挽きぐるみ粗挽き揚げ焼きおろしそばを、石臼工場で茹でたてで食べていただきました。

おはようございます!

今朝の福井は一応、雲一つない空が広がってますが、雷と曇りの予報が出ていて明日は雨になるそうです。おそらく突然雲が広がって雨が降り出すんでしょうね。30年以上この地に住んでいますが、山と北陸の天気は本当に分かりません。

先ほど、丸岡町の生産農家さんに今年のそばの生育状況をお聞きしました。
今のところ大雨の影響もなく順調だそうです。ただ、水はけのよい乾田に播いているため、雨が降らなかった2週間ほどは状況が厳しく生育は芳しくないとのこと。昼夜の寒暖差は十分なんですが、やはり適度な雨が必要ですね。今後の生育状況も随時、お伝えします。

話は変わって、ついこの前に弊社でちょっとした勉強会をしたんですが、来てくださった方に蕎麦を食べていただこうと久しぶりにおろしそばを作りました。勉強会の内容はそばとは全く関係ないんですが、そば粉製粉工場までお越しいただいたのに普通のおろしそば出すんじゃ、わざわざここまでお越しいただいた意味がないので、工場でしか食べられない、挽きたて打ちたての挽きぐるみ粗挽き揚げ焼きおろしそばにしました。

挽きぐるみ粗挽き揚げ焼きおろしそばを、石臼工場で茹でたてで食べていただきました。

そば粉は大本山永平寺の麓で栽培される永平寺町産。地産地消の地域なため、県内への出回ることが少ない希少な玄そばです。
大根はキュッとしまって張りのあるものを選んで、辛味の強い外側を主におろしました。
薄揚げは近くの豆腐屋さんでもらってトースターでカリカリにきつね色になるまでじっくり焼きます。ちょっと焦げるくらいが香ばしくて旨い。福井で薄揚げは一般的なので不思議ではありませんが、全国的には珍しいそうですね。
ダシは近くのそば屋さんで分けてもらったものに醤油とみりんで味付け。
ネギ・鰹節、一味などの薬味は好みで。

あとは全部を山盛りぶっかけてただきます!
噛むほどに香りが広がる蕎麦の味と、ピリッと辛みの効いた大根とカリカリの揚げから出る油が旨みとアクセントになって、みんなの箸が止まりません。無言で一気に食べてしまいました。

心を込めて打った蕎麦をみんなに食べてもらって「美味かった!」の一言をもらえることが、そば打ちの魅力や醍醐味の一つだと改めて思いました。みんなの笑顔が印象的で、大変だけどまた招待したいなーと思いました。

その永平寺町産のそば粉はただ今、末吉の越前蕎麦粉オンラインショップにて期間限定販売しております。
すべてのそば粉商品が永平寺町産です。完熟そばをじっくりと追熟させ、そばの旨みや香ばしい香りの強いそばに仕上がっています。
なかなか手に入らない数少ないそば粉をぜひお試しください。

[9月19日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)、越前市産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:21℃
石臼工場内湿度:67%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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