先代である祖父が建てた旧工場の完全取り壊しが決まりました。
昔は自宅とくっついた形の工場で、小さいころから石臼の周りが僕の遊び場。
ここで生まれて、ここで育って、ここでお手伝いして・・
決して大きくない敷地に目一杯の石臼が並んで、朝の早くから夜の遅くまで大きな音を立てながら粉を挽いていたことを最近のように思い出します。
それまでは何とも思わなかったけど、取り壊しが決まるとなんだか寂しくなります。
この景色も見れなくなるんだなぁ。
先代である祖父が建てた旧工場の完全取り壊しが決まりました。
昔は自宅とくっついた形の工場で、小さいころから石臼の周りが僕の遊び場。
ここで生まれて、ここで育って、ここでお手伝いして・・
決して大きくない敷地に目一杯の石臼が並んで、朝の早くから夜の遅くまで大きな音を立てながら粉を挽いていたことを最近のように思い出します。
それまでは何とも思わなかったけど、取り壊しが決まるとなんだか寂しくなります。
この景色も見れなくなるんだなぁ。
何年振りに見ただろう。
昔は市内でも豆腐やら焼き魚やら野菜やら、いろいろ見ました。
最近かどうかは分からないけど、今の移動販売車は機能的ですごいですね。
とある駐車場に止まったので開店までしばらく見ていたら、トラックの両サイドからニョキニョキっと幅が広がって、あっという間に簡易スーパーほどの大きさになりました。
中には冷蔵庫に入った魚・肉・野菜・果物、各コーナーには保存食・調味料・消耗品など基本的に必要なものはほとんど手に入る品揃え。すごい!この時点で興味津津←ガン見です。
妙にテンションあがってしまって、帰って近くのスーパー行けばいくらでも手に入るものを、あえてここでお買い物していきました。モノは全く同じでもここでないと買えないような特別感があって嬉しくなりました。
普段と違った買い方というのもおもろいものです。
強い風にあおられながら金麦(黄金色の麦畑)が重い雲に映えますね。
これは六条大麦。
福井の特産物で日本一の生産量を誇ります。
主に麦茶、はったい粉(おちらし粉、麦こがしとも言います)の原料になります。
子供のころ、オババに「体にいいんやで食べねのー」と言われながらよく作っているのを真似して、おちらしをよく食べていました。
粉に砂糖混ぜてお湯入れて・・
ぐねぐね混ぜると麦の香ばしい香りがフワッとして素朴な味が大好きでした。
でも、最近はほとんど見かけませんね、おちらし粉。ウチは粉奈屋だし、時たまおちらし粉を求めてお客様が見えますから当たり前のようにありますが、なんだか希少品みたいに感じて。同世代以下の若者たちで知っている人は少ないんだろうな・・とちょっぴり寂しく感じます。
先週の日曜日から福井は雨続きで、気温も10度前後と非常に寒い日が続いています。
湿度が高いので石臼が水分を含んでしまいます。すると石が膨張し、臼の擂り合いに多少の誤差が生じてしまい、時に粉が挽けなくなり苦労します。
でも、今の粉の条件で挽くそば粉はしっとりとしていて香り高いとても良い仕上がりになりるんです。石臼を見ながら「今、打って食べてくれ!」と心の中でいつも思います。良いそば粉が挽けた時の喜びも私どもにとってはひとしおです。
昨日の新聞を見て残念に思いました。
晴れていたら緑はきれいだし、空気もうまいし、そば食べてても気持ちいいだろうと思っていただけに中止とは。
会場を後にした時も次から次へと上がっていく来場者をみて、このイベントの大きさと期待感、そしてお天気に左右されるイベントの難しさを改めて感じました。
来年は良いお天気に恵まれてほしいものです。
来年も行くぞ!
青空の下でお蕎麦が食べたい!
寒いのでお隣にササッと移動しちゃいました。
こちらも悲鳴が聞こえる(笑)
同じく太めの田舎そば。
おろしたてのわさびを溶かして、豪快にかっ込む。
大根おろしの旨みとわさびの香りに負けず、そばが十分に主張してくる。
あまり移動したくなかったので、ここでもう一杯食べてちょっと休憩。
会場には約20のそば店が出店していましたが、ゆっくり選んでられるほど天気が良くないので直進した先にあったところに入ってみました。
強風であおられて厨房から「キャーっ!」とか「うぉー!」と聞こえる・・
大丈夫? こっちが心配になるよ。
太打ちで、まさに僕の好きな田舎そば!
噛みごたえがあって、噛むほどにそばの旨みや香りを感じる。
去年のそばは不作で品質も例年ほどは良くないとしても美味しいおそばでした。
さらに天気が崩れてきたけど、もう一軒いっとこう。
昨日と一昨日は良い天気だったのに、なんで今日に限って荒れ模様なんでしょう。
会場の今庄365スキー場は標高が高いせいか、風も強いし、横殴りの雨が降って、とにかく寒い。
でも、せっかく来たから何か食べて帰らないとー
弊社で使用していた水車用の石臼を見る限り、この施設の設備とは大分違いがありそうだけど、動力の伝え方や歯車の形状はとても面白い。
新しいから木の香りもして気持ちいい。
先日、新しくできた施設【あさくら水の駅】
越前朝倉氏遺跡のすぐ近くにあるこの施設は昔ながらの農業や栽培方法を体験的に学べるところで、中でも興味深いのは弊社でも開業当時に行っていた水車式の石臼設備があるところ。
合計3台の水車で動力を得て、ゴロゴロと音を立てながら石臼を回している。
あいにく実際に製粉しているところは見れなかったけど、小学校の見学等で使われるそうです。