さて、9月9日も午後になりました。
重陽の節句とは菊の節句と聞いていますが、
まだ菊の時期には早いように思います。
今日は久しぶりに晴れてとても気持ちがいい風が吹いています。
秋の昼下がりに風を感じるのっていいものですね。
8月31日(土)~9月1日(日)の一泊二日で出雲に行ってきました。
弊社のお得意様の納入業者の会に「ピリケン会」がありまして、
その年に一度の研修旅行でした。
でも、ちょうど台風と鉢合わせになる日程で、
バスの中でスケジュールが二転三転し、
二日目の予定だった「足立美術館」は一日目に行くことになり、
二日目は出雲大社の正式参拝のみで帰るということになりました。
天候だけは思うようになりませんよね。
福井を午前6時に出発して一路敦賀から若狭舞鶴自動車道へ向かいます。
敦賀で朝食をそれぞれ買い込んで、小浜、福知山を過ぎ、西紀SAで一休み。
バスの中では全く体を動かさないのにお腹がすくんですよ。
またここで黒豆パンとホットコーヒーを買って、バスに乗りました。
甘い黒豆が美味しい。
篠山を過ぎ、やがて吉川ジャンクションから中国自動車道へ。
このあたりからもうお尻が痛くなってきて、
お手洗い休憩には体操が欠かせなくなりました。
岡山から米子自動車道に入ってしばらくするとものすごい雨と強風になりました。
やっぱり台風にぶつかったなぁなんて窓から外を眺めていましたが、
たった一人でドライバーさんはバスを運転しています。ありがとうございます。
何にも見えない!
昼食をとる蒜山高原センターに着くころが一番ひどくて、
一時間余りの休憩は私達にとっても一息つけてよかったです。
安来インターを出るころには風雨も大分おさまっていて、
本日唯一の見どころ「足立美術館」に到着しました。
北大路魯山人展が開催中でした。
この通路の後ろに素晴らしい庭園を持つ美術館があります。
横山大観室があると聞いて期待は膨らみますね。
さて、いよいよ中に入ります。
いろいろ素晴らしい調度品が展示されていますが、
ここの一番素晴らしいのは「庭」です。
常に日本で一番と評される庭園は本当に素晴らしいものでした。
暫くご覧くださいね。
お天気がよかったらもっともっと素晴らしいでしょうね。
私にとってもう一つの楽しみはお茶室です。
裏千家の前のお家元千宗室さんが名付けられたお茶室は「寿立庵」、
趣のあるお茶室に上れて、お茶も一服いただけるということで、
主人と娘と三人でお邪魔しました。
すると後からピリケンさんの社長様ご夫妻も一緒に入ってこられて、
五人で隅々まで茶室を見せてもらい写真も撮ってきました。
こちらも暫くご覧ください。
この部屋の右手に6畳台目の茶室があって二間を続けて使えるようになっています
福井ではこれほど本格的なお茶室を拝見することも、
その場所でお茶をいただくこともなかなかありませんので、
いい経験をさせていただきました。
社長様ご夫妻ともご一緒できて楽しい時間を過ごさせていただきました。
ここで二時間ほどゆっくりして、その日の宿、玉造温泉へ向かいました。
福井を出て11時間半、午後5時半に荷物をとき、温泉に入って、
ああ生き返ったといった一日でした。
さて、翌日の出雲大社参拝はまた後で書きます。
ようやくそば粉が挽きあがりましたので、
今から仕上げて、発送作業に入ります。
美味しく挽けていますか。
今日のご注文は「奥越」と「吉峰」なので仕上げに気が張りますよ。
おかみの腕の見せ所です。