第19回 全日本素人そば打ち名人大会が2015年2月22日(日)大会初となる東京で行われました。20回記念大会を前に北陸新幹線開業ということもあり、そばどころ越前ふくいを全国にアピールするため、今回はお台場アクアシティにて初の県外開催です。
開会式ではすでに多くの観覧客の方が会場を埋め尽くしており、選手の方々がそば打ちに集中できる環境づくりの難しさを感じながら、精一杯、裏方のお手伝いをさせていただきました。
緊張の第1グループ。
30分で水回し、こね、のし、切り、掃除のすべての工程を行わないといけない厳しい条件と、四方八方から自分のそば打ちを見られるという環境の中でどれほどのパフォーマンスができるかがこの大会の見どころ。
昼頃には2階席や屋外からの見物客がピークを迎えました。
初めてそば打ちを間近で見るという方も多く、このイベントの手ごたえを感じました。
第2グループの「のし」です。
裏方目線で撮りました。手元の動きが分かるので、自分が打っているかのようにシュミレーションしながら拝見していました。
会場裏には次のそば粉がセッティングされています。
福井県大野市産(早刈り)そば粉800g+つなぎ粉200g、500mlの水とタオル、生舟のセットです。
第3グループは屋外から押さえました。選手の動きが一目瞭然。
みなさん、時間に迫られながらも自分の工程を一つ一つ確かめながら作業していくところはさすがの一言。
この名人戦で成果を上げるためには1週間に最低3度はそば打ちを行って、それを日々の基本ルーティンにする。そうしないと自分のレベルはなかなか上がっていかない。言い換えると自分のそば打ちを見つけるレベルに達するためには年間150回以上打たないとその域には達しないと解説の歴代名人が話していました。
そば打ちの華といわれる「切り」の工程を行う第4グループ。
審査員の厳しい目はどこを見ているのでしょう。
第19代 全日本素人そば打ち名人大会 名人位は、昨年準名人だった埼玉県の穐山和久さんが選ばれました。準名人に福井県から板津明 さん、茨城県から根本森夫さんがそれぞれ選ばれました。
選手の方々からたくさんの祝福と写真撮影が遅くまで行われていました。
このイベントは毎年、同窓会のようにこのイベントに集まるそば打ち愛好家の方々とお話しするのが楽しみでもありますが、今回は普段、福井での大会ではなかなか会えない関東圏のお客様を始め、インターネットをきっかけに弊社をご愛顧いただいているお客様方にご来場いただいてお声もかけてくださり、言葉にならないくらい嬉しく心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本当にありがとうございました!
第19回 全日本素人そば打ち名人大会(2015.2.22)
【名人】穐山 和久 (埼玉県)
【準名人】板津 明 (福井県)
根本 森夫(茨城県)
【優秀賞】仲山 徹 (茨城県)
三宅 裕(兵庫県)
加地 豪(北海道)
【努力賞】林 牧子 (石川県)
細岡 勝 (栃木県)
城岸 司 (富山県)
上田 明博(大阪府)
[2月23日(月)]
天気:雨
石臼工場内室温:8℃
石臼工場内湿度:69%
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