とともに立ち上る香ばしくも酸味のある香りは僕がブルターニュへ行ったときに見聞きしてきたものにとてもよく似ていて、日本でこの音や香りを楽しめるとは思っていなかったので、嬉しくなって一人でニヤニヤしていました。

本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。
焼き上がりも見事!
茶色のガレットにたっぷりのフレッシュハーブ(ディル、ミント他)のコントラストが映えて、さわやかな香りがとても清々しい。ガレットでさわやかな気持ちになったのは初めてかも笑

本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。
熟成発酵が進んだ生地は発色も十分で、ブツブツと浮かぶ粗粒はいかにもブルターニュ!といった感じがします(実際は写真よりも生地の色が濃いです)。この粗粒が浮かぶ生地がブルターニュのいわゆる田舎ガレットの大きな特徴で、日本そばの粗挽きそばと同じような感じなんですが、素朴で香りが強くて味わい深いので生地だけでも美味しい♫

ハーブやサーモン、サワークリームなど水気を含む食材がたっぷりと包まれているのに最後までサクサク感が楽しめるのは、高温で焼き上げるのはもちろんですが、やっぱりクレーピエの技術が素晴らしいんだと思います。

本場ブルターニュのような粗挽きガレットとBIOワインが楽しめる、メエボニータ(meeBonita)渋谷/参宮橋。
中華料理では「甘・辛・酸」のバランスが大事だと言いますが、このガレットを同じように例えるなら、「甘・酸・香」でしょうか。ハーブやサーモン・チーズの甘味と香り、サワークリームと生地の酸味と香ばしさが3味一体となって、味のバランスがとてもいいです。

お昼過ぎに入ったにも関わらず、入れ違い立ち代わりでお客様が来店され、お客様同士がとても仲がいい。お店で知り合って仲良くなれる雰囲気は酒飲み&美味しいもの好きにはたまりません♫

次、伺うときにはおススメのBIOワインなどいただきながら、おしゃべりしたいなーと思わせてくれる楽しいお店でした。

[メエボニータ (meeBonita)]
住所:東京都渋谷区代々木4-1-5 参宮橋駅前ビル 3F
電話:050-6871-5970
営業時間 14:00~23:00
定休日:月曜日

▼Pen Magazine(web版)に紹介されています
大自然に育まれた在来種の「福井そば」で、身体にビタミンとミネラルを。

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福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)。

福井県が誇る「福井在来種そば」を全国に広くPRしよう!という趣旨のもと、福井県(行政)をはじめ、福井県内そば店や我々、地元製粉業者が東京に会し、『第2回 ふくいのそばを食する会』が今年も盛大に開催されました。

会場は昨年に引き続き、神楽坂にあります九頭龍蕎麦。福井の食材をふんだんに使ったお蕎麦や福井出身のオーナー自ら買い付けた希少な地酒がそろい、冬季は季節限定のせいこ蟹なども味わえます。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)
会場には雑誌社、フードライター、農業関係者、そば関係者、料理研究家などなど、多方面からたくさんのご参加をいただきました。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)

ここで福井のそばが全国に誇れるものであり、素晴らしいと感じる理由をご紹介したいと思います。

・県全域で在来種のみを栽培していること(一部を除いて他品種の栽培は行っていない)
・生産者の意識が高いこと(在来種を栽培する独自のノウハウを持っている)
・昼夜の寒暖差によって小粒ながら味の濃いソバが育つこと
・県内製粉業者すべてが石臼製粉のみ行っていること(機械製粉はしていない)
・福井県の気候がソバの加工に適していること(気温が低く多湿なので加工による品質低下や乾燥が起こりにくい)

また、福井県内にあるそば店が美味しい理由としては、
・製粉所が近くに存在するので、上記の玄そばや挽きたてのそば粉が手に入りやすいこと
・白山水系のミネラル豊富な地下水でそばを打ち、茹で、出汁を引くこと

