私たちは「福井県産無農薬栽培の玄そば」を使用し、伝統の石臼と製粉技術で試作を行い、業務用そば粉を作り上げます。
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麻王伝兵衛(あさお・でんべえ)さんは、自分の畑で採れた野菜を「もろびた」に積んで県内を回る行商スタイルの農家さんです。福井県特産の越のルビー(ミディトマト)、ズッキーニ、ホウレンソウ、タアサイ、水菜などをハウスで育て販売しており、カガセイフンにも立ち寄ってくださいます。とあることから、昨年の秋、麻王さんのある挑戦が始まりました。
加賀さんの工場へ伺った時、たくさんのそば殻(皮)の袋が目につきました。「これをどうするの?」と聞いたら燃やすか破棄すると聞いて。何かに生かせないかと思ったのがきっかけでした。しかし、それまでそば殻はどうしていたのですか?
費用をかけて破棄するなんてもったいないね。加賀さんのところのソバ(原料)は無農薬だと聞いていたから、うちの畑に混ぜても問題ないと思ってそば殻(皮)の2、3袋を持ち帰ってやってみました。
土の上にバラバラと蒔いて、牛糞(あわら市の畜産農家より調達)と越前ガニの殻(あわら蟹がらプロジェクト)と一緒にトラクターで土を起こしてすき込むようにしました。そば殻(皮)を混ぜることは土づくりの方法のひとつとして確立しているわけではなく、完全に私がこうしたらいいかもしれない、という勘です。
ハウスで何年も栽培をすると、土が固くなる、いわゆる“土が締まる”状態になるんですよ。栽培に適したふかふかの土にならない。なので一般的には、もみ殻を入れたりします。
私は農薬を使わない栽培をしているので、地元のもので、無農薬に適したものを畑に入れたいと考えていました。その点で福井県産そば殻(皮)はふさわしい。そば殻(皮)を入れることで、少しでも畑の土が良い状態で維持できればと期待しています。
やってみたのが、昨年(2021年秋)ですからね。まだ4、5カ月しか経っていないんです。こういうものはおそらく何年も時間をかけてじんわり効果を感じるものだと思いますよ。即効性があるものではないから。
それは期待したいね。単に蒔くだけだと、殻が軽く飛んで行ってしまうからしっかり土に入れないと。私はトラクターを使って耕耘しています。やってみてわかったのが、たまにソバの芽が出てきてしまうんですよ(笑)。それを摘み取らないといけないのですが、たいした作業ではないです。
野菜の苗を入れるポット苗の土に混ぜるのもいいと思います。土も軽くなるような気がします。私自身、そば殻(皮)をどのように土に入れるか、はたして蒔いていいのか、燻炭がいいのでは、などいろいろ考えることはあります。しかしどれが正解なのかは分からない。挑戦ですね。
私の畑は、ここの土が財産です。加賀さんのそば殻(皮)は、福井の土地で無農薬栽培されたソバであり、それを土に還すのだから、いい効果があると思っています。破棄ではなく、畑に活用できることが分かれば、いいリサイクルになるでしょう。
麻王伝兵衛(あさお・でんべえ)
910-4133
福井県あわら市轟木5-5
電話番号 : 090-9302-0846(麻王)
http://www.asaodenbee.com/index.php
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