【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

おはようございます!
今朝の福井市は曇っているようで晴れている。でもスッキリしないグズついたような空が広がっています。気温は低めで半袖では少々寒いので、今日は長袖で作業しています。

みなさんお待ちいただいております早刈り新そばですが、今年の入荷は11月2週目くらいにずれ込みそうです。
本来、10月末頃に入荷して11月早々にお届けできるのですが、今年に関しては台風の数が大すぎます。直撃を含めて合計4回の台風接近で生育が遅れ、強風によって花や結実したばかりの実が飛ばされるなど、収穫量に影響する被害が数多く報告されておりまして、私どもとしましては非常に不安で苦しい日々を過ごしております。
現在もまた大きな台風が発生して日本に近づいていますし、実が熟してくるこの大切な時期にこれ以上被害に遭うことになるというのは非常にまずいです。かと言って未熟すぎる今の段階ではとても収穫できませんし、自然相手の難しさを感じています。収穫されてみませんと確かなことは言えませんが、この調子でいくと不作でしかも作柄もそれほど良くない状況も覚悟しないといけません。

そんな中で有機栽培の里である大野市の阪谷地区を視察してきました。

【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

この阪谷地区は福井県内主要産地である奥越前大野市の中で最も品質の良いソバが獲れることで有名なエリアです。

【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

先週末に行ったときはまだ全体的に花が咲いていて、その下から青白いそばの実が顔を出していました。大野市街地より高い位置にある阪谷地区は山からのきれいな水が至る所から流れていて、冷たい風がサラサラの吹いています。お米を収穫した後の藁を焼いている姿や香りものどかで心が安らぎます。

【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

阪谷地区から大野市街方面を眺めます。

【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

水の流れ、鳥や虫が飛び回る音、風の音以外、何も聞こえません。
何回、深呼吸したでしょうか。とても気持ちが良いです。

【2013年 福井そば畑レポート】有機栽培の里である大野市阪谷地区は、奥越前の中でも高品質のソバが獲れることで有名です。

収穫まで残りあと2週間ほど。良いソバに育ってほしい!という希望と願いを込めて今日も美味しい越前そば粉を挽いていきます。
明日土曜日は、午前中営業です。本日もよろしくお願いします。

[10月18日(金)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:16℃
石臼工場内湿度:48%
———————————-

末吉の越前そば粉オンラインショップ
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せ、少量のお取引

越前蕎麦粉製造元カガセイフン
業務用そば粉、オリジナルそば粉のご提案、そば粉のサンプル請求(営業店様のみ)、営業店様、法人様のお取引

カガセイフン企業サイト
明治以来、石臼挽きの福井県産越前そば粉をお届けする、株式会社カガセイフンの取り組み

あなたの蕎麦がいい
製粉に命をかける五代目社長と、蕎麦が大好きおかみの日記

※このブログ内の文章や画像を弊社の了承なく複製、使用することを禁じます。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 福井県内に育つそばの様子 タグ: パーマリンク