2012年12月12日(水)みごとにイッチニイッチニの日です。

おはようございます。

今朝は少し晴れ間が見えて気持ちが安らぎます。
冬の北陸とはいえこんな日があると嬉しいですよね。
さて、昨日はイチニイチニの日でしたが皆様はいかがお過ごしでしたか?
TVで中村勘三郎さんのご葬儀のもようが流れていましたが、
5日に亡くなられたと聞いてから悲しくて仕方がありません。
私は歌舞伎の舞台上の勘三郎さんしか存じ上げませんが、
本当に華のある芸達者な役者さんです。
思い返すとまず最初に拝見したのが、
その頃はまだ新之助だった海老蔵さんと組まれた「高杯 タカツキ」でした。
太郎冠者役が当時は勘九郎さんで、
高下駄売り役の新之助さんとの掛け合いが面白くて、笑いっぱなし。
おまけに下駄のタップダンスを披露されて、うまいなぁと感心しきり。
その後は、中村屋のお家芸「連獅子」を当時の勘太郎七之助三親子で拝見したり、
「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助の奥様 石役での勘三郎さんは私が見た初女役でした。
その時は戸無瀬役が玉三郎さんで、小浪役が菊之助さん、大星力弥役が新之助さんという
そうそうたる顔合わせで、討ち入り前の暗いお話でしたが、
菊之助さんの赤い打ち掛けと玉三郎さん共々頭につけていた角隠しが華やかで、
今でも目に浮かびます。
また、屋外で見た初歌舞伎は金沢城公園であった「連獅子」です。
いつもより長い花道が作られ、それでも親子三人の動きがぴったりと合っていて
感動しました。
そして最後の舞台はちょうど2年前、大阪城公園にあの平成中村座が作られて、
あのニューヨーク公演で好評を博した「夏祭浪花鑑」がかかると聞いて、
どうしても観たくて頑張ってチケットを取りました。
よかった!!! ただその一言です。
ラストには舞台の奥がパーっと開いて、
ライトアップされた大阪城が飛び込んできました。
そのシーンの中に勘三郎さんと橋之助さんが飛び出していきます。
すごい!鳥肌がたつ感じ。
歌舞伎でスタンディングをしたのは初めてでした。
しばらくすると席の後ろからお二人が小屋に入って来られて、
また大拍手☆
楽しいお芝居でした。
今思うと本当に元気な勘三郎さんを見られて幸せでした。
この後、難聴という病気がわかったと記憶していますので。
忙しいとまたいつか行けるときでいいやと、あきらめもあるでしょうが、
世の中はなにも変わらずに自分の都合で物事をやっていけると考えますが、
チャンスは2度ないとこの歳になると思います。
行けるときには行く、出かける、そう心がけるようになっています。
12月は忙しいだけになおのこと次を見て動かないといけない時期でしょうね。
あと3週間ほどですが弊社スタッフ一同頑張っていますので、
早めの御注文をお願い申し上げます。
よろしくお願いします。
仕事を始める前に一文書きました。