全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会が福井市順化のLe Lien(ルリアン)でありました。

おはようございます。
福井市内、とても寒くなっています。雨が降っているので乾燥することはないですが、急な気温の変化に体調を崩す人が増えているのでご注意ください。

さて、2015年11月14日(土)に福井市順化のLe Lien(ルリアン)さんで行われた、福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会に参加してきました。今回は秋の新そばと地元食材を使ったフレンチ料理のコース。夏に行われたフレンチそば会の新蕎麦バージョンです。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

[フレンチ蕎麦会メニュー(2015.11.14)]

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

1回目のそば会を踏まえて今回も思考を凝らした新そばメニューとなっています。
蕎麦に合わせるお酒というと日本酒がまず浮かび上がりますが、いかがでしょう?これはワインじゃなですか(笑)

まずは好みのお酒で乾杯です。
ビール、シャンパン、白ワインなどなど、今回は参加者それぞれが自分が料理と合わせたいお酒と持参するスタイルなので、自由に好きなものを飲みます。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■始まりの一品 [新蕎麦粉を使ったベニエ]
大野市産の大ぶりなマイタケを新そば粉にビールを合わせた衣でカリッと揚げてあります。
蕎麦の上品な香りが高温の油であげられることによって香ばしさに変わり、ジューシーなマイタケの旨みと良く合います。サクッとした食感ではなくカリッと仕上がっているところが小麦粉とそば粉の違いなんでしょうね。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■前菜 [新蕎麦粉の2種のラビオリ(アリゴ・大野産天然なめこ)/大野産野菜を使ったノルマンディー風スープ仕立て]
餅のような食感のアリゴと山の香りがするなめこのラビオリには、生地の中にも粗挽きの新そばが使われています。スープにも蕎麦の実がそのまま入っていてホロホロとしたアクセントがきいています。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■メイン [新そば粉を使ったパイ生地の大野産猪肉のアンクルート]
粗挽きの猪肉は臭みが全くなく、肉の歯ごたえと脂の旨みを十分に味わえます。またその脂を吸った蕎麦の実やパイ生地の美味しさと言ったら言葉になりません。もう少しそばのみ実が入っていてもいいかなと思ったりもしましたが、この肉肉しさはこのバランスだから感じられるのかなとも思いました。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■〆の1品 [石臼で引き立てをその場で打った粗挽き新そば粉のかまあげそば/フランス産バルバリー鴨のロースト 鴨南蛮スタイル]
これです!今回、自分の中のメインはこれ!釜揚げ蕎麦をどうフレンチに仕立てるのかすごく楽しみにしていたお料理です。お蕎麦が来る前に左から塩、焼きネギ、鴨のロースト、コンソメ風の出汁が来ます。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

時間差で釜揚げ蕎麦。
冷水で〆たりせず釜からそば湯ごと器に盛られるので、だらだらしてると蕎麦が伸びてしまう。
まずはそのまま一口いただくと、それはもう完全に日本そばの味わい。でも出汁に少し付けると一瞬で和風な感じが無くなり洋風な印象に。で、鴨と合わせるとフレンチになっちゃった(笑) 鴨南蛮ってメニューにはあるものの味わいはフレンチそのもの。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

最後に残った蕎麦湯にコンソメを少し加えていただく。
トロトロのそば湯がとても上品なスープに早変わり。何度もそば湯をおかわりしました。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■デザート [新蕎麦粉を使ったロールケーキ/新蕎麦粉のディブロマットクリーム/大野産栗の自家製渋皮煮入り]
ふわふわのロールケーキにまずは驚きました。そば粉を加えるとどうしてもいくばかりか生地が固くなってしまいがちですが見事にフワフワ。表面についた蕎麦の実もナッツのようにカリッとしていて香ばしい。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■パン [新蕎麦粉と福井県産大麦を使った自家製サンクセレアル]
そば粉やソバの実、大麦を使ったハード系の雑穀パンは穀物の香りがパンの中にギュッと詰まっていて、いつまでも鼻に近づけていたくなる香りの良さ。料理のソースやスープを吸ってさらに美味しくなりました。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

■食後に [煎り立てそば茶と新蕎麦粉のサブレブルトンヌ]
ビールから始まりシャンパン、ワイン、日本酒と様々なお酒を楽しんだ最後にいただくそば茶の香りは興奮した気持ちを静かに落ち着かせてくれます。蕎麦の香ばしい強い香りは煎り立てだからこそ感じられる。市販品やティーバックの蕎麦茶ではまず感じることはできない尊いものです。

全てに福井県産在来種の新そば使ったフレンチ新蕎麦会を福井市順化のLe Lien(ルリアン)で行いました。

サブレブルトンヌにも新そばがたっぷりと。
青く浮かぶつぶつぶがそうです。ソバが入ることによって口当たりが軽くなって、歯触りがいいですね。そば茶との相性は言わずもがなです。

今回のフレンチそば会も堪能させていただきましたし、とても興味深く勉強させていただきました。
北野シェフ本当にありがとうございました。またお願いします(笑)

第1回目のフレンチそば会の様子はこちら↓
福井市片町のル・リアン(Le Lien)で行われたフレンチ蕎麦会で、全ての料理にソバを使ったフルコースをいただきました。

[11月27日(土)]
天気:雨
石臼工場内室温:11℃
石臼工場内湿度:58%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そばガレット、クレープ、そば粉の料理 タグ: パーマリンク