それからソバ振興に関しては他県ではなかなか実現が難しいと言われるのが、行政、生産者、そば店、製麺所、製粉所などの横の連携ができているということが福井の最大の強みなのかなと思っています。
生産者はいいソバを作って、そば粉屋は石臼で挽いて、そば店はおいしい蕎麦を提供して、ソバが不作だったり病気が出た時は行政の保証や講習会が開かれる・・というのは他でも普通というか一般的な流れだと思いますが、福井では横のつながり同士がそれぞれ意見交換したり、勉強したり、時には協力し合ったり、叱咤激励したりと美味しい蕎麦を作るために業界を超えて積極的な交流が行われています。

そんな福井で育った在来種のお蕎麦が2品でました。
まず、山間部の大野市で栽培された「大野在来種」を石臼で細かく挽いて細打ちにしたせいろ蕎麦。これは辛汁で味わっていただきました。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)
在来特有の香ばしくも華やかな香りと後から追いかけてくる甘味・・そして香りの余韻。
出汁が無くても最後まで美味しく食べられるくらい味が濃いのが在来種と特徴。まだ福井のお蕎麦を食べたことがない方にこそ、この味わいを体験していただきたいです。

次に同じ大野在来を粗挽きにして、太打ちにしたお蕎麦。
これは福井スタイルのおろしそばにして味わっていただきました。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)
原料は同じでも挽き方が変わるだけで蕎麦の性格ががらりと変わり、ガツン!と蕎麦が感じられる野趣あふれる味わい。大根おろしの辛味や香りに負けないソバの風味と噛むほどに出てくるソバの甘みがたまりません。

最後に蕎麦がゆです。
茹でたそばの実にカツオを効かせた出汁をはったシンプルなもの。添えられた薬味は、上から時計回りに福井梅のたたき、越前海岸の海苔、勝山水菜のおひたし、そばあられ、だし昆布の佃煮、本生わさび、小鯛の造り(中央)。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)
箸休めにはそば粉を使ったスロベニアの郷土料理が出されました。
スロベニアは日本ではあまり知られていませんが、実は一大そば産地でそば食文化の根強い国なんです。主に栽培するのは日本では主にそば茶に使用されている韃靼そば(苦そば)で、有機・無農薬栽培が中心だそうです。このお料理は初めて食べましたが、キッシュのようで固めのそばがきのような食感で美味しかったです。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)
各テーブルには私ども製粉業者やそば店主など、いわゆる福井出身の専門家が一人ずつ着き、福井県産そばの認知度と理解度を高めていただけるよう努めさせていただきましたが、気づけば会場中が食事の合間合間に他のテーブルへ移動され、福井のそばを中心とした交流や情報交換をしていただいていたようで、とても有意義で大変勉強になりました。

福井在来種そばを楽しむ、第2回ふくいのそばを食する会@九頭龍蕎麦(神楽坂)

お昼時の短い時間ではございましたが、昨年に引き続いて色々な方々とのご縁をいただいて、東京では福井のそばがどのような認識を持たれているのか深く知ることができたことで、今後の課題や対策を考えるきっかけになったことは大きな収穫です。この経験を大切にして、福井の在来そばをさらに盛り上げていきたいと思います。

この度のふくいのそばを食する会にご参加いただきましたゲストの方々をはじめ、ご協力いただきましたすべての関係方々に心より御礼申し上げます。

ありがとうございます。

また、今回の内容を以下のようにご紹介していただきました。
心より感謝申し上げます。

■pen on line(2020/08/28)
大自然に育まれた在来種の「福井そば」で、身体にビタミンとミネラルを。

■日刊ゲンダイDIGITAL版(2020/02/16)
県をあげて在来種を守る 福井県はそば打ち愛好家の“聖地”

■W LIFE(2020/02/16)
「食は地方にあり」福井そばの魅力に驚く

■農業協同組合新聞【電子版】(2020/02/13)
在来種の美味しさをアピール 福井のそば、東京で「食する会」

■食育スペシャリスト中村詩織 “食べることは生きること 笑うことは満たすこと”(2020/02/13)
【ふくいそばを食す会】

■田沼敦子公式ブログ(2020/02/13)
「ふくいそばを食す会」

■昨年(2019年)の記事はこちら↓
福井在来種の蕎麦を楽しむ「ふくいのそばを食す会」が東京・神楽坂の九頭龍蕎麦にて開かれました。

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浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。

