粗挽きの越前そば粉の試作とそば打ちに没頭中。

こんばんは。

今朝は興奮しましたね。僕が試合を見ると負ける回数が多いので完全に寝ていました。夜中なのに福井でも多くの方がテレビ観戦されていたようですね。なんとなく明け方賑やかだったように感じます。

最近、空いた時間を利用して色々なそば粉を挽いています。

今日挽いたのは粗挽きそば粉。

弊社には【奥越】という粗挽きそば粉がありますが、これは皮つきの玄そばをそのまま挽く挽きぐるみの蕎麦粉。これに対して今回のは丸抜き(抜き実)で挽いてみました。

丸抜きは、皮つきのものより粉になりやすいので粗く仕上げるには苦労しましたが、とりあえず”試作”ということでやってみます。

せっかく挽いたので打ってみることに。

金華】【水仙】なら、今日の福井の天気・気温だと加水率は大体42%~45%くらいだと思いますが、粗挽きなのでさらに3%~5%ほど高いでしょうね。

粒子が粗いので水の回りが早くていつもと感じが違うなぁ・・

まとまってきました。

やはり加水率は高めの48%弱

梅雨時の湿度が高い時期であっても少々多いですね。

つづく

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浴衣着て食べたくなります。

おはようございます。

今朝は梅雨時のご褒美なのか、珍しい晴天に恵まれております。

気温も涼しく実に過ごしやすい日ですね。

昨晩、持って帰ったちまきを早速、いただきました。

一つは冷たくしてそのままきな粉。もう一つは温めてきな粉。

お餅なので冷たいとちょっとかたくて、暖かいとモチモチです。

これ全部手作業なんですよね。

お餅を搗いて、葉っぱを取って、包んで・・

根気のいる作業を思い浮かべながら、作り手の愛情がたっぷり入ったお餅を嫁さんとほおばっておりました。

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葉に包まったニクイやつ

こんにちは。

ようやく梅雨らしいジメッとした空気になってきました。

お日さんは出ていてもかなり湿っぽいです。

さて、先日、いつも国産の餅粉を求めて来店されるおばさまから”ちまき”をいただきました。来られるたびにいつも私たちの分まで持ってきていただくので、ありがたいんです。

ていねいに笹の葉に包んだお餅で見た目にも涼しい和スィーツ。

きな粉や黒みつ、大根おろしの入ったダシで食べたり、温かくして食べると笹の風味がより一層強くなって美味いです。

固くならないうちに食べちゃいます!

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そば打ち バーベキュー in ラポーゼ河和田

こんにちは。

福井は先日の雨と半端な気温高により、ムッとしたスチームサウナのような天気です。

でも、あちらこちらのアジサイの花は今が咲き頃だと言わんばかりに満開を迎えています。

先週末は私が所属している福井インターネット研究会:「ドットコム福井」の行事である、バーベキューが行われました。これをきっかけに色々な人との交流を深め、意見交換しようとする目的で行われており、私は今回で2回目の参加、今年は40名程の参加者で大いに盛り上がりました。

前半はレクレーションと題して昨年同様にそば打ちを行いました。

私が仕切りで、そば粉はもちろん自分が用意しました。

みなさん初心者だというのに器用な方ばかりで、前回用意した【水仙】抜実挽蕎麦粉がサラッと打たれてしまったので、今回はレベルをグッと上げて粗挽きそば粉に挑戦していただきました。

ただの粗挽きじゃ面白くないので、【奥越】粗挽き蕎麦粉をベースに【一乗】そばがき蕎麦粉【水仙】抜実挽蕎麦粉をブレンドして、少し透明感とホシが浮かぶ独特のそば粉を用意しました。

結果は・・

ちょっと難儀だったようですが、失敗も少なくみなさんていねいに蕎麦を打っていただいて本当に嬉しくて、一人でじんわりと幸せを噛みしめておりました。

後から、参加者より「自分で打ったそばは歪でも格別な味だった」とか、「娘が食らいつくほど、うまかった」などなど、多くの喜びの声をいただいて粉奈屋冥利に尽きる瞬間を味わったところです。

良い経験をさせてもらって、いろんな意味で本当に楽しかった。感謝!

