おはようございます!
今朝は曇りと青空が入り混じったお天気。気温はそれほどでもないですが湿度が高くて、外を歩くだけで肌に汗が浮かぶほどジメジメしてます。こんな天気が続くと早く梅雨が明けてほしいと思うんですが、明けたら明けたで夏の日差しに悩まされますよね。今の季節を楽しみましょう。
大阪池田市の阪急宝塚線池田駅前にある蕎麦見世のあみさんにご挨拶してきました。
こちらは池田駅前側正面と裏手の一方通行路の2つ入り口があり、それぞれの印象が違っておもしろい。個人的には池田駅前側入り口が好みです。
前回、寄せていただいた時はせいろ蕎麦と田舎蕎麦をいただいたので、今回は限定の手挽きせいろ蕎麦とこちらも限定の変わり蕎麦をお願いしました。この日の変わり蕎麦は「すだち切り」。想像するだけで美味そうでお腹が鳴ります。
店内を見渡しながら一息ついた時にいいタイミングで出していただきました。
まずは手挽きせいろ蕎麦。
「手挽き」というと粗いそばの粒がブツブツと浮かんだ野趣あふれる蕎麦なイメージですが、のあみさんのはそういう感じではなく、程よい粗挽き加減で上品。つゆにつけるのがもったいないくらい蕎麦が主張するので、そのままか塩、わさびでいただきます。
あまり粗挽きすぎると見た目のインパクトはいいけど、喉につっかえる感覚があったりするのでこれくらいの粒度は好きですね。そば粉は季節によって北海道産、茨城県産、福井県産をブレンドしているそうです。
変わり蕎麦のすだち切り。
御膳粉(更科粉)にすだちの皮をおろしたものが入った純白の蕎麦。
そのまますするとすだちのいい香りが広がって笑顔になります。
ぷつぷつとホシのように浮かぶ緑色のすだちの皮が何とも涼しげ。
香りはすだち、噛むと蕎麦の甘みが出てくる。こういうお蕎麦は福井ではあまり食べられないので嬉しいです。
お店の2階に蕎麦打ちスペースがあり、その手前に手挽きの石臼があります。
よくある手挽き用の石臼より1回りサイズが大きく、これで挽くから手挽きでも粗すぎずちょうどいい粒度の粉が採れるんですね。
「手挽き」と口にするのは簡単だけど、実際に挽く労力は相当なもの。それからそば粉を篩分けてそば打ちするわけですし、それ以外にも3種類の蕎麦を打ち分けて、その他にも出汁やてんぷらの仕込みなどなど、仕事は多岐にわたります。お客様に美味しいお蕎麦を食べてもらいたいという店主の野網さんの強い気持ちが伝わります。
関西は蕎麦が美味しくないと聞きますが、ちゃんとしたお蕎麦を食べさせてくれるお店が圧倒的に少ないのもあるんだと思います。最近では関西圏でもこだわりのお蕎麦が食べれるお店が増えてきました。お客様の蕎麦を食べる姿を拝見していると、蕎麦の色を見たり、そのまま食べたり、薬味で楽しんだりと嗜好品に近い食べられ方をしているような気もしました。
野網さん、ごちそうさまでした。
[蕎麦見世のあみ]
大阪府池田市菅原町6-7
TEL:072-751-1429
◆営業時間◆
11:30~15:00(L.O.14:45) 17:30~22:00(L.O.21:30)
◆休業日◆
定休日:月曜日
[7月17日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:28℃
石臼工場内湿度:72%
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