手打ち蕎麦あかり(富山:入善町)では、福井県内の在来種のみを使用した自家製粉十割の「生きた蕎麦」が味わえる。

富山県入善町の手打ち蕎麦あかりさんにやってきました。
こちらでは福井県内各産地の様々な在来種を自家製粉しており、壮大な立山連峰と黒部川扇状地から流れる井戸水で打った十割蕎麦が楽しめるお蕎麦屋さんです。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
味わいのある看板。
蕎麦のへの強い想いとこだわりが伝わってくるようです。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
入り口すぐ右手にそば打ちスペースがあり、正面にはその日に提供される蕎麦の産地と品種名が掲載されています。この日は福井県内でも出回ることの少ない南越前町産の「今庄在来種」。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。

日本家屋の柱や梁が立派で天井が高く開放的な店内には、木と蕎麦の香りが充満していてとても落ち着きます。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
お品書きは冷蕎麦の冷汁/温汁の他、温そばや蕎麦前のラインナップがあり、蕎麦の大盛りまたは、お代わりといった細かい心遣いも嬉しい。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
まずは鴨焼きから。
お皿の模様が石臼の目に見えてしまうのは僕だけかな( ´艸`)

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
強火で香ばしく焼かれた鴨肉は柔らかくジューシーで、飾り包丁の効果で中まで火が入り甘みが引き出された焼きネギもトロみがあって美味しい。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
お蕎麦一皿目は、丸抜きの粗挽き蕎麦。
蕎麦を3本ほど手繰って口に入れた時の穀物香、ムチッムチッとした歯ごたえ、最後に舌に残る甘さと余韻は福井で食べる粗挽きとは一味違う。丁寧に水回しされていることはもちろんのこと、この場所で汲まれる井戸水がこの味わいを引き出すんでしょうね。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。

二皿目は田舎そば。こちらもやや粗挽きになっていて、薄っすらと透明感がある中に黒いホシが細かく飛んで表情豊かです。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
同じ今庄在来を使っても挽き方や打ち方で味わいが全く違うのが蕎麦の面白いところ。
1皿目の粗挽きと2皿目の田舎を交互に楽しみながら香りと甘みを確かめます。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。

最後にかけそばをいただきました。

入善にある手打ち蕎麦あかりでは、福井県内の在来種のみ自家製粉する「生きた蕎麦」が味わえる。
蕎麦は田舎を選択。
お出汁の熱でムチムチ感が少し柔らかくなった感じがまた美味しい。水が最高に良いから、その性格がそのまま蕎麦にも出汁にも出ている気がします。

あかりさんは平日でもすぐに蕎麦が売り切れになってしまうらしいので、予約されて来店された方がいいようです。

[手打ち蕎麦あかり]
〒939-0642 富山県下新川郡入善町上野818-1
電話:0765-33-4132
営業時間:11:00~13:30
定休日:火・水

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大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。

京都の丸太町駅近くにあるガレットの名店「ヌフ クレープリー (NEUF CRÊPERIE)」で開店から活躍されたクレーピエ(ガレット職人)が大阪の松虫駅近くに独立開業されたので、早速、伺いました。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
松虫駅から歩いて5分くらいでしょうか、住宅が密集した迷路のような細道を進んでいくとお店の入り口を発見。アンティーク調のお洒落な外観ですが、周りの住宅に溶け込んでいるのは、この建物が歴史を感じる日本家屋だからでしょうか。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。

店内は和風と洋風がお互いに引き立て合っているような落ち着きのある空間。
正面にカウンター越しの厨房があり茶系の装飾が良い感じ♪

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
メニューは、ヌフ クレープリーと大きくは変えず、モーニングはコンプレットをベースに好みに応じたトッピングができるスタイルを残しているそうです。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
コンプレット(自家製ロースハム、卵、チーズ)+アボカド、トマトのトッピング。
ヌフ クレープリーさんでいただくガレットは本場フランス・ブルターニュで食べてきたものより美味しいと個人的に思っているんですが、10e.DIXIÉMEさんのもさすがのクオリティ。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
特に生地のパリパリザクザク感は以前よりもさらに増したように感じて、思わずその理由を色々聞いてしまいましたが、なるほど!と感じる秘密と技術が10e.DIXIÉMEにはありました。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
生地の厚みと焼き加減、気泡の入り方が絶妙で、半熟卵のトロトロ、アボカドのねっとり感、野菜のシャキシャキをガレットのパリパリが包んでたまらない美味しさです。近くにこんなお店があったら毎日、最高の朝を迎えることができますね。お近くにお住まいの方が羨ましい。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
デザートには塩キャラメルのクレープをいただきました。
僕はキャラメルはちょっと苦手なんですが、フランスで塩キャラメルのクレープを食べてから、クレープだけは美味しいと思うようになりました。甘みが強くなくてほのかに苦みを感じるので、割とさっぱりいただけるのと、食感の良いクランブルとポテッと添えられた生クリームがアクセントになって男性でもペロリと1枚食べられます。

