30年度 福井県産秋そば(福井在来)生育状況:25年ぶりの大型台風21号通過後の圃場の様子。

25年ぶりの超大型台風21号が過ぎ去りました。
被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

福井県福井市は午前中は見事な青空が広がっていましたが、お昼を過ぎた頃から雲が広がり、午後2時頃に台風が上陸。約3時間は外出できないほどの暴風が吹き荒れ、夕方には風が落ち着きました。そば畑への影響が心配で、翌日、圃場を見て回りました。

30年度 福井県産秋そば(福井在来)生育状況:25年ぶりの大型台風21号通過後の圃場の様子。生育的に背丈が低く、これからど花が咲くというタイミングだったのが良かったのでしょう。
多少の倒伏、茎折れなどが確認できましたが、今後、生育していく中で倒伏が改善されて花も咲いてくれば、それほど大きな被害にはならないと思われます。さらに今回の台風は風が強かっただけで雨はそれほど降らなかったことも幸運でした。

これ以上、背が高くて花が咲いていた上に今回の台風と大雨だったら昨年同様、最悪の事態になっていたことでしょう。不幸中の幸いといったところです。

30年度 福井県産秋そば(福井在来)生育状況:25年ぶりの大型台風21号通過後の圃場の様子。このように強風にあおられて葉が破れてしまったり、他のソバと絡まり合って折れてしまうソバが多数みられました。

30年度 福井県産秋そば(福井在来)生育状況:25年ぶりの大型台風21号通過後の圃場の様子。

部分的に水に浸かっているところもありす。
倒伏したソバの根は赤く染まり、葉が飛ばされたり根こそぎ持って行かれてしまっています。

30年度 福井県産秋そば(福井在来)生育状況:25年ぶりの大型台風21号通過後の圃場の様子。今年の東北以北のそばは今までに例のない状況になるかもしれません。
福井のソバが他県に供給できるくらい豊作になってほしいと思うばかりです。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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