丸岡在来種の玄そばにこだわったコシのある夏季限定すだちそばは、福井市高木の蕎麦その字で食べられる。

おはようございます!

本当に1日が過ごしやすくなりました。
半ぞでではちょっと肌寒いというくらいが僕にとってはちょうどいい気候です。

秋になると日課のようにやっているのは、寝る前に窓を全開にして空気を入れ替えること。福井は高いビルがなく、山に囲まれてますので風に乗って山の緑の香りが漂ってきます。その香りが部屋中に広がると頭がすっきり寝つきも良くなります。これからどんどん寒くなっていくので、秋の香りをそういつまでも楽しめないと思いますが、長く楽しめたらいいなーといつも思います。

この前、ひょんなとこからお知り合いになった方々と近くにある自家製粉のお蕎麦屋さん「蕎麦 その字」へ行ってきました。
暑い季節になると季節限定で楽しめる「すだちそば」がお目当て。まだ食べられるということだったので、テンション上がりまくりです。

丸岡在来種の玄そばにこだわったコシのある夏季限定すだちそばは、蕎麦その字で食べられる。

綺麗でしょうー
冷たいだし汁に薄切りのすだちが散りばめてあって涼しげです。
これだけ目一杯すだちが入っていると酸っぱいんじゃない?とも思われがちですが、食べてみると”サッパリ”に留めてあって後引く酸味といいますか、一口食べるともう一口食べたくなる・・気づけばダシまでしっかり味わっていたりまします。

こちらのお店は、福井市の隣の坂井市丸岡町で栽培される丸岡在来種の玄そばを自家製粉していて、薄っすら透明感があるやや太打ちの麺は、噛んだ時に歯を押し返す弾力があってしゃっきりと角が立った上品なお蕎麦です。サイドメニューのとろろご飯もお蕎麦との相性抜群で、午後からのお仕事も全力でがんばれました。

小皿にあるのは福井の伝統食「煮たおここ」。「たくあんの煮たの」とも言います。
どういうものかは名前の通りで、古くなったたくあんをダシと醤油と鷹の爪で炊いて味を煮含ませたものです。
炊いている間はたくあんの匂いがすさまじくて、近所で炊いていたらすぐに分かるほどの匂いなんですが、地元に根付いた郷土料理です。こういう箸休めがあるのも嬉しいサービスですね。

お昼時は黙々と蕎麦を味わうお客さんで一杯でした。
すだちそば、また来年のお楽しみです。

ごちそうさまでした!

[10月6日(土)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)、越前市産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:20℃
石臼工場内湿度:59%
———————————-

福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

※このブログ内の文章や画像を弊社の了承なく複製、使用することを禁じます。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 蕎麦・うどんの食べ歩き タグ: パーマリンク