重機が入ると今までの思い出とか建物への思い入れが一瞬で断ち切られてしまうようで悲しいです。リフォームの番組なんか見ていると、部屋の天井を引っぺがしてホコリが舞い上がる様をよく見ますが、その瞬間ってこんな気持ちなんだろうなと感慨深くなってしまいます。
末吉製粉が末吉製粉所商店として開業したのは明治10年。
当時はそば粉の他に雑穀やそれらの製粉をここから少し離れた用水で水車を回して粉を挽いていました。時がたつにつれ石臼工場の規模を徐々に大きくしながら今に至ります。
現社屋は父が作ったもの。今まで祖父が作り上げたこの社屋を第2倉庫として使ってきましたが、数年前から建物の限界を知り今回のこととなりました。
写真右手:原料倉庫跡
写真手前:石臼が並んでいました
写真奥 :事務所跡
建物の節々に思い出があります。