今日は5月17日大安です。がんばっていきましょう。

おはようございます。

今朝は静かです。今事務所に一人いてこのブログ書いています。
昨日、NHK の「ためしてガッテン!」で福井の油揚げの事が取り上げられました。
福井では「あげ」といえば厚い方で薄いものを薄揚げと言いますが、
他では厚い方を厚揚げと言うんですね。
私の子供の頃から揚げは本当に身近なもので、
法事には必ず用意しましたし、お節にも1丁を三角の二つか四ツ切りにして、
一鍋炊いてありました。これが美味しいんです。
こんな単純な煮物ですから他でも普通に作っていると思っていました。
また昔話をしますが、勝山街道沿いに家があったころ、
近くに千寿院(通称お茶場)さんがありました。
ここは尼寺で、安寿さんも人懐っこい方でした。
当時、子供には意味がわからなかったのですが、
年に一度?だったと思いますが、ここの「お斎」(おときと読みます)
に招かれました。
お茶場に入ると広間いっぱいに細長い座卓が並べられ、
お世話していらっしゃるおばさんに「好きなとこに座んね。」と言われ、
妹達や近くの仲良しさん達(子供だけでもOKでした)と座ると、
今では福井の伝統料理になってしまったおかずがすぐに目の前に並びます。
豆ご飯に打ち豆入りの粕汁、麩の辛子和え、揚げの炊いたの、沢庵の煮たの、
蕗やぜんまいしいたけの炊き合わせなどいつもこんな感じの精進料理でしたが、私は大好きでした。
私が生まれた昭和30年代はまだ豊かとはいえない時代ですから、
普段のおかずなんて満足できるものはありませんでした。
ここでお腹いっぱい食べて、またみんなと遊びに行きました。
いい時代だったなぁと昔を思います。
これはお寺さんのその地区への御奉仕だったのでしょうか?
懐かしいとしみじみ思いますね。


そんな揚げを愛する福井県人だから健康で長生きなのでしょうね。

ただ、福井もお豆腐屋さんが激減で、
揚げたての揚げはなかなか食べられなくなりました。
だから、昔は美味しかったと言うんですよね。
番組では福井の揚げらしくなるように作った重ね薄揚げを
福井出身の皆さんに試食!と場面が変わりました。
見たことのある背景は東京南青山291、福井県のアンテナショップの店内です。
何を意味してこんな物を作り、試食の場面を撮るのかわかりませんし、
福井のアンテナショップに来ていた福井県人に試食してもらった
という説明がないとわからない実験だなと思います。
公共放送の縛りがきついのでしょうか?
ここで末娘が働いています。
取材を受けたと言っていたので、放映されるのかと期待していましたら、
ほんの少しだけ写りました。
     写真 12-05-17 7 47 27.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像
うつむいている方ですが、291のユニフォームを着て出ています。
何を笑っていたのか聞くと、そんなものを食べろと言うので、
ありえんと思ったと言ってました。
福井の物はあまり外へ出ていないようですが、
こんな田舎へでも来ていただいて食べてみてください。
美味しいおそば屋さんも腕をふるってお待ちしていますので♪