初めてやってきたんですけど平日朝の隅田川っていい感じですね。
公園で子供を遊ばせるお母さんやランニングする人たち、散歩する老夫婦など、まさに下町の生活が感じられるというか「しみじみいいなぁ・・」と思わせてくれます。

そんな隅田川公園沿い目に入るお店がCACOM(カコム)さん。
一見、小ぢんまりしていますが、お酒によく合う一品料理からパスタ、ガレットまでいろいろなお料理が楽しめるそうです。

お店に入ったらすでに6割ほど着席していて、空いている内の一つは「予約席」。僕が座ったら残り2席という人気ぶり。しかもみんな女性でまさに女子会真っ最中!男一人でいる僕が恥ずかしくなりましたが、考えてみれば確かに場所柄、一息つきたいママたちの憩いの場になりそうな感じです。

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
店内は狭すぎず広すぎずスタッフとの距離も近くて、ちょっとごちゃごちゃした風にも見えますが、それが逆にお店の雰囲気を作っている感じがして温もりがあります。適度に光も入るので明るくて居心地がいいのも女性たちが集まる魅力なのかもしれません。

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
すごい美味しそうな自家製ソーセージや隣のママさんたちが食べているパスタもとてもいい香りが漂ってきて気持ちが動いてしまいそうだったんですけど、今回はガレットをいただきに来たのでガレットメニューだけをチェック!

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
ガレットがメインではないカフェやレストランでは定番のコンプレットだけを用意するところが一般的ですが、カコムさんではその他にキノコを加えたシャンピニオン、ミートソース、4種のチーズを使ったクアトロフォルマッジの計4種類から気分に合わせて選べるのが嬉しいですね。

しかもランチタイムはサラダとドリンクが付いたランチガレット(850円)が用意されていてますます嬉しい。※ランチガレットはコンプレットのみ

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
レタス、水菜、紅心大根、ニンジン、インゲンなどが入ったサラダをいただきながらガレットが焼きあがるの待ちます。行き交う人や車の流れ、空の青さやお日様の光を感じながら食べるランチはそれだけで贅沢な気持ちになります。

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
さて、お待ちかねのガレット(コンプレット)です。
卵は黄身をつぶして全体に広げ、うっすら焼きいれたハムと飴色になるまで火を通した玉ねぎが忍ばせてあります。

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。
ガレットというとパリパリサクサク系が多いと思いますが、カコムさんのガレットはふわっふわのモチモチ触感♫ 中途半端にモチモチでサクッとしていたりすると生焼けのような触感になって歯ぬかりするんですが、ここまでふわふわでサクッとした要素が無いガレットはむしろ新しいというか初めての体験で、この触感にはやられましたね。フランスパリやブルターニュの方たちの舌には合わないかもしれません笑

浅草隅田川沿いのcacom(カコム)は、女性一人でもふわふわモチモチガレットが楽しめる。

卵と玉ねぎのトロミと甘み、ハムとチーズの香りと塩気がふわふわのガレット生地ととてもよく合っていてアッという間に食べ終えてしまいましたが、同時にこの生地で食べる他のメニューはどんな感じなのか、すごく興味がわきました。

今や専門店をはじめガレットを出すお店は数ありますが、こんなガレットもありだな、いいなぁと久しぶりに思いました。

ごちそうさまでした。

[Dining Cafe CACOM(カコム)]
住所:東京都台東区花川戸2丁目15-6
電話:03-5830-3559
営業時間 11:30~22:00
定休日:水曜日

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そば粉屋が教える鳥類の飼料・エサ用のそばの実(玄ソバ・抜き実・丸抜き)を選ぶ4つのポイント。

