おはようございます。
桜から若葉になり、梅雨に入りそうな季節(北陸はまだ発表されていませんので)です。
皆様はお変わりございませんか?
3月あたりから母の体調がすぐれなくて、おかしいなぁと思っていましたら、4月も下旬のゴールデンウイークの時期になって、腰が痛いと言い出し、整形外科だの循環器科だの医者めぐりになりました。
結局5月の連休中に入院ということになりました。
実はこの時私は東京に行く用事があり、、母の具合を見てどうしようか迷っていたのですが、どうしてもはずしたくないものでしたので、ショートスティをお願いして出かけました。ケアマネさんには何かあったらすぐに電話くださいとお願いしておきました。
5月3日から5日の3日間の予定で、新しいお得意様へのご挨拶やずっと弊社からガレット粉をお届けしているお得意様をお訪ねして、ガレットの出来具合や新しいメニューを見させていただきました。
原宿の竹下通りからちょっと横の道に入った所に新しいお得意様 「手打ちそば野むら」様があります。ただこの日は竹下通りには通行規制がかかり、そこへ入れない事態に。人が集まり過ぎですよ。私は明治通りから入ろうと思いましたがあきらめて、少し先に東郷神社へ入る道がありましたので、入っていきました。
私はこういう場所も好きですねぇ。すぐ近くの喧噪などどこの話かと思える程の静けさ。池があって、散策している人がいて、結婚式も執り行われていてゆったりとした時間がありました。でも先を急ぐので、楽しみながらもさっさと歩いてそのお店の前に到着。でも~!お休みでした。ざ-ん-ね-ん!
そうですよね。こんな人だかりの中での営業なんて無理ですもの。で、ボケてしまいましたがお店へのアプローチをパシャリ!してきました。地下にある手打ちそばのお店に興味津々。また参ります。
ここを後にして、次に向かったのは神宮前のガレット店 カフェラカンドエトセトラ様です。
歩いて10分ぐらいでしたか、でも何度来ても迷ってしまいます。慣れている人には大して難しい場所ではないのでしょうが、歩く道がちょっと違っただけでもわからなくなってしまう田舎者ですわ。明治通り沿いに見慣れたビルがあって「ああここだここだ」と信号を渡り、道なりに進んでいくと小さい可愛いお店がありました。
すぐ前のイタリアンのお店では、外ブランチ?なのか大きいテーブルに座った6人ほどの男性が盛り上がっていました。ワインなのかビールなのか、連休の午後を楽しんでいらっしゃいましたねぇ。
ラカンド様へはこれで4度目ぐらいですか、時々にお邪魔して、弊社のガレット粉の状態などをおうかがいしてきました。いつも勉強させていただいています。今日は新しいメニューをいただきに。
ガレットはもちろんいつも美味しいんですが、そばのキッシュがあるとお聞きして。どんな感じなのかなぁと。お店に入るとバッと目に飛び込んでくるメニューの書かれた黒板たち。美味しそうなものばかりです。
そばのキッシュのセット シードルとともに という感じです。野菜もたっぷりで美味しそう~。
キッシュの皮(?)の部分。 弊社の丸挽きそば粉「越前」を使用されています。
サクサク感があって、中はグラタンよりも濃い目のソースをまとったお野菜たちがたっぷり入っています。蕎麦ながら蕎麦ではないものをいただいて、美味しさを再確認してお腹もいっぱいになって、幸せでした。
お土産にチャイのセットを買ってきました。ソバクッキーがついていて、素朴な感じとおしゃれな感じが相まって、福井には絶対ないものだなと思いました。蕎麦も使いようで面白い素材だなと改めて感じた次第です。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
二日目は、いつも大変お世話になっておりますお得意様へ向かいました。上野藪そば様へ。
春はお花見のシーズンで毎日弊社のそば粉をお届けしていますし、この連休も毎日のお届けで、ご利用いただきました。開店時間前に到着しましたが、もうお客様が並んでいらっしゃいました。私は改良工事後に1度うかがっていますが、まだ2階へ上がったことがなかったので、今回は2階でいただきました。
せいろとお銚子なんて東京ならではの蕎麦食。これがいいんですよ、日本酒好きには。江戸そばでも弊社のそば粉をお使いいただいているだけにとても美味しく、有難いことです。
壁には、福井人が誇る書家 吉川寿一氏の書が掛けられていました。
いつも鵜飼会長様には福井で催される素人そば打ち名人大会の審査委員長をお引き受けいただいていて、毎年11月には福井へおいでいただいています。吉川様も同じ審査委員を何年もお引き受けいただいています。一昨年まで審査委員の皆様の接待を私が担当していました時に、お二人からあたたかいお言葉をかけていただきました。その節はありがとうございました。
レジの横にお土産にちょうどいい乾麺やそばつゆと、このそば味噌が並んでいたので一つ購入しました。アルコール類をお願いすると、小皿にのったこの味噌を持ってきてくださいます。後味がちょっとピリッとして美味しかったですよ。
さて、ここでしっかりおなかがふくれてしまったので、方向が同じと思い、スカイツリーへ行ってみることにしました。もうずいぶん時間がたっているので、展望台へも上がれるだろうと簡単に考えて行ってみると、「本日のチケットは販売終了しました」。甘かった! マ!いいっか!
とってもいいお天気に、東京へ来たぞーという気持ちになりまして、パシャリしました。
さて、夕食時を避けて、早めに六本木ヒルズへ向かいました。霞町そば処ますだ屋様へ。やはり連休でお店は混んでいました。何かほっとします。
でも、列に並んでいると携帯が…。ちょっと嫌な予感。
やはりケアマネさんから。母の様子がおかしいようで、明日その施設まで行ってくださいとの事。困りました。指定をとってある新幹線は夜6時台、それでは遅すぎるでしょうから。
ご挨拶とお蕎麦をいただきたかったのですが、急遽戻ることにしました。地下鉄で浜松町まで戻り、JRの窓口で指定を取り直してもらいました。お昼に福井に着く電車が何とか1席空いていたので、新幹線は自由席利用で帰ることにしました。心配半分、苛立ち半分が正直な気持ちでした。介護する立場にいるものにはあるまじきことかもしれませんが、そうでした。
次の日、福井に帰るとすぐに車を走らせてその施設へ向かいました。母はたった2日なのにやつれた感じを受けました。病むというのはこういうことなのかと思いましたが、とにかく近くの福井県立病院の救急へ連れていきました。
心臓と腎臓の働きが弱っているという説明を受けて、入院してこの状態を改善しましょうと言われました。そのまま入院です。施設から持って帰ってきた荷物をほどいて、入院に必要なものを用意して、病院へ持ち込んで、まだ足らないものがあったのでもう一度家へ帰り、用意して病院へ。
帰ったそのまま動いていたのでこのあたりで私にも疲れ感が出てきました。でも、休む間もなく母の病室のロッカーに衣類を納め、タオルを敷いて枕や肩口が気持ち悪くないようにしていると看護師さんが来られて、これからの看護の方向を書いたものに署名してくださいと言われます。
「ベッドの上での治療になる」とあって、その次に「おむつを使います」とありました。目を疑いましたが、しばらく利尿剤を投与して、体の中に溜まっている水を出してしまうためですと説明されるともう何も言えません。布団を汚す可能性があるので防水シートを持ってきてくださいとも。
母がおむつ生活になる…受け入れられない事態と思いながら、名前を書きました。その日から私の葛藤の始まりでした。同情と反省、人間は当事者にならないとわからないことがたくさんありますね。辛かった。
また書きます。病院へ行ってこないといけませんので。