大阪松虫の10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)では、朝9時からパリパリのガレットが楽しめる。
手作りの塩キャラメルソースは店頭で購入することができるので、自宅でも手軽に楽しむことができます。僕は薄めの食パンを強めにトーストしてこのソースをぬってから、軽くホイップした生クリームを添えて食べています(朝からホットコーヒーが止まらないw)。

10e.DIXIÉMEさんは、基本的にワンオペとのことなので、お客様が重なるとちょっと待ち時間が長くなるかもしれませんが、その分、ゆっくりとこのお店の雰囲気やリズム、ガレットの焼ける音と香ばしい香りを楽しんでいただきたいと思います。

[10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)]
〒545-0023 大阪府大阪市阿倍野区王子町1丁目10−2
電話:06-7664-9953
営業時間:9:00~17:00
定休日:火・水

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蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

唐突ですけど、江坂っていいですよね~

新大阪から乗り換えて2駅で便利だし、駅周辺は賑やかなお店や下町情緒を感じる商店街があるかと思えば、少し離れると落ち着きのあるお洒落なレストランやバーがひょいと顔を出す。訪れるたびに夜の江坂の魅力にはまっていく自分がいます(笑)

そんな江坂でコロナ禍にオープンされた「蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま」さんへようやく伺うことができました。店主の鹿島さんは芦原温泉で有名な福井県あわら市のご出身で、大阪のそば打ち道場で手打ちそばを習得されたそうです。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。
お店の入り口に映えるそば打ちスペース。
店内は右側カウンター席と左側にテーブル席があります。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

鹿しまさんの魅力の一つは、何といっても全国から取り寄せられる鹿島さんセレクトの日本酒を楽しめること。好みを伝えるとお料理に合わせて一つ一つおすすめしてくださるので酒好きは足に根が生えること間違いないです。充実の飲み比べセットもあります。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

そしてそば前の豊富さ。定番メニューの他に「本日のおばんざい」があって、好みに合わせて細かく選ぶことができます。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

本日のおばんざい3点盛り(1,200円)。
上から時計回りに、海老の蓮根はさみ揚げ、猪肉ロースト醤油麹漬け、牡蠣のオイル漬け。猪肉は嫌な獣臭が全くなくて、香ばしい香りとやや強めの塩気にお酒が合います。牡蠣も生臭みがない上にオイル漬けによくある油っぽさがないのでサラリと美味しい。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

肉厚でもシャクッとホクッと歯切れの良い海老の蓮根はさみ揚げ。食感を残すようにたたいた海老がプリプリで薄衣のおかげで素材の味をしっかり味わうことができます。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

鹿しまさんへ行かれたらぜひ酒器にも注目してみてください。お酒ごとに盃を選ばせてくれますし、異なる作家さんの片口や徳利を見たり、盃に酒を入れた時の色の変化や見込みの景色を見ているだけで酒が進みます( ´艸`)

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

最後にお蕎麦を2種類いただきました。
まずは限定の粗挽きもり蕎麦。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

冬の冷たい冷水でギュッと〆られた粗挽きのお蕎麦はツヤツヤで、鼻を近づけると穀物の甘く香ばしい香りが届きます。2、3本ほどそのまま口に運んで噛みしめると強い弾力があって、プツリと歯で嚙み切れる感じが心地いい。
 
蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

2つ目は変わり蕎麦(この日は柚子)を鶏そぼろの温そばで。
普段から更科系のお蕎麦をあまり食べつけない(福井にはない)ので、更科粉を使った純白のお蕎麦って熱に弱くて温そばだとコシが無くなってしまうんじゃないかと思っていたんですが、それまでの更科蕎麦のイメージを覆すコリッとした食感の良さと柚子切りなので鶏そぼろとの相性が抜群でした。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)で愉しむ、そば前と日本酒が堪えられない。

