おはようございます。1週間振り回された風邪からようやく解放されたようです。咳も鼻水も治まってきました。本腰を入れて月末を乗り切ります。
年明けから地元のお得意様に、そば粉や関連商品の値上げをお願いしてまいりました。
「仕方がないのう!」とおっしゃってくださるお得意様には有難く思っております。ご満足いただけるように誠心誠意努めます。また、ひと言もなく他社へ行かれるお得意様には申し訳なく思っております。弊社に向かうより、他社に相談した方が楽と思われたのかと反省をして、今後の対応を話し合い、模索しております。
値上げをお願いすることは本当に辛いです。
ご迷惑をおかけすることがわかっていますから、辛いのひと言です。
農産物の価格が安定して入荷したらと願うばかりですが、今後気候が平穏なままに1年が過ぎていくことはおそらくないでしょう。地球も人も変わっていく、怖いことです。それに対応できる状況にいないといけないのがこれからの課題です。
さて、昨年舞鶴若狭自動車道がつながってから、京都や兵庫の北部へ行ってみようと主人と話していましたので、 この休日に兵庫県の出石まで出かけてきました。
「皿そば」を食べてみようと思い、お昼ぐらいに着くように考え、福井を9時に出るつもりが、ガソリンを入れたり、会社に寄って留守電の確認などをしていたら、とうに30分は過ぎてしまいました。9:30過ぎに福井北インターから出発しました。
北陸道も雪の影響はなく、快適に敦賀ジャンクションから舞若道に入りました。新しい道路は気持ちいいですが、ここはまだほとんどが片側1車線で、ところどころに追い越し車線があるだけなので、先頭に遅い車がいるとずーっとそのスピードでついていくことになり、これが到着時間がずれることになるなと思いました。
敦賀から福知山まで1時間20分ほどでしょうか、福知山インターを降りて、出石まで1時間弱、合わせて3時間ほどで到着しました。早いですねぇ~!これくらいの時間だったらさほど重く考えずに来れます。道路がつながるということは本当に大事なことですね。
出石役場の臨時駐車場に車を停めて、早速町歩きを始めました。
目の前には「出石城」が見えます。山城で登ると見晴らしがいいと思われます。
あの太鼓橋を渡るとお城に上がれますが、この日はヒールのある靴を履いてきてましたので、山歩きは遠慮しました。
たくさんの人で賑っている町並みの方へ向かっていくとこの櫓があります。「辰鼓楼」と書かれています。
その昔は城主の登城を知らせる太鼓を叩く櫓だったとか。それを明治時代に2基の時計を取り付けたとか。日本最古の時計台とも言われているそうな。確かにそんな趣があります。
町並みを左に折れて、歩いていると町の入り口にあった不思議な灯篭に行きつきます。「おりゅう灯篭」と書かれています。何でもこの辺りまでが川だったのを埋め立てて、 現在の幅にしたとか。
昔の船着き場の名残がこの灯篭で、大樹を切った上に灯篭が乗っている形、今は常夜灯となっているとか。何と風情のあるものが残っているんでしょうね。
さて、お腹がすいてきたので、お目当ての「出石皿そば」を試食しま~す。辰鼓楼のすぐ近くのお店に入りました。
まず、徳利に入ったそばつゆと4つの薬味、ねぎ、山葵、とろろに卵。
次にいよいよ皿に盛られたお蕎麦が登場。なかなか美味しそうだけど量が…少ない…。主人は他におろし蕎麦を頼んでいます。
1皿食べるごとに皿に言葉が書かれていました。
「どうにもならないこともある」 「朝おきて生きてるだけで極楽なのよ」 今日本に起きている事件にピタリ当てはまる言葉のよう。頑張りたくてもできない時は祈るだけ。それが吉崎の蓮如さんが説かれる「他力本願」。
「商売繁盛」 「笑門来福」 「火の用心」 わが社にぴったりのお言葉。辛いときでも笑っていきましょう。笑うことは楽しい。そして火の元には気をつけて。いろんな火があるから、大変だけどね。
蕎麦の追加はせずにほかのお店へまわる事にしました。
どの店へ行っても同じ食べさせ方をしています。でも、37軒あるというお店は何処も人がいっぱい入っています。それが商売のやり方の上手いところでしょう。量は少なめにして、食べまわってもらうことに主眼を置いている。一部の店だけが儲かればいいわけじゃない。それぞれ特徴は出していらっしゃると思いますが、食べ方と価格をだいたい同じにしていれば、一つだけで満足しなくてもいいわけです。「次は何処へ行こう」と選ぶ楽しみもありますね。 上手い! 拍手‼
こんなガイドもあって、裏にはスタンプラリーのマップとスタンプ押し表が印刷してがあります。これを見るといろいろまわりたくなりますよね。
こういうことは地元福井でできないものでしょうか?各市限定でも広域でもいいので、おろしそばが食べられるお店を羅列して、マップを作って、何店かで食べてもらったらそのポイントに合った商品を提供する。
福井は製造業がとても多い町なので、商品はいろいろそろえることができると思いますよ。そうすればもっとたくさんのお客様が訪れてくださって、お店全体が元気になって、蕎麦の消費量も増えて、いろんな職種も活気づくのではないかと思います。
手を取って上を向いていくことが小さい県にとっては重要です。こちらは頑張りたい!
さて、午後の仕事始めます。またあとで。