コナヤの仕事

こんにちは。けんたろうです。
久々の連休だ! 県外行って食べて食べて飲んで遊んで風呂入って・・・寝る。
なんて甘くて羨ましすぎる(着いて行きたい)友人は放っておいて、僕たちは年末の年越しそばの時期に備えて、工場の整備です。整備なんて堅苦しいもんじゃないけれど、順調に年を越せますように願いを込めて、欠陥部分がないかとか、石臼は一定のリズムで動けてるか、摩擦音に異音はないかなど、あまり目で見えない音で判断するような調整をします。
普段の休みにすればいいんじゃ?なんてよく言われるけど、まともな時間が取れる連休中じゃないと細かいトコまで拝めません。休みにこそ本当の仕事をするんです。

話は変わって「越前おろしそばの自然史」というのが11月20日まで開催中です!
場所は福井市足羽山の山中にある福井市自然史博物館で、おろしそばが福井でどのように生まれ育ち親しまれてきたかを振り返り、おろしそばの材料を専門的な分野で科学する。
もちろんそばも。僕は家業を継いで1年弱のペーペーですから、じっっっくりと堪能させていただきました。会場は順路式になっていてキャパは大きくないけれど、内容がぎっしり詰まっていて3時間くらい見てたかなぁ。

「一杯のおろしそば」は、これだけの人と出会って、姿を変え、仲間ができ、化粧をして僕らの口にはいるんだなーと瞑想してしまいました。
そば好きにはもちろん、北陸の方には是非体験して欲しいイベントですね。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 粉奈屋六代目の足あと, 越前ふくいの食・文化 タグ: パーマリンク