韓国冷麺のような強い食感なので胃が疲れるかなと思ったんですが、胃に入るとすぐ消化するのか意外に優しい。こういうお蕎麦は福井ではなかなか食べられないので、お出汁までしっかりいただきました。

大阪は近年、そば前を愉しむことができるお蕎麦屋さんがすごく増えたと思います。そば前と言っても焼きのりや板わさ、鴨焼きといった江戸風なものではなく、旬の素材を使った料理やおばんざいが中心で、これはこれでいい文化になりそうな予感がします。
ぜひ足を運んでみてください。

[蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま]
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-35-25 江坂第一レジャービルT&T1FB
電話:06-6310-0015
営業時間:昼 11:30~13:30 / 夜 18:00~23:00
定休日:日・祝

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令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。

新規石臼架台の搬入もいよいよ後半戦。
残りの架台を設置していきます。

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
架台はただ置けばいいというものではなくて、1台1台水平値を取りながら丁寧に備え付けていきます。寒い中、本当にありがとうございます。

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
一列に並んだ架台は美しいですね~

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
次に架台に決められた石臼を設置していきます。
カガセイフンの石臼は古いものだと150年以上前に作られたものがあり、今でも現役で最高のそば粉を挽いてくれるのですが、一つ一つ作られた年代や石臼職人が異なり時代ごとの流行みたいなものによって石臼の大きさや形が微妙に違います。

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
なので今回、架台を製作してくださった鉄工所さんとは、今まで何度も何度も打ち合わせを重ね、過去3台の試作機を製作してもらいながら、石臼の個性を生かした架台にしていただきました。一見するとすべて同じように見えますが、石臼と同じくすべて1点ものの架台です。

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
↓新設した「色別選別機(奥)」と並んだ新規石臼架台。
色別選別機は、米を製品にする時に石やガラス片等の異物や被害粒の除去する設備なのですが、今回、弊社が導入した理由は脱皮した後に混入してしまう玄そば(黒粒)を除去するためです。

令和5年カガセイフン工事(17日目)石臼架台設置完了、色別選別機試運転。
福井在来種の玄そばは他県産(他品種)に比べて非常に粒が細かく実が詰まっているので、完全脱皮がとても難しく黒粒がかなり混入します。1期目の機械更新工事で在来専用に特注した脱皮機が入ったことで今までとは比べ物にならないくらい精度の高い丸抜き(抜き実)が得られるようになりましたが、それでも黒粒は混じります。そこでこの色選を活用して混入している黒粒を除去するのです。それでも100%除去はできませんので、これからいろいろな条件で活用していきたいと思っております。

令和2年から令和5年まで足掛け3年の長きに渡る工事もようやく完了しました。
ご協力いただきましたお客様には心より感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置

今回、更新する石臼の架台は10台で新しく3台新設されるので合計13台の架台が納品されます。その内の4台が今日カガセイフンにやってきました!

令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置
この架台は石臼製粉機を取り扱うメーカーではなく福井市内の鉄工所に依頼しました。理由はいろいろあるんですが、一番のポイントはカガセイフンの肝である石臼の個性を尊重した架台を作ってくれるかどうかというところ。
弊社の石臼はすべて昔の職人が手作りしたもので、1つとして同じものがなく、大きさや重さ、形が様々です。それらを一つ一つ見ながら石臼に適した架台を作ってもらうには、話を真摯に聞いてくれる鉄工のプロに依頼するしかありませんでした。

令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置
石臼1対ごとにフルオーダーした架台は見た目は同じでも随所に工夫が施されており、危険を伴う石臼のメンテナンスを素早く安全に行えるような造りになっています。福井のものづくりは素晴らしいなぁとつくづく感じます。

令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置
いよいよ石臼が設置されます。石臼にあわせて架台を作っているので、架台に対して設置する石臼がすべて決まっています。違う架台に設置しても当然合いません。

令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置
一つ一つ石臼が設置されていき、原料タンクがのせられました。

令和5年カガセイフン工事(10日目)石臼架台4台設置
すごくいい感じです。
残り9台全部設置されると壮観でしょうね。

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令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し

