今日は原料倉庫の正面に原料の切り込み口を設置する工事からスタート。
天井から重い特殊な機械を釣り上げてゆっくり下ろしていきます。
配置を決めて設置したら、四角すいの大型ホッパーを据え付けます。
この四角すいに原料を流し込んで精選研磨ラインへ輸送します。
気持ちいいくらいにスポッと収まりました。
そして屋根をつけてたら切込み口の完成。頭にちょこっと生えた角には配管が備え付けられて、原料を入れる際に舞い上がる埃を吸い上げます。
新しい精選機と研磨機は2階に上げられます。
本設はまだ先。
来週にも石臼すべてを衛生区に移して稼働させるので、バラした石臼を軽くメンテナンス。目立ては移動してから1台1台ゆっくりやっていこうと思います。
こんな風に石臼を広げて見ることが今まで無かったのですが、こうやって比較するように見ると石の年代や石工さんによって石臼の目が様々で実に面白くて勉強になります。
僕は目の立て方に正解はないと思っているので、どんな粉をどのように挽きたいかによって目の立て方を変えながら検証しています。イメージ通りの粉にならなかったら再度、目立てをしたり、条件の違う別の石臼で試してみたり。
人間の思い通りに行かないところが難しくもあり楽しくもあり。
これからも僕よりずっと年上の石臼たちからたくさんの教えをいただくことでしょう。