昨日までに約半分の原料タンクが取り外され、今日は原料をタンクへ送り込むための昇降機と残りのタンクの解体です。1時間に5t近くの原料を切り込むことができる大型の昇降機ですが、タンクも併せて今の弊社には大きすぎて持て余すので、撤去した後のこのフロアを有効活用することにしました。
人がすっぽり入って行き来できるくらい大きなこの昇降機は、半地下から3階まで伸びているので解体も慎重に慎重に進められていきます。
「バコッ!」という音とともに1階部分がまず取り外されて、次に半地下に埋まっている部分をリフトで吊し上げていきます。
この工場が落成して以来、ずっと地中に埋もれていた昇降機の足元が29年ぶりに光を浴びました。今回、撤去した機械全てに言えることですが、思ったほど経年劣化が見られないところをみると、会長がいかに大切に機械を扱っていたかが分かります。
このタンクを残して本日の作業は終了。
明日にはこのフロアは何もない状態になるでしょう。
解体が始まると早いものですね。数日前に1階から3階まで伸びるタンクと昇降機があったとは思えません。来週からは残りの石臼の移動が始まる予定です。どのように変化していくのか、とても楽しみです。