今日は朝から慌ただしく、3本ある原料タンクの内1本を取り外して空いたスペースに先日届いた色別選別機を設置する作業が始まりました。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
配管を丁寧に取り外し、タンクを解体していきます。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
空いたスペースに色別選別機を設置。これで1か所で磨き済み玄そば、脱皮済み丸抜き、色選済み丸抜きの3種類の原料が取れるようになります。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
一方で石臼架台の解体も始まりました。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
今の場所にやってくる前の工場から40年以上に渡って頑張ってくれたこの架台は、石工がさんたちが1台1台手作りで作った弊社の石臼に合わせて作られたオーダーメイドなのですが、経年劣化による骨組みの歪みと、故障した際の部品調達ができないという理由で今後、部品交換やメンテナンスしやすい仕様で新調する運びとなりました。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
まだ使える部品だけ取り外してもらって残りは撤去。
石臼があると狭く感じる部屋でもモノが無いと広く感じます。

令和5年カガセイフン工事(6日目)色別選別機設置、石臼架台取り外し
ここに新しい架台がやってきます。
どのような景色になるのかとても楽しみです。

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令和5年カガセイフン工事(1日目)色別選別機 搬入

令和3年の機械更新工事、令和4年の原料倉庫改修、製麺室新設工事に続いて、令和5年は色別選別機の新設と石臼架台更新工事を行います。工事開始から3年という長きに渡り弊社の工場改修に関してご理解とご協力をいただきましたお客様、工事関係者の方々に心から感謝申し上げます。

今年の工事始めは、色別選別機の搬入から。

令和5年カガセイフン工事(1日目)色別選別機 搬入

色別選別機とは、小石・ガラス片などの異物や不良品を色で選別する装置で白米に使用されることが一般的ですが実はソバにも使用されおり、脱皮した蕎麦の実の中に脱皮されずにそのまま残る皮付きの実(玄そば)を取り除くために必要な設備なんです。

令和5年カガセイフン工事(1日目)色別選別機 搬入
特に弊社が主として使っている在来種は粒が細かく一般的な品種に比べて加工性が悪いので、脱皮しても黒粒の混入率が高くなります。そこで最後に色別選別機で黒粒を選り分けてきれいな丸抜き(抜き実)にするのです。弊社としては初めて導入する設備なので、どのように仕上がってくるのかとても楽しみです。

明日から色別選別機の設置と老朽化した石臼架台の取り外し作業が行われます。
工事期間は約2週間となりますが、雪が降らないことを祈るばかりです。

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名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)では、絶品手打ち田舎そばと全国の地酒と人との出会いが愉しめる。

あぁ、名古屋・・・ 僕の第3の故郷と言ってもいい大好きな大好きなだーいすきな街。
今回は名古屋市千種区にある「酒と肴 逸歩」さんにお邪魔しました。
名古屋駅から地下鉄高山線の千種駅で降りて徒歩5分のところにあります。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
店内はカウンターのみ。夜10時過ぎに入店した僕で満員御礼。
お客様は老若男女、カップル、夫婦、友人知人、一人呑みなどなど、地元の方はもちろん、僕のように始めて来たという人もいて、このお店の懐の深さを感じました。
逸歩さんは、SNSでおススメの日本酒を頻繁に紹介されていて、僕もすごく興味を持って見ていたので、名古屋に来る際には一度行ってみたいと思っていたお店の1つでした。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
本日の日本酒ラインナップ。
東北から中国地方まで個性の異なる聞きなれないお酒ばかりで、酒のみとしては一つずつ制覇していきたくなる衝動にかられます。地元、愛知のお酒ももちろんありました。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
お料理は店名が「酒と肴 逸歩」というだけあってお酒に合うものが中心。でも、お客様の要望があれば焼き飯などのご飯ものも出してくれるようで、そんな柔軟さもこのお店の人気の秘密なんでしょうね。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
無類の牡蠣好きとしては外せない「カキの佃煮」
甘さ控えめでお酒の香りや味わいを損なわない塩味加減がちょうどよく、ホースラディッシュの箸休めも嬉しい。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
「水茄子とみょうがのサラダ」
水茄子、みょうが、大葉、トマト・・もう大好きなものしか入ってないサラダってこんなにも幸せな気持ちになるのかと思いました(笑)
水茄子は軽く塩もみされていてちょい柔らかくなったところが美味しい。みょうがの灰汁は丁寧に抜かれているし、全体の味付けもくどすぎず野菜の味がしっかりして、これでも十分お酒のアテになります。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。
「しらすと山椒の冷奴」
これもすごい美味しかった。固めに茹でたしらすと強すぎない山椒の実、大葉を合えたものが冷奴にドサッとのっかって、別々でも一緒に食べてもいいし、これとお酒だけを延々と続けられる感じです。