最近、ペットで飼われている鳥やハムスターなどの飼料として「ソバ」を与えている方からのお問い合わせをいただきます。今までペットのエサに「ソバ」が選択肢としてあることを知りませんでしたし考えもしなかったので意外でしたが、ネット検索してみたら飼料メーカーからいろいろな玄そばが販売されているのを見てとても驚きました。

一部の動物だけかもしれませんが、ソバってペットの飼料(エサ)として普通に認知されているんですね!僕は小さい頃にうさぎやにわとりが家にいたことは覚えていますが、それ以来、ペットを飼った事がないので、ペットのエサ=ドックフードのイメージしかありません。でも調べていくと中型・大型のインコ類、文鳥・フィンチ類、オカメインコ、にわとり、ハト、オウムなどの鳥類、リス、ハムスターなどなど、結構、いろんな動物にソバを与えているんですね。

そういえばウチにもこぼれ落ちたソバ粒を食べにしょっちゅうすずめとかカラス、ハト、ネズミがやってくるので、鳥類全般や雑食の小動物はほぼいけるのかも(笑) そういえば人間にはソバアレルギーとかありますが、動物にはそういったものはないんでしょうかね。

ご存知の方もいるかと思いますが、ソバは穀物の中でも栄養価が高く必須アミノ酸のバランスがよいタンパク質や、リン、カリウムなどのミネラルの他、ポリフェノールの一種である「ルチン」が含まれています。人体に対しては抗酸化作用、成人病、糖尿病の方に効果があると言われており、消化が早く吸収されにくい難消化性デンプン(レジスタントプロテイン)にあたるタデ科の穀物というのも大きな特徴です。

これらの栄養成分が動物にどのような作用や効果をもたらすのかについては分かりませんが、一通り飼料用として販売されているサイトを見ていて、ソバの専門家として気づいたことと大切なペットに与える玄そばを選ぶポイントをいくつかお伝えしたいと思います。

鳥類の飼料・エサ用の玄そば(そばの実)を選ぶポイントをご紹介します。

①安価な外国産ソバはお薦めしたくない

外国産そばの良さはズバリ価格が安いこと。良くないことは日本に輸送する際に虫がついたり中から虫が発生するのを抑制するために、栽培する際に農薬が使われていたり、現地から日本へ輸送する際に薬で燻蒸する場合があるので、大切なペットの健康に影響がでるかもしれないことです。

外国はソバに限らず米や麦などの穀物を雑穀の括りで一緒くたに茹でて食べたり、肉や魚の中に詰めて蒸し上げるなど、日本のように素材そのものの味を楽しむという調理をあまり行わないので、穀物全般はしっかり乾燥させて含水率を5%以下のカラカラ状態にします。そうすることでそば特有の香りは抜けてしまいますが保存性が高くなり長期保存や常温保管が可能になります。

しかし日本は外国産・国産に関係なく「生そば」や「そばがき」のようにソバ自体の美味しさを楽しむ文化なので、そばの香りをなるべく残すために玄そばの含水率を15%前後に調整します。ここで注意が必要なことは含水率が10%以上ある穀物は品質管理をしないといけないという点です。
 

含水率が10%以上あると何が問題なのか・・?

含水率が10%以上ある穀物は、低温低湿倉庫や風通しの良い冷暗所などで保管しないとカビが発生してしまったり、品質が著しく低下してしまうので、常温保管されている穀物には防かび剤などの薬品を使用することがあります。使用量は人体に害を及ぼさない程度の量になってきているので、そこまで神経質にならなくてもいいのかもしれませんが、動物とはいえ大切な家族の口に入るものですからあまり気持ちのいいものではありません。薬品は主に黒い皮の表面に付着しているので、皮をむいたソバの実(抜き実、丸抜き):お米で例えると白米の状態でしたらいいと思いますが、外国産は産地までは分かってもどのように栽培されたかまでは見えないので、いづれにしても玄そばではあまりお薦めはしたくはないです。

