令和3年の機械更新工事、令和4年の原料倉庫改修、製麺室新設工事に続いて、令和5年は色別選別機の新設と石臼架台更新工事を行います。工事開始から3年という長きに渡り弊社の工場改修に関してご理解とご協力をいただきましたお客様、工事関係者の方々に心から感謝申し上げます。
今年の工事始めは、色別選別機の搬入から。
色別選別機とは、小石・ガラス片などの異物や不良品を色で選別する装置で白米に使用されることが一般的ですが実はソバにも使用されおり、脱皮した蕎麦の実の中に脱皮されずにそのまま残る皮付きの実(玄そば)を取り除くために必要な設備なんです。
特に弊社が主として使っている在来種は粒が細かく一般的な品種に比べて加工性が悪いので、脱皮しても黒粒の混入率が高くなります。そこで最後に色別選別機で黒粒を選り分けてきれいな丸抜き(抜き実)にするのです。弊社としては初めて導入する設備なので、どのように仕上がってくるのかとても楽しみです。
明日から色別選別機の設置と老朽化した石臼架台の取り外し作業が行われます。
工事期間は約2週間となりますが、雪が降らないことを祈るばかりです。