【コネ鉢】きれいになって戻って来たよ。

先日、30年前のコネ鉢の話をしましたが、キレイに漆が塗られて戻ってきました。

河和田の【錦壽】さんにむき出しのコネ鉢の漆加工をお願いしました。ベタッと塗ってしまうとせっかくの木目や文字が見えにくくなるとのことで、吹き漆という軽い目の漆で仕上げてくださいました。

母が生まれたその日に祖父が新調したコネ鉢。

当時の屋号「末吉製粉所」の文字と上部には昭和30年新調と祖父の字で書かれています。
しばらくは黒っぽくて見えにくいですが、時間とともに透明感が出てきて良い風合いになってくるそうです。

さすがはプロの仕事ですね。想像以上の仕上がりで感動です。
職人さん曰く、今は漆のにおいが強いのでお米のとぎ汁をはって一晩置くといいらしいのです。明日は早速これで蕎麦を打ってみようと思っています。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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