先日、30年前のコネ鉢の話をしましたが、キレイに漆が塗られて戻ってきました。
河和田の【錦壽】さんにむき出しのコネ鉢の漆加工をお願いしました。ベタッと塗ってしまうとせっかくの木目や文字が見えにくくなるとのことで、吹き漆という軽い目の漆で仕上げてくださいました。
母が生まれたその日に祖父が新調したコネ鉢。
当時の屋号「末吉製粉所」の文字と上部には昭和30年新調と祖父の字で書かれています。
しばらくは黒っぽくて見えにくいですが、時間とともに透明感が出てきて良い風合いになってくるそうです。
さすがはプロの仕事ですね。想像以上の仕上がりで感動です。
職人さん曰く、今は漆のにおいが強いのでお米のとぎ汁をはって一晩置くといいらしいのです。明日は早速これで蕎麦を打ってみようと思っています。