次世代を担うソバ農家、野菜農家、そば粉屋の新年会は、各々の業界を垣間見る事で人の繫がりと情報交換の重要性を改めて感じました。

おはようございます!

今朝は薄く曇っていますが明るく、北陸としては過ごしやすい朝になりました。
今週は信州からお客様がいらっしゃったり、ソバ関連の会議や新年会などで予定びっしりです。寒くてなかなか体が動かないので、早いとこ春一番が吹かないかと思っています。

先週末は芦原温泉でソバを作っていただいてるそば農家の長谷川さん、いつも行商にきていただいている野菜農家の麻王伝兵衛さん、そしてそば粉屋の僕で新年会がありました。温泉は入らず近くの屋台村「あわら温泉湯けむり横丁」での新年会(笑)

祖父との思い出の旧京福電車(現えちぜん鉄道)

福井は車社会なので市内中心部に住んでいる僕は基本的に県外に行く以外に公共交通はほとんど使わないのですが、会場の屋台村がえちぜん鉄道(旧京福電車)のあわら湯のまち駅の真ん前ということもあり、これは久しぶりにえち鉄に乗ってくのもいいかなと思って近くの福井口駅から乗車しました。

次世代を担うソバ農家、野菜農家、そば粉屋の新年会では、各々の業界を垣間見る事で人の繫がりと情報交換の重要性を改めて感じました。

僕の記憶では、えち鉄に乗ること自体が保育園か小学生の低学年以来なので、約25年ぶりくらいでしょうか。駅のホームは昔のままのレトロ感満載。自分が大きくなったからかすごく小さく感じます。

時間通りに電車が入ってくる。
ゴトンゴトンと車両をゆらゆらさせて入ってくる感じがワクワク感を倍増させます。普段、外から見ている電車を中から見るという感覚は懐かしさ半分、新鮮さ半分。

そういえばこの駅は僕が幼い頃に亡くなった爺ちゃん(4代目)との思い出の駅。
手をつなぎながら家から歩いて、このホームから福井駅前商店街に毎週のように通っていた事を思い出して胸が温かくなりました。このホームには幼い自分の想い出がたくさん詰まっていたんだと34歳の誕生日を目前にして気づき、今まで福井駅前繁華街に行く機会が頻繁にあったはずなのに乗らなくなったえち鉄。これから少しずつ乗る回数を増やそうと感じましたし、自分の大切な思い出を子供にも持たせてやろうと思いました。
約40分のローカル線の旅は、自分の記憶を辿るとともに時代の流れによって変わった景色を楽しむ充実した時間でした。

あわら温泉「芦湯(あしゆ)」で飲み会前のひとっ足風呂

時間より少し早めに着いたので、屋台村の隣にある源泉かけ流しの足湯「芦湯(あしゆ)」で一息。
木の香りがプンプンする細長い建物に、横並び、合い向かい、露天などいろいろな足湯が楽しめます。話をしながら温まっているご近所さんの姿もあって、近くにこういう施設があるってのは温泉地ならですね。羨ましいです。

源泉かけ流しの足湯「芦湯(あしゆ)」で一息

屋台には実店舗にはない味とふれあいがある

あわら温泉湯けむり横丁内の今回の会場は、Morimoto Aji(森本 味)さん。
40年以上、東京でフレンチをされていたご夫婦のお店は、息の合った二人の雰囲気と熱々の串揚げが食べられる人気店。入店早々に次から次へとお客さんが入ってきて、あっという間に満席御礼。

次世代を担うソバ農家、野菜農家、そば粉屋の新年会では、各々の業界を垣間見る事で人の繫がりと情報交換の重要性を改めて感じました。

地元食材を中心に低予算で本格的な串揚げが楽しめ、お酒の種類も豊富。
屋台で串揚げとワインってとてもいい雰囲気。みんないい笑顔です。大将の深い声色もセクシーで会話を聞いているだけで心地よいBGM。

今年のソバや販路開拓の話は早々に、隣席の地元お医者さんとの話で大いに盛り上がり、終始笑いっぱなしの新年会は、宴もたけなわで最終電車の時間となりました。

帰りは帰りでえち鉄のゆらゆらに眠気を誘われほろ酔い加減で帰宅の途。
今度は今年の新そば作付のころにまたやりたいですね。

[1月26日(月)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)

天気:曇り
石臼工場内室温:13℃
石臼工場内湿度:42%
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製粉に命をかける五代目社長と、蕎麦が大好きおかみの日記

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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