②玄そばの鮮度と管理について

ソバに限らず食材を「飼料」と捉えてしまうとペットを飼った経験がない僕なんかは原料自体の品質はもちろん取り扱いの意識が一気に下がるというか、できれば国産の方が良いけど外国産で安いものがあればそれでいいし、品質なんて保存状態がどうかなんて気にしないと思います。人間の食用には向かない2級品以下のものを与えればいいみたいに思ってしまいがちですが、実は①と同じようにエサの鮮度や保存管理も重要なんですよ。

穀物は収穫して乾燥されても呼吸をしているので、袋詰めされた状態でも外気や室温の影響を受けて含水率が変わりますし、別の餌と同じように陳列されたりしますと臭い移りもあります。劣化すると赤茶っぽく変色したり酸っぱいような臭いがすることもあります。ですので、長期保存するなら一年中、低温・低湿の温湿度帯で外気に触れないよう密封された状態で保管するのが理想的です。

しかし、ペットショップなど行きますと、箱や袋に入っているとはいえ温度管理されていない常温箇所に他の商品と一緒に陳列されていたりします。店頭でお買い求めになるのでしたらなるべく製造日に近いものを選んでいただいた方がいいのですが、製造日が記載されているとはいえ、そのそばの実がいつ収穫されたものだとか、袋詰めされて製造日が記載される以前はどのような経路をたどってきたかまではわからないので、ペットが好んで食べれば問題ないですがそうでなければ控えた方が良さそうです。いづれにせよ開封後は冷蔵庫などで保管して早く消化した方がいいです。

③ペットの食べやすい大きさのソバ粒を選ぶ

私どもは福井県福井市にあるそば粉の製粉メーカーです。使用する原料は玄そばのみです。そのため、毎年、福井県内はもちろん、全国からさまざまな産地や品種の玄そばを取り寄せます。当然、その年の作柄や収穫量によって品質や価格が変わるのですが、実はソバ粒の大きさも産地や品種によって毎年異なります。

例えば福井県内全域で栽培されている「福井在来種」という品種は、福井の土地で昔から作り続けられているもので、粒が小さく味や香りが強いという特徴があるのですが、雨風などの自然災害に弱く収穫量が安定しないという欠点があります。
一方、北海道や長野県などで多く栽培されている「キタワセ」という品種。こちらは改良品種で雨風に耐性があり粒が大きいので、天候に恵まれない年でも一定量の収穫量があります。ただ、在来種に比べると大味でさっぱりしています。

動物は産地や品種で好みが分かれるなんてことは多分ないと思いますが、ソバ粒の大きさによっては食べやすい食べづらいがあるのではないかと思います。在来種の場合は小粒で2~4mmくらいなので、ハムスターやインコなど比較的小型の動物が食べやすいでしょうし、改良品種は3~6mm以上あることもあるので、にわとりやハト、オウムなどの中大型の動物に適しているのかなと思います。

また玄そばに付着している匂い(臭い)によっても喰いつきが良い悪いが出てくるのではないかと思います。②でも少し触れましたが、鳥は人間より臭いに敏感ですから臭い移りがあると食が進まないのではないかと思ったりします。

④鳥類の飼料・エサ用の玄そば(そばの実)を選ぶための専門家からのアドバイス

動物医院の知り合いに聞いたところ、以下のようなお返事がありました。
動物も人間同様に味の良し悪しが分かります。エサも買ったお店によって食いつきが変わるということはよくあります。ソバを飼料としてお考えの方は、いきなりすべてを切り替えるのではなく、サプリや補助食品として少しずつ慣らすように与えながら状況を見ながら量を増やしていくことをお薦めします。

ただ、鳥の種類や好み、相性にもよりますし、大型犬と小型犬では食べるエサも与えていいエサも違うのと同じで一概にどんな鳥にもいいですよ!とは言い難いです。また、そばの実は小型の鳥に与えるには大きいので、中~大型のインコ向けなのではないでしょうか。大型のインコだと1センチくらいの実を食べていたりしますが、文鳥や十姉妹などは1~2mm以下でないと食べられないのでソバを与えるのはあまり聞いたことがありません。ただ、粉末(そば粉)を合成飼料に混ぜているパターンはありそうです。