幹事さん、世話役さんお疲れ様でした。

会員のみなさま、ラポーゼ河和田さん ありがとうございました。

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花菖蒲祭:大安禅寺

今日はしとしとの雨です。

路面はじっとり濡れて、まさに “THE 梅雨” といったところです。

そういえば高校生の頃に教育の一環で座禅をくみに行ったことがあります。

正直、苦い思い出しかないこの大安禅寺で、実は花菖蒲園が有名で毎年この時期になるとイベントをやっていると知り、神戸からお客様が来られていたこともあり数年ぶりに行きました。

実際、花菖蒲というものを間近でみるのは今回が初めてじゃないかなと思います。

細かく手入れされた庭に一際映える花菖蒲。

力いっぱい咲く紫陽花。

カエルの卵。

カエルの鳴き声。

雨のにおい。

ちょっぴり梅雨が好きになりました。

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着てみました。

その法被です。

着るとなんかピシッと引き締まる思いがします。

結構大きいんですよね。

下は何履くんだろう・・

生地が黒だし、お祭り用としてはどうなのかなと思いつつ、でも荒々しく使われてる雰囲気があります。

昔の人はいいのもを本当に大切に使うんだなーと感じます。

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法被・・・か?

旧工場を取り壊す際に古い倉庫の奥からこんなのが出てきました。

町内行事の何かのイベントに使われたものだと勝手に推測しますが、少なくとも僕はこれを身につけている誰の姿も見たことはなかったので、たぶん僕が生まれる前に使われていたんだと思います。

よく見ると生地にかなりダメージがあって、ところどころ解れた部分をしっかりと縫った跡があります。結構しっかりとした生地なので、どんな使われ方をしたんだろうと謎が深まるばかり。

気になる。

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旧工場解体工事:看板

です。

僕が生まれてからずっとこの看板は建物の上から僕を見てくれていました。

こんな風に上から見下ろすなんて罰が当たる。

そんな気持ちです。

建物は壊れていくけど、会社の顔だけは大切に保管したいと思います。

良く見ると 製粉乾麺 と書いてます。

へぇ~ 昔は乾麺もやってたんだ・・ 蕎麦粉を挽いているところしか見てこなかったから気付かなかった。

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旧工場解体工事

重機が入ると今までの思い出とか建物への思い入れが一瞬で断ち切られてしまうようで悲しいです。リフォームの番組なんか見ていると、部屋の天井を引っぺがしてホコリが舞い上がる様をよく見ますが、その瞬間ってこんな気持ちなんだろうなと感慨深くなってしまいます。

末吉製粉が末吉製粉所商店として開業したのは明治10年。

当時はそば粉の他に雑穀やそれらの製粉をここから少し離れた用水で水車を回して粉を挽いていました。時がたつにつれ石臼工場の規模を徐々に大きくしながら今に至ります。

現社屋は父が作ったもの。今まで祖父が作り上げたこの社屋を第2倉庫として使ってきましたが、数年前から建物の限界を知り今回のこととなりました。

写真右手:原料倉庫跡

写真手前:石臼が並んでいました

写真奥 :事務所跡

建物の節々に思い出があります。

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旧工場解体工事

先代である祖父が建てた旧工場の完全取り壊しが決まりました。

昔は自宅とくっついた形の工場で、小さいころから石臼の周りが僕の遊び場。

ここで生まれて、ここで育って、ここでお手伝いして・・

決して大きくない敷地に目一杯の石臼が並んで、朝の早くから夜の遅くまで大きな音を立てながら粉を挽いていたことを最近のように思い出します。

それまでは何とも思わなかったけど、取り壊しが決まるとなんだか寂しくなります。

この景色も見れなくなるんだなぁ。

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