カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動

今日は原料倉庫の正面に原料の切り込み口を設置する工事からスタート。
天井から重い特殊な機械を釣り上げてゆっくり下ろしていきます。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
配置を決めて設置したら、四角すいの大型ホッパーを据え付けます。
この四角すいに原料を流し込んで精選研磨ラインへ輸送します。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
気持ちいいくらいにスポッと収まりました。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
そして屋根をつけてたら切込み口の完成。頭にちょこっと生えた角には配管が備え付けられて、原料を入れる際に舞い上がる埃を吸い上げます。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
新しい精選機と研磨機は2階に上げられます。
本設はまだ先。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
来週にも石臼すべてを衛生区に移して稼働させるので、バラした石臼を軽くメンテナンス。目立ては移動してから1台1台ゆっくりやっていこうと思います。

カガセイフン改修工事(58日目)原料切込み口取付、設備移動
こんな風に石臼を広げて見ることが今まで無かったのですが、こうやって比較するように見ると石の年代や石工さんによって石臼の目が様々で実に面白くて勉強になります。
僕は目の立て方に正解はないと思っているので、どんな粉をどのように挽きたいかによって目の立て方を変えながら検証しています。イメージ通りの粉にならなかったら再度、目立てをしたり、条件の違う別の石臼で試してみたり。

人間の思い通りに行かないところが難しくもあり楽しくもあり。
これからも僕よりずっと年上の石臼たちからたくさんの教えをいただくことでしょう。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: カガセイフン改修工事, 粉奈屋六代目の足あと タグ: パーマリンク