今日は1月3日(火)です。カガセイフン物語を始めます。

こんばんは。

今日は1月3日、我が家の末娘の誕生日です。
28歳になりました。早いものです。
幸せな1年になりますようにと思います。
ちょっと私事を書いてしまいました。すみません。
さて、カガセイフンの足跡を書いていきたく思います。
しばらくお付き合い下さい。
カガセイフンの前身は末吉製粉所といいました。
創業家は末吉家で初代は時十郎氏。
明治10年代に創業されたようで、
現春山小学校の付近に工場があったと聞いています。
2代は正志氏、そこに私の祖父が奉公に行っていて、
代替わりで後継ぎさんがなく、祖父が石臼を含む全設備と
お得意さんをいただきました。
昭和初期の頃で、ここから末吉製粉所を加賀が引き継ぎ、
末吉製粉所 加賀商店として営業を始めました。
当時は現志比口に流れる芝原用水に水車をかけて
石臼を回していたと聞きました。祖父京作は3代になります。
昭和21年に近くに土地を借りて、
電気で機械を動かす工場を建て、営業を始めました。
石臼はたった5台、動力源から幅広のベルトでつなげて、
年中休むことなく石臼を動かしていました。
止めるのは正月三が日だけ、子供心にも負担でしたよ。
私は3人姉妹の長女で、母は会社勤めをしていましたので、
小さいころから4代の父健治にいろんな仕事を言いつけられました。
商売屋の長女なんて手伝いをするのが当たり前の時代、
大人からは「しっかりしたいい子」と言われます。
でも子供の間ではかわいげのない、つきあいができない子で、
たいてい一人でいましたね。
私の行く末がわかるようでしょう?
さて、時代は昭和40年に入ってきます。