今日は3月11日(日)、東日本大震災から1年です。

こんにちは。

大震災から1年が経ちました。
昨年はあの津波を仕事場のTVでスタッフみんなで見ていました。
これは大変なことになると思いましたが
現実になってしまいました。
原発がこんな状況になると誰が想像できたでしょうか。
聞くところによると、ボンッ!と爆発したあのガスは
数時間でハワイまで到達したようです。
日本だけではなく、世界が被害を受けた日だったのかもしれません。
なんで東北?と思ってきましたが、
東北の皆さんは強いと心から思います。
私は仕事をすることで東北を応援していきます。
それが私の自律です。
ずっと応援をしていこうと決めています。
言ってはいけない言葉かも知れませんが、頑張って下さい。
そして、今日走った高速道路のサービスエリアはすべて
半旗が揚がっていました。
日本人の想いは控えめで凛としていて素晴らしい!
さて、今日は常務夫婦と娘と私共夫婦で、
富山のお得意先にお邪魔しました。
「神通町 田村」様です。
富山駅を出て、右へまっすぐ進めば到着します。
神通川のほとりにある瀟洒なお店です。
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「蕎麦」の文字が素敵です。
弊社と同じくご家族で営業されていらっしゃるお店です。
車の「福井」という文字を見てくださったのか、
わざわざ出てきて下さって、駐車場に案内して下さいました。
お店に入ると一番奥の部屋に通されて、

ご挨拶させていただき、しばらくお話をしました。
以前は夜だけの営業だったのをお昼も始めるということで、
目玉になる何か、メニューを作ろうと思い、
まず蕎麦が浮かんだとおっしゃいます。
いろんなところのそば粉を取り寄せて打ってみたけれど
弊社のそば粉で打った蕎麦の評判が良かったので、
この粉を使おうと決められたということです。
このご縁に感謝します。
   
    田村様のお昼のメニューです。
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もちろん、生粉打ち蕎麦ご膳をお願いしました。
ただ、福井県産そばを指定された場合は400円アップになるとのこと、
弊社の粉はそれほどに高価なものになるわけです。
本当に気を入れて製粉しないといけません。
肝に銘じます。ありがとうございます。
  弊社の「金華」で打たれた生粉打ち蕎麦と天ぷらと茶碗蒸しと小鉢のセット
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まず、蕎麦だけで、次に右端の塩で、
最後に大根おろし、ねぎ、わさびを入れたつゆで
召し上がって下さいと言われて、
その通りに食べてみました。
蕎麦は福井の蕎麦らしい香りがしてやはり美味しい!(自画自賛?)
塩もあっさりと食べられてよかったですが、
やはり田村様のつゆでいただいたのが一番美味しかったです。
天ぷらは野菜が中心で、小鉢はおからと花豆の含め煮、
茶碗蒸しは麩とハマグリが入っていて美味しかったですねぇ。
この膳も早々と完食してしまい、そば湯を楽しんでいると、
「今茹でたばかりです、試食してみて下さい」というお言葉と一緒に
この一皿を持ってきてくださいました。
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    富山名産のほたるいかの酢味噌和えです。
福井では見たことがないふっくりと大ぶりのほたるいかは和え物にしなくても
十分美味しいもので、堪能させていただきました。
この付け合わせのお野菜はプチヴェールという名前で、
キャベツとケールをかけあわせたものとか。
チリチリとした葉の様子も食感もいい感じでした。
地場の農家さんから送ってもらっているとおっしゃっていました。
まさしく地産地消、お初でいただきました。
膳の最後に甘味として蕎麦団子のぜんざいを出して下さいました。
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そば粉と白玉粉を合わせて作られたお団子は   
つるんとしていながら歯ごたえもあり、満足させていただきました。
器も素敵です。
料理屋さんとして営業されてこられた年月を感じながら、
暖かくお迎えいただき、心からのおもてなしをいただき、
お料理を美味しく頂戴して本当に幸せな時間を
ありがとうございました。
明日からも精一杯の気持ちを込めて、
美味しいそば粉を製粉しようと思っています。
田村家ご一同様に負けないように頑張っていきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。