カガセイフン機械更新工事の3日目。
今日はメタルシフターとジュニアシフターを取り外して1階に移動する作業。
シフターとは、原料や製粉された粉を粒の大きさごとに篩い分けするための機械で、中央の金属製の箱がメタルシフターという大型の篩機です。
昨日と一昨日で3分割されたメタルシフター。
真ん中のクリーム色した部分が駆動部。これに固定する形で前後の箱に複層の篩網が入っており、連続して大量の処理を行う際に用います。
人間一人分の高さと幅、見るからに重量があるので、どうやって運び上げるのかそわそわしながら一部始終を見ていましたが、天井の釣り方や方向を変えながら、熟練の経験とチームワークでゆっくりと確実に分解撤去されていきます。
落ちたらシャレにならない巨大な鉄の塊をマシンハッチから1階へ下ろす作業は緊張が走ります。
無事、メタルシフターを下ろしきることができたようです。
次にジュニアシフター。
メタルシフターに比べて小型の篩機です。積み重なった7段の木枠には上から下へだんだん細かくなるよう目の異なる網が張ってあり、本体上部がぐるぐる回転しながら篩い分けます。
事の他、重量がありしっかり固定されてあるようで取り外しに苦戦しているようでしたが何とか取り外し完了し、1階に下ろす作業を残して今日は終了となりました。まだまだ解体搬出作業は始まったばかりですが、これだけでも見ごたえがある作業で職人さんたちには頭が下がります。