鳥や動物もソバの味が分かるようです。
弊社では、福井県産を中心に無農薬栽培された国内産の玄そばを年間通して自社倉庫にて品質管理しており、玄そばの粒の大きさは産地や品種によって大~小ございますので、鳥のサイズに合わせた大きさをご提案いたします。また、少量ずつ小分け対応もいたしますので、新鮮なそばを大切なご家族にどうぞ。

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金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。

金沢市南町にオープンした、カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)
有名なパティシエ 辻口博啓氏が手がけるカフェで、こちらでは手巻きスタイルのガレットが目玉の一つとなっています。

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。
ホテルやビジネスビルが立ち並ぶ金沢市の中心地、香林坊の百万石通り沿いにパッと目につくモダンな外観。

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。
店内はシックで清潔感があり、迫力のあるオープンキッチンがいいですね♪
テーブルにはコンセントも用意してあり、少人数でのお喋りや軽い打ち合わせ、ノマドにも活用できそうです。

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。
ガレット以外にもチーズケーキやロールケーキ、プリンなど、定番商品が並びます。

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。

RIZ GALETTE(リ・ガレット)と名付けられたガレットは、米粉がブレンドされているそうです。

▼ソーセージのガレット

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。
▼生ハム入りガレット

金沢市カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)では、手巻きスタイルの米粉入りガレットが楽しめる。
米粉が入っているせいか、とても優しい口当たりでクレープとガレットのいいとこ取りな生地に仕上がっています。野菜もたっぷりでドレッシングがすごく美味しい。
ナイフとフォークで食べるガレットだと、切って口に入れていく内にだんだん疲れてしまうことがありますけど、手巻きスタイルだとスルスルと口に入っていくので、一人で2枚くらいサラッと食べられるんじゃないでしょうか。

金沢散歩の合間に小腹を満たすガレットがあるっていうのは良いですね~。
ぜひ味わってみてください。

[カフェ ドゥ アッシュ(CAFĒ DE H)]
住所:金沢市南町6-12 国際ビジネス学院ビル1F
電話:076-234-3773
営業時間 10:00~19:00(18:30 L.O.)
定休日:不定休

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令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。

ソバに限らず農作物は全般的に地産地消で行うという習慣が根強い、南越前町(旧今庄町)のそば圃場です。この辺りの生育状況を見ると、こちらは先日行った大野市よりも数日後に播いている印象です。花は確認できませんでしたが、蕾が膨らんでいるのでもうまもなく開花というところでしょうか。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
花が咲いていない割に大野市より飛んでいる虫の数が多いので積極的な交配が期待できそうです。湿害も問題なさそうですね。今のところ安心しています。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
茎の色も良いですね。
地中から必要な水分を吸い上げている感じが伝わるようです。

令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。
雑草がちょっと目立ちますが、現状での被害はほとんどないでしょう。
これからが楽しみです。

カテゴリー: 福井県内に育つそばの様子 | タグ: | 令和元年 今庄在来種を栽培する福井県南越前市(旧今庄町)のそば圃場。 はコメントを受け付けていません

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。

福井県の山間部、奥越大野市のそば圃場です。
この日、太平洋側には大型台風が接近しており、福井県の気温は32℃を超えて残暑というより、夏に逆戻りと言った感じでした。日差しがとても強く、空も青く高かったです。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。
そんな中、太陽に向かってのびるソバ。
これくらいの高さまで伸びてくると台風による強風で例年、倒伏していたのですが、今年はまだ台風の被害が無く、真っすぐ育っています。ここ数年、大野市ではこういう姿がなかなか見られなかったのでちょっと嬉しくなりました。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。

先週はまとまった雨が降ったので湿害を心配していたのですが、茎を見る限り問題ないようです。
場所によっては白い花が開花しているところもあり、再来週には満開になっているでしょうね。

