さて、しまなみ海道を後にして、福山西インターから尾道をとおり広島へ。
途中、井口島の瀬戸田PAで主人が写真休憩をとってしまったので、
広島インターから広島高速に入ったのはもう5時過ぎになっていました。
そして、混雑して動けない広島駅前の営業所にもやっと到着して、
車を返してホテルへ向かったのは6時近くでした。
平和大通り沿いのホテルをとってありましたが、
この日は年に一度の「とうかさん 稲荷神社」のお祭りの中日とかで、
市電の八丁堀駅から平和大通りへ向かう通りの両側の歩道は、
屋台がびっしり立ち並び、人人人の波。
目の前にホテルが見えているのに全く進めず、
車道の端っこをすり抜けて、それでも30分もかかってようやく到着しました。
お疲れと言うまもなく着替えて次のお得意様へ向かいました。
「村上堂」様。
広島には「料理一門会笹組」という名を掲げたお店があるようです。
ネットで検索するとこの名称が出てきます。
まず、この扉の横にあるインターホンを押しました。
すると中から 「ご予約のお名前をおうかがいします」と言われ、
「加賀ですが」と答えますと
「お待ちしていました。どうぞお入りください」とのお返事。
鍵が開けられたようです。
中に入ると2階へと誘導されて、綺麗に設えられた小部屋に通されました。
きちんと着物をお召しになった若おかみさんらしい方からお手ふきをいただいて、
注文を聞かれ、お蕎麦が食べたいとお願いしました。
蒸し暑い日で強めに冷房がかかっていたので、
ぬる燗のお酒を注文して待っていると、
こんな一皿を出してくださいました。
ほたて、鴨肉、大阪の水ナス、瓜、味噌田楽、チーズ、明石のタコにすだちが添えられていました。
すだちを絞るとほのかな柑橘風味がついて、美味しくなりますね。
主人と美味しくいただいている間にメニューをじっくり見てみました。
蕎麦だけではなくガレットもご提供されていらっしゃいます。
純日本料理だけではなく、ワインとともにフランス料理になるガレットも食べられると思うと
何だか楽しみが増えますね。
そろそろお蕎麦が仕上がったようです。
せいろというかざる蕎麦です。
このそば粉は弊社の銘柄「金華」特上そば粉をお使いいただいています。
冷温どちらでも美味しく召し上がっていただけるそば粉です。
前々日の木曜日に御注文があってお届けしたもので、手前みそになりますが美味しい!!!
こちらはとろりと濃いそば湯です。
これだけでしっかりとした一品になっています。
そして、同じく弊社のそば粉で作りましたとおっしゃって、ガレットも持ってきてくださいました。
定番のコンプレットにラタトュイユがのせてある風のガレットでしたが、
蕎麦の香りのなかにチーズと野菜が寄りあっていて、最後にすごいごちそうをいただいた気持ちになりました。
ワインに合いますね。とっても。
急に思い立ってうかがったのですが、おもてなしもお料理も素晴らしくて、
私どもの今後の営業スタイルのお手本にさせていただきたいと感服した次第です。
最後はこれでした。
この小さい封筒に領収書とお釣りを同封してお渡しいただきました。
帰りに財布を出してバタバタすることもなくスマートに退出できました。
だんだん自分の行動に自信が持てなくなってくる年齢ですから、
こんな風にしていただくとありがたい。
ごちそうさまでした。
そして、心より御礼を申し上げます。
この日はホテルに帰ってお風呂に入って、即爆睡でした。
福井⇒新大阪⇒福山⇒今治⇒広島、よく動いたものです。
まず第一日が終わりました。