滋賀県の多賀大社そば社へ年収めのそば粉をお届けに上がりました。

こんにちは。

本日は祝日ですが、午後6時まで営業しております。

よろしくお願いいたします。

毎年、天皇誕生日にはお隣、滋賀県の多賀大社内にあるそば社「むらさき」へ越前そば粉をお届けに上がり、同時に今年一年の感謝の気持ちと報告を兼ねて年収めの参拝をします。

そば社とは祖父の代からのお付き合いで、しかもこのお社は私たちが結婚式を行った思い出深い所なので、年に2回は必ず訪れる大切な場所です。

晴れ間が覗く雨模様の中、年越しを前に慌しく準備を整える巫女さんや参道のお店。凛と構える正面の門はいつも独特の雰囲気があって、忙しい気持ちを一瞬だけでも落ち着かせてくれます。

そば社むらさきさん店内からの眺めです。

ちょうど今の時期はボーイスカウトが集まって餅つきをしているので、お餅の良い香りが漂ってきます。

お店の雰囲気も落ち着いているので、ゆっくりと温かいお蕎麦がいただけます。

普段、僕はあまり温かいお蕎麦は食べないんですが、ここの「山菜そば」は大好物なんです。

福井のダシとも関西のダシとも違う、滋賀県特有のダシなんでしょうね。辛すぎず甘すぎず、ちょうど良い塩分でダシの香りが最後まで残って、それでいて後味はさわやか。

今年もやっぱり山菜そば!と思ったのですが、「鴨なんばんそば」をいただきました。妻は「きのこそば」。

よく、鴨なんばんだと脂の多いジューシーなものが多かったりするのですが、すごくさっぱりしててダシの邪魔をせず青ネギがアクセントになって美味しかったです。きのこそばもきのこの下に大葉が一枚挟んであることで、大葉の香りがダシに移って、最後まで心地よく飲み干せる一杯です。

年末年始は常に満席になってしまいますが、参拝してすぐに帰らずにお蕎麦で温まってください。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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