令和元年 福井県大野市に広がる大野在来種のそば圃場は、まっすぐ伸びていて順調です。
今の時代、台風が来ないということはないので、なるべく被害がないようにと祈るしかなく、特に過去5年以内では一番いい育ち方をしている今年はなおさらです。定期的に圃場を見て回って生育状況を確認していきたいと思います。

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令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。

今日の福井市は気温32℃まで上がる夏日となりました。
日差しも8月に比べれば弱くなったとはいえ、かなり厳しかったです。

そんな中、心と体を涼しくさせてくれるそば畑。
青い空とのコントラストがきれいですよね。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。
こちらはあわら市の圃場です。
すぐ目の前に海が広がっている丘陵地なので、土質は粘度と砂地が混じったような感じで水はけがよく、また、この辺りは小高い丘になっているので大雨が降っても大きな被害がでにくいという優位性があります。しかし、水はけが良い分、雨が降らないとダメになってしまうというリスクがあります。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。
茎は太く育ち、しっかりと土に根を張っている姿を見ると今年の作柄をついつい期待してしまいますが、これから大型台風がバンバンやってくるので、期待と不安が入り混じった微妙な気持ちです。

令和元年 坂井市丸岡町とあわら市産に育つソバ(丸岡在来種)は、青々として順調です。

とにかく現状はおおむね良好です。
このまま収穫まで行ってほしいとは思いますが、多分、そうそう上手く行かないでしょうから、せめて元気な茎と青々とした葉に願いを寄せたいです。

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在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。

奥越前の勝山市は県内でも有数の豪雪地帯であり、米をはじめ在来そばの産地でもあります。酒どころとしても有名で豊富な地下水と厳しい寒さの中で仕込まれる勝山の名酒「一本義」の新酒まつりには毎年、県内外から多くの酒好きが新酒を求めてやってきます。
また、今や福井を代表する観光地となった恐竜博物館もこの地にあり、季節を問わず多くの恐竜好きが集まってきます。

そんな勝山市では、雪を利用した「雪室」で勝山市の食をより豊かにする取り組みが行われており、今回、その雪室を特別に見せていただきました。

雪室とは・・
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の力で冷やした天然の冷蔵庫で食品を保存する雪国古来の知恵。
室内は温度0℃・湿度90%以上の一定した環境で、電気振動がなく光や乾燥による食品への影響が少ないため、鮮度を保ち美味しさを向上させることができます。
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米を低温保管するための倉庫を雪室として利用し、冬の間に倉庫が満タンになるほど新雪を入れるそうですが、昨年冬は暖冬で勝山市内にはほとんど雪が降らなかったため、山に登ってかき集めてきたそうです。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。
外は35℃を超える猛暑でしたが、雪室の中の気温は2℃前後と体が縮こまるような寒さ。
雪室を見たのは人生で2度目で、初めて見たのは新潟にあるワイン醸造所でした。そこでは地下にあるワイン蔵に雪室の冷気を送り込んで低温熟成させていたのですが、5℃以下の低温で湿度90%以上に保たれているとワインにとっていい効果が得られると言っていました。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。
雪室の中では、ソバ、味噌、大根、日本酒、発酵食品などいろいろなものが熟成されていました。大根は甘みが強くなり、日本酒はまろやかな仕上がりになるそうです。そばは新そばの風味や鮮度が長持ちし、そばの味が最も劣るとされる夏に鮮度の高い蕎麦が提供できると地元のそば店では好評だそうです。

在来そば・米・発酵食品などを低温熟成させる「勝山雪室」を視察してきました。

雪室そばは期間限定にはなりますが、勝山市内の限られたそば店にて味わうことができます。ご興味のある方はぜひ、ご賞味ください。

▼雪室で寝かせた蕎麦「雪室そば」をぜひとも、ご賞味ください。
https://www.city.katsuyama.fukui.jp/soshiki/11/886.html

▼詳しくは勝山市ホームページ
大地の恵み「雪」を活用した新たな魅力「奥越前かつやま雪室」

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