10月も下旬です。寒くなってきました。2

さて、続きですが、

駐車場へ降りてくると泉屋というお土産屋さんがありました。
私の気を惹く何かがあって中へ入ってみましたよ。
あった!!
店の奥の壁の棚といわず床といわず、古い物が所狭しと並べられています。
器も塗物も置物も被り物も着物も玩具もあるんです。
民芸品ではなく実際使われていたものばかりの様子。
だからなおのこと見入ってしまって、時間が経つのも忘れて…。
何かありそうな匂いがします。
今、塗と焼き物の小皿をしばらく探しているのですが…。
 
ちょっと大ぶりの箱を降ろしたら、後ろから出てきました。
こんなものが。
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塗の方は1枚が欠けていて残念ですが欲しかった物とぴったり!
小皿も大きさといい厚みといいこちらもぴったり!
よかったぁ。
これで今度の名人大会の接待の時の菓子皿が決まりました。
おいでいただくのは7名様なので9枚が使えれば大丈夫。
これにお懐紙を敷いて、秋の和菓子をのせてお出しします。
後はお茶の用意と湯沸かしの用意をすれば万端ですね。
本番まで4週間をきりましたから早めの準備をしておきましょう。
選手の皆様も練習に余念がないことでしょう。
がんばっていらっしゃいますね。きっと。
ここには九谷の徳田八十吉さんの花瓶も無造作に置かれてあり、
二桁の価格がついた抹茶碗もありでいろんな意味で大丈夫ですかと
お店の方に聞いてみたくなりました。
なんでこのお店にこれだけの物があるのかも聞いてみたい。
唐辛子の厄除けの説明を来るお客様ごとにされているので
これを買ったら出てしまいましたが、たぶんこれから何か欲しくなったら行ってみますよ。
椅子を持ち込んでじっくりと品定めしてみたいですもの。
ああ!楽しかった!
そして、この21日の日曜日は茶道ふれあいフェスティバルが福井新聞社でありました。


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曲がっててごめんなさい。バッグに入れておいたのですがこんな状態でした。
皇風煎茶と表千家に入りたかったのですが両方とも始まったばかりで、
すぐに入れたのは志野流さん。
素敵な秋の花が活けられてました。
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お茶席には傘と掛け花入れと短冊です。
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お花の名前は勉強中、わかったら後日アップします。
栗のイガを模した主菓子をいただいて、濃い目のお抹茶をいただいて、
秋の休日を楽しませていただきました。
この日は全く一人で過ごしていたのですがこんな時間もいいものです。
「楽しみは ひとり外に出 集まりに 心ゆたかに 過ごすひと時」
福井の歌人 橘曙覧の独楽吟に習って書いてみました。
何かこんなのいいな…。
私はこういう生き方をしていくのがいいのでしょう。
カガセイフン(旧末吉製粉)の仕事を背負ってからというもの友人との付き合いがなくなっています。
それは石臼につきあっていると時間が読めないので人との約束を守れなくて、
ある時期から食事やイベント事は断ってしまいました。
そしてこれからどう生きていこうと思った時に、友人がいないことに気付きました。
その間、男は仕事関係や趣味の仲間を作っています。
仕事だと言いながらもつきあえる環境を持っているのはうらやましい。
こんな気持ちは解ってもらえないでしょうね。
今だったらFBとかでおつきあいができるのに、昔は無理でしたよ。
今までの私らしくないけれど、60歳が近くなると気持ちが揺らぐのでしょうか?
でも、これが私なら仕方がないんです。
一人で生きる心構えを創っていきましょう。
この体・心の中に。
定年を迎えると「亭主元気で留守がいい」らしいですよ。
女にとって。
そういう風に自分を変えなくては。
ゴメンナサイ。
ちょっとこんなことでいろいろ悩んでいたので、書いてみて少し楽になりました。
また次からは元気なおかみに戻りますから今日はこのくらいで。
聞いていただいてありがとうございました。