名古屋市千種にある酒と肴 逸歩(いっぽ)でいただく、全国の地酒と〆の絶品手打ち田舎そば。

「手打ちもりそば」
呑んだ〆にお蕎麦をいただけるのは嬉しいですね。
冷水でキュッと絞められたコシのある細打ちの田舎蕎麦は、噛んだ時のデンプンの弾力が心地よくて水回しを丁寧にされていることが伝わってきます。ここまでいろいろな日本酒とお料理をいただいて鼻も舌も少々麻痺していると思いますが、すすった時に鼻から抜ける香ばしいソバの香りを楽しめる美味しいお蕎麦でした。

「酒と肴 逸歩」さんはご夫婦で営む温かいお店です。おそらく常連様も多く、お客様同士で仲良くなってまた来たくなるような魅力があります。すごく居心地が良くてお酒を美味しく楽しく飲ませてくれるのでついつい長居してしまいます。1軒目からでも2軒目からでも最後の〆にも使えるお店はなかなか無いと思うので、ぜひ体験してみてほしいです。
逸歩さん、ごちそうさまでした!

[酒と肴 逸歩]
〒464-0075 愛知県名古屋市千種区内山3丁目17−12
電話:052-734-7234
営業時間:17:00~23:00
定休日:水曜日

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夏に福井県北部を襲った大雨被害が大きかった丸岡在来種を育てる坂井市丸岡町のそば畑。

坂井市丸岡町のそば畑を見回りました。
↓ここは播種してすぐに夏の線状降水帯による大雨被害を受けたところ。

夏に福井県北部を襲った大雨被害が大きかった丸岡在来種を育てる坂井市丸岡町のそば畑。
雨で種そばが流された後に播き直しを行ったそうですが、その後の天気にも恵まれず、雑草に負けてしまった状態になっています。

↓こちらも同じ地区の圃場です。

夏に福井県北部を襲った大雨被害が大きかった丸岡在来種を育てる坂井市丸岡町のそば畑。
かろうじて残ってはいるものの、収穫するまでには至りません。
ちょっと離れたところに割と育っている畑も見受けられましたが、播き直しによって生育が2週間ほど遅れているので、収穫時期に霜が降りないか心配しているところです。

夏に福井県北部を襲った大雨被害が大きかった丸岡在来種を育てる坂井市丸岡町のそば畑。
実のつき方はあまり良いとは言えません。
通常であれば1個体に20~30粒ほどついているのですが、10粒ついているかいないか・・という感じで、やはり生育時期にズレが生じたことで生育はもちろん、十分な受粉もできなかったのではないかと思います。

夏に福井県北部を襲った大雨被害が大きかった丸岡在来種を育てる坂井市丸岡町のそば畑。
大雨が降った当初、平野部の丸岡町や福井市の圃場は全域で浸水し、その後も晴れがほとんどなかったので、今年のソバを諦める農家さんもいましたが、そんな中でもリスクを取りながらこうして栽培してくださる農家さんに感謝しながら新そばを待ちたいと思います。

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3年ぶりに「全日本 素人そば打ち名人大会」が開催されます。

11月6日(日)に「福井市企業局ホール5階大ホール(福井市大手3丁目13-1)」にて全国17会場で行われた予選会を突破した選手らによる「第27回全日本素人そば打ち名人大会」が開催されます。

3年ぶりに「全日本 素人そば打ち名人大会」が開催されます。

また、5日(土)・6(日)に福井駅西口「ハピテラス(福井市中央1丁目2-1)」にて福井の新そばや県内外の愛好会などによるふくいそばまつりを開催します。各店のそばうちの技が光るそばの食べ歩きはもちろん、地酒も楽しめます。

3年ぶりに「全日本 素人そば打ち名人大会」が開催されます。出店そば店 6店舗(順不同)

■啓新高校そば部(5日のみ) おろしそば(冷)、かけそば(温) など

■江戸流手打ちそば鵜の会   せいろそば(冷)、かけそば(温) など

■歴代名人そば店       もりそば(冷)、山菜そば(温)  など

■結城ふるさとそば      天おろしそば(冷)、きつねそば(温) など

■ふくいそば打ち愛好会    おろしそば(冷)、肉そば(温・冷)

■かっちゃま鹿谷二八会    おろしそば(冷)、旨味とりそば(温) など

▼詳細はこちら
<a href=”https://fukui-sobamatsuri.com/” target=”_blank” rel=”noopener”>https://fukui-sobamatsuri.com/</a>

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