一足先に北海道から秋の訪れです。「日本でいちばん早い新ソバ」ということもあって、僕たちは福井の新そばの出来を期待する一つの目安です。ソバがぎっしり詰められた麻袋を一気に開け、黒々とした玄ソバを手にとって不安は希望へと変わりました。ふっくらと膨れたソバの実はツヤがあり、粒もそろって重量感もある。←中身が詰まってるってことです。 早速、汚れを取って石臼で挽いてみました。新そばならではの若い香りがフヮーっと伝わってくる。ぎゅっと握り締めると、そのまま形になり水分と粘りがあることを証明してくれました。
僕は太打ちで噛み応えがあり、色黒い田舎そばが大好きなんです。
つなぎを加えて、いざ一打ち入魂! と言っても、打つのは母親なんですが・・・。
打ちあがったそばは今晩の食卓へ。
茹で上がったそばを器に盛って、大根おろしとネギとダシとカツオブシ。
主役と名脇役はすべて集合済み! あとは思うがままにぶっかけていただく。これが「越前おろしそば」の食べ方です。腹減った。。。
みんな一言も喋らず、ただひたすら器と戦ってる。食べ終わった後、一斉に喋りだす[旨かった!] この一言にすべて込められてますな。
福井の新そばが楽しみになってきた。おてんとさん頑張って良いそばを作ってくださいな!今日も祈ります。