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富山へ。

こんにちは。

会社のHPに付随しているブログなのに、こんな趣味的なものを題材にしてしまって、アップするのどうしようかと大分悩んだのですが、もうこんなことを書くこともないなと思い、ちょっと手直しをして、読んでいただこうと思いました。

実際は、前のものの前に文章を書いていますが、こう思うまで時間がかかり、はや4か月も経ってしまいました。また今回は全く写真がありません。

文章だけでお楽しみいただけますでしょうか。

 

母の具合がよくなかったころに、今まで聴いてきた角松敏生さんのライブの先行受付がFCで行われていました。もちろん申し込みなんてできません。

頭の片隅にはあったように思いますが、年を越して、母の35日法要が終わったら、ふと角松さんの申し込みできなかったなと思い出しました。

そこにメールで「先行予約受付中」とチケット何とかから入ってきたんです。

角松氏のはいつ行ったかしら?と考えると、昨年の3月にFCのイベントが名古屋でありまして、その時以来です。それも完全なライブではないので、本当にいつ以来なのか全く思い出せません。

行ってみようか久しぶりにと思い、富山の分を1枚だけ申し込みました。何の心配もなくすんなり買えました。席は前の出入口近くの壁際。1席空いてたかぁとわかるような場所です。私はこの人の歌さえ聴ければいいので、場所はどこでもかまいません。

6月18日(日)お昼を済ませてから福井を出て、インターから北陸自動車道に乗り、一路富山インターへ。1時間半ノンストップで運転して、会場近くの駐車場へ停めたのが、午後3時10分ごろでしたか。街の中心部の公共の会場で、車の出入りはとても多かったですね。日曜だというのに。

普段できないウインドウショッピングやカフェで時間をつぶし、5時に会場入り。

だいたい予定通りに始まってリズムよく進んでいきますが、今回のは、5月に発売された、リミックスのインストルメンタルのアルバムがメインのツアーだとご本人がおっしゃっていて、演奏される曲は知っているものばかりですが、新鮮な感じに聴いていました。

なかでも、「52ND  STREET」という曲は、その昔、福井の夜のニュースコーナーのテーマ曲だったんですよ。私がこの人を知って、当時はレコードですが、店を何軒も回ってもなかなか見つからない中を探して探して、何枚か手に入れた中の1枚だったこのLP「SEA IS A LADY」。針を落として聞いていると、聞いたことのある曲が流れてくるんです。それがこれでした。

この曲が流れてくると、そうだ!ニュースの時間と刷り込まれていたほどです。当時のTV局の音楽担当の方は素晴らしいと一人で感心していました。敏感な人がいらっしゃったんですよね。

1時間が過ぎ、ライブも中盤にさしかかろうかというころになると、私にちょっとした変化が出てきました。インストなので歌がない、角松氏の声が聴けない、面白くないという流れです。

そこに私はあまり好きではない20分の曲が入りました。「クワイヤ」といわれるゴスペルソングを歌う聖歌隊のことらしいですが、(詳しくないので間違っていたらごめんなさい)その人たちがバックステージに並んで歌い始めました。

もう何年前になるんだろう?同じ富山の小矢部のライブに行った時に、たぶん同じ人たちが並ばれていらっしゃったんだと思いますが、この曲を初めて聞いて、本当に退屈したことがあり、聴きたくないと思ってしまいました。周りのノリをよそ目に白けてしまってました。

そうなると、気になるのは終わる時刻のことばかりになってきました。もう2時間は過ぎていて、そろそろ一旦終わってからのアンコールになると思われる時間帯です。そのようにサッ!アンコールと浮き立った気持ちになったところが、「まだ本編は終わっていないよ」とのご本人のお言葉。

インストが続きました。

年はとりたくないと本心思いましたが、帰ろうと席を立ってしまいました。

この人のライブは長いんです。やりたいことをライブの時間の中に埋め込むのが難しいといつも言われていて、だいたい3時間を予定しないといけないので、行ける日は限られているんですが、富山は同じ北陸だし、車で行くし、日曜でも大丈夫と考えたのが甘かったんですね。

日曜は次の月曜のために夜の家事を早く済ませますので、この日も10時には福井に着きたいなぁと何となく思っていました。逆算すると、遅くても8時には出ないとそうはできません。それに終わってすぐに出たとして、この会場の人達が押し寄せたら、車はいつぐらいに出せるんだろうと思うと気が重くなって、早く帰りたいが答えでした。

ホールを出て、ロビーを抜けて、会場を出た時の解放感は何でしょう?

心の中はただ一言「帰ろう」それだけでした。

同じ富山の街でも、小矢部市と富山市では運転する心構えも違っていて、高速で1時間半にその前後で40分近くは見ないといけない富山は、還暦を過ぎた身にはちょっと遠いですね。小矢部だと金沢からすぐなので、それほど負担には思わないんですが。

とにかく、ファンとしてはあるまじき行動をしてしまったライブでした。

そろそろライブからの卒業の時期かもしれませんね。

この人が福井に来てくださることはないので、これが見納め、それでいいとも思います。

懐かしい歌も少しは聴けましたから。

アンコールの定番「Take you to the sky high」で紙飛行機を飛ばせなかったのは心残りですが、もうずいぶん聴いてきたので、これで良しとしましょう。

ながながとお付き合いいただきましてありがとうございました。

私の初夏のある日曜日の一コマでした。

 

SAMSUNG

これはずいぶん昔にあったFCのイベントでの写真です。後姿が角松氏です。ぶれているのがいいでしょう?