10月、新そばが待ち遠しい今日この頃です。

10月に入ってもう半月が過ぎようとしています。だいぶ涼しくなってきましたが皆様お変わりありませんか。

私も何とか元気にしていますが、なかなかに疲れがとれなくて、年をとるというのはこういうことから実感してくるものなのでしょうね。今は75%ぐらいの力で仕事してますが、やがてそれももっと落していくことになるでしょう。仕方がないしそれでいいということですよ。

さて、今年とれた夏そばも在庫がなくなり、福井の秋の新そばを待つばかりになりました。北海道はもう新そばが出荷されているのですが、今年はいつもの年とは違い、複数の台風が北海道に上陸して新そばへの被害が大きいようです。それに連れて価格も高騰しています。本当にこの時期は、いつもいつも新そばが無事に入荷することを祈るようになっています。

弊社への新そばのご予約もいつもの年のようにたくさんいただいておりまして、誠にありがたく心から御礼申し上げます。当地も先週半ばに台風が通過しまして、せっかく黒化が始まったソバたちが落ちてしまわないかと心配でしたが、何とか持ちこたえてくれた様子。こちらも有難い。丸々と実ったソバを丁寧に製粉して皆様のところにお届けしたい、美味しく食べていただきたいという想いが通じましたか。

というような状況で、ただ今はTAKE OFF前のざわついている時間と同じでしょう。何かしないといけないのでしょうが、何もすることがない、できない、その時を待つだけ な感じです。

今月に入ってから経理担当の私がしていたことは、カガセイフン便りの原稿を書いたことと中間決算の作業を終わらせたことと久しぶりにブログを書こうかと思ったことですね。そうしてこれからは、日に日に今日は何をしようと考えるようになるんでしょう。そうこんな小さい会社でも、世代交代と現役引退の道筋は簡単ではありません。

もう一昔前の話ですが、息子が大学を卒業して、その土地で働き始めてしばらくして、勤め先を替えようと思うと話されたとき、主人とどうするかを話し合ったことがあります。

そのままにしておけば他のところに移って、また新たに仕事を覚えていくのだろうし、そうなればこの会社のことが遠のくことは間違いない。それでいいのならそうしようかと。

元からこの店は、先々代が奉公先から引き受けたことから始まっているわけで、私たち夫婦は、両親の意向を汲んでこの仕事をしてきただけで、取り立てて永く続けていこうなんて思っていたわけでもなくて、でもいろんな方々のお引き立てやお力添えをいただいて、二人だけでもここまでやってこれたということもあって、考えはまとまりませんでしたね。

私たちの時代のような辛い仕事はさせたくない、わたしどもも将来にわたってその補助や援助をする気もないと無い無いづくしの中、決め手になったのは、HPを作らないと後がないという主人の考えでした。

福井でもすでにスタートしていた会社は、すごい勢いで商売を伸ばしていらっしゃいました。その事例を聞く機会があり、我が家もそうしないと伸びしろはないという考えに至り、息子にその話をしたところやってみたいということで、今の会社の基礎が芽生えました。

あのころから見れば、この会社も多少は世間の皆様に知られるようになり、ご利用いただく機会も格段に増え、何をするにも二人だけという頃から思えば、メールやお電話でお話しできる機会も増え、弊社においでいただいて直接お話できることもあり、人と人との暖かいお付き合いができるところにまでなってまいりました。

ありがたいことです。

息子に社長を譲った主人は、工場長としてまだ現役続行。私の経理の仕事は、息子の嫁に引き継いでもらわないとと思っているので、孫がもう少し大きくなるまで現役でいないといけないよう。 で、最初に書いたように少しずつパーセンテージを落としながら、引き渡す時までこのパソコンの前に元気でいましょう。

今日は14日の金曜日、明日は15日(土)で午前中の営業です。ご予約分の製造、店頭販売と梱包出荷作業、そして集金と支払業務をします。

「午前中」のみの営業といいましても、製造しないと出荷できませんので、前日(金曜日営業時間中)までにご予約をお願いいたします。土曜日は正午に集荷の予約をしていますので、前日に製造の準備をしておかないと時間に間に合わないことも考えられます。ご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、なにとぞご配慮をいただきたく改めてお願い申し上げます。

では、週末などのお話はまた次の機会にいたします。ありがとうございます。

 

これはブログには全く関係ありませんが、大阪へ行って鑑賞してきた「大兵馬俑展」のレプリカの兵馬俑さんたちです。どうしても気が惹かれる方々です。2016-09-24-14-01-15

 

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