おはようございます!
梅雨時期の大阪もジメジメしてました。
福井から電車で2時間弱で着く関西エリアは、高校生の頃からちょっと遠出して遊びに行くには最適な場所。今回の大阪出張はお客様に会いに行くことと、そばに関する勉強が目的。
始めに向かったのは池田市。
阪急宝塚線池田駅前にある蕎麦見世のあみさんです。
開店早々、流れるように続々とお客様が入店され、あっという間にテーブルが埋まり、カウンターも空きが無くなっていくという状態。
店主の野網さんは、以前、福井の越前市にあるそば席 御清水庵(おしょうずあん)で越前そばを食べられ、そば屋の道を志したそうです。
蕎麦見世のあみさんでいただける蕎麦は、せいろ蕎麦、田舎蕎麦、手挽きせいろ(限定10食)、変わりそば(限定10食)の全部で4種類。天然塩で食べる限定10食の手挽きせいろは人気の一品で、野網さんが石臼で丁寧に手挽きしているそうです。大阪でも粗挽きそばはブームで、こだわりのお店には必ずと言っていいほどメニューにあるみたいです。
1日10食なんて少ない・・もっと出せばいいのに・・と思われるかもしれませんが、いつも粉挽き仕事をしている僕たちから見れば、10食分のそば粉を石臼で手挽きするのにどれほどの手間と時間がかかるのか容易に想像できます。1日に10食手挽きの蕎麦が出せるだけでも素晴らしいことです。
さて、手挽き蕎麦の話はこれくらいにしておいて、僕はせいろ蕎麦と田舎蕎麦の2種類をいただくことにしました。まずは、せいろ蕎麦。
細打ちで薄っすら透明感があり、ほのかにホシが飛んでいる。写真の写し方が悪いのは勘弁してもらいたいんですが、麺の表面がキラキラと輝いているんです。しゃっきりと角が立った蕎麦はコリコリ感とモチモチ感のちょうど間の食感。3.4回噛みしめてグイっと飲み込むとソバの香りが鼻から抜けます。お値段の割に量もあって満足のお蕎麦でした。
そして、田舎蕎麦。
竹笊との色のコントラストがまたいいですね。
固めに茹で上げられた中太の麺は噛み応え十分。噛めば噛むほどにソバの甘みが広がります。
この田舎蕎麦で温かいのも食べたくなりましたがお腹いっぱいになってしまったので、また次の機会に今度は手挽き蕎麦も含めていただきに来ようと思います。
うどん文化と言われる大阪で、美味しい蕎麦を求めてそば屋に来る人が増えているという話をここ数年、耳にしていましたが本当でした。お客様の入りや蕎麦の食べ方を見ていると、昔からそば文化があったかのように感じるくらいです。
地酒と蕎麦前と最後にお蕎麦という食べ方をされている方もいらっしゃって、見ているこちらも何だか嬉しくなりました。
大阪と蕎麦。
また近いうちに蕎麦を食べに来ようと思います。
野網さん、ごちそうさまでした。
清々しく気持ちの良い接客で美味しいお蕎麦がいただけました。
[蕎麦見世のあみ]
住所:大阪府池田市菅原町6-7
電話:072-751-1429
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:45) 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日:月曜日
[7月2日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:21℃
石臼工場内湿度:56%
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