そばふすまのご注文がありました。

もう夜になってしまいましたが昨日のことです。

東京の栄養大学の研究生の方から、
「そばふすま」のご注文がありました。
これはそば粉を挽いた最後にでてくるカスのことです。
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そば殻もそばの細かい実も全部入っています。
人が食べられるかといえばこのままではちょっと無理でしょうが、
栄養価の点から言えばそばが持つ栄養分を
十分に持っているといえるでしょう。
いったい何に使われるのでしょうか?
ずいぶん前のことですが、
大野の六呂師の牛の放牧地の飼料小屋に
他県の製粉所の袋に入ったこのような状態のものが
保管してあったのを見ました。
何に使うのかを管理者の方に聞いたところ、
牛の餌にすると言われました。
蕎麦と小麦のふすまを合わせて送ってもらっているとのことで、
牛の血圧とか体調を良好にするのにいいようです。
安価でたっぷり食べさせても全く問題がない物とのことでした。

牛が食べられるものを人にも?でしょうか。
明日で東日本大震災から一年です。
原発事故の放射線量の恐怖はいかばかりかと思われます。
弊社への問い合わせも細かく聞かれることが多くなりました。
「マイクロシーベルトではなくベクレルの単位で福井県産玄そばの
線量を教えて下さい」
「数字を測定できない程度の放射線量ってどれくらいの数字?」などというものです。
子供さんをお持ちのお母さん達のご苦労がひしひしと伝わってきます。
「本当に安全なそば粉なら定期的に取り寄せて
私がそばを打って子供に食べさせたいんです。」とのお言葉に打たれます。

福井の玄蕎麦からは放射線量は計測できません。

数字として出てこないからです。
なので、無いに等しいといえますが、
ないとも言えません。
どうお答えしていいのかわかりませんが、
安心して食べていただいていいものと思っています。
蕎麦の麺にしなくてもそばがきでお召し上がりいただくこともできます。
弊社のそばがきそば粉は私が石臼につきっきりで挽いています。
いわば、手挽きです。
美味しく召し上がっていただけるようにと心を込めて挽いております。
お試し下さい。
弊社のそばふすまが何に使われるのかは
少し時間をおいてお伺いしてみようと思っています。
いい方向に使われるようになればと願っています。
牛も豚も鶏も人間も健康に生きていきたいですよね。