カガセイフン社長 つれづれ日記」カテゴリーアーカイブ

石臼の大切さ。伝統のおもさ。

去る3月の初め頃に、当社で永年お世話になった石臼石材店及び石臼職人の方がお亡くになり、大変残念で、又寂しい想いで一杯です。

メンテナンスの為しばらく預かっていただいた当社の石臼を、引き揚げるため、先日故人の仕事場であったお宅へ訪ねましたところ、奥様が対応してくださり、色々昔話を聞かせていただき、とてもありがたい一日でありました。

私と息子である常務も一緒に同行したのですが、彼は、故人にマンツーマンで石うすの目立ての仕方や、石うすの切り出しから完成するまでの工程を、色々事細かくご教授していただいているため、このたびのご逝去は、人一倍残念に思っていることだと思います。

春が来た。花見だ! 団子だ!いや、蕎麦だ!

いよいよ待ちに待った春がやって来ました。

今年はどういう訳か 雪の降り方が少なくて長靴の出番は、あまり無かったです。
その分気温が、例年より低かったように思います。
先日(5日土曜日)何年か振りに、夜桜見物に、足羽川堤防の桜並木を観て来ました。
カメラ持つ手が少々かじかむくらい寒かったとは言え、人手はまずまずでした。
街並みの灯りが川面に反射され、桜の枝葉と一緒に揺れ動く様は、とても情緒があって
美しかったです。
1時間余りそうやってぶらぶら散策してましたが、やはりというか、目的が実は花見団子ということで、とっとと酒の飲める食事どころへ、はせ参じたしだいです。

新年を迎えて。

 新年明けましておめでとうございます。 昨年中は、ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
今年も昨年同様、宜しくお願い申し上げます。
 さて、昨年は蕎麦が不作の年ではありましたが、弊社においてはなんとか年間に使用する分は、確保してございます。
品質的にも、それほど心配されることなく、一安心しております。 どうか今年もご利用いただきますようお願いいたします。
 今朝の朝刊に目を通していますと、一面のコラム欄でこんな記事が目に入りました。  食べることはまず、生きる源である。
おいしい料理は人を幸せにする。楽しい食卓は家族円満の秘訣である。さらに食べ物の話は罪がなくその場を明るくする。 と。
まさに、その通りだと納得したしだいです。  これからも私の拙いブログを寛容な目でお楽しみ下さい。

食事は、大切です。

 今年はどうして、こんなにも寒さを感じる日々が多いのでしょうか? 積雪が少なかった分、寒気だけが増えたのでしょうか?  

ところで、私が最近気づいた事と言えば、自分の食生活の有り様と言いますか、好んだ食べ方というのを、妻から指摘されて、
はたと気づいた事がありました。 それは、御飯の上におかずを乗せて、御飯と一緒に口に運ぶ、食べ方。 これは、みんながしている食べ方だとばかりおもっていたら、我が家では、どうも私だけみたいでした。「納豆を御飯にかけて食べるぐらいで、それ以外は滅多にそんな食べ方しないよ」 と言われ「ええっ!!」と驚いたのは私の方でした。そんな馬鹿な。だって ふりかけ や 卵かけごはん 丼物にいたるものまで、結構御飯の上に食材を乗せて御飯と一緒に口にかき込む物ってあると思うのだが。
  そういえば、確かに、我が家では、ふりかけとか イカの塩辛 それに卵かけ御飯を好んで食べているのは、私だけである。 これは私の嗜好なので替えようがないし、替える気もない。人それぞれ、各家庭、家族によって、それぞれに食生活がある。 それでいいのではないでしょうか。ネッ!妻よ!
 そう思いながら、ふと 自分の幼少期からこれまでの人生に至るまでの食生活に想いが振り返った。
 私は、小さい時から、甘い物が好きで、飴玉を頬張ると口の中で溶かしながら咽に流し込んでいく時間が、好きで好きで堪らなかった!
実母が、たまに安倍川もちを、作ってくれていると、私は率先してきな粉をまぶして、われ先にぱくつき、兄弟達にしかられたことも。
 きな粉で思い出すのは、きな粉に少量の塩とかなり多目の砂糖を加えてスプーンでしっかり混ぜ、暖かい御飯に一杯かけて食べた時の無類の旨さよ!
そうだ!  私が何でも御飯に乗せたり、かけたりして食すのは、このころからの習慣だったんだ! とこの時気づいた。

あの時僕は、若かった。

あの頃の、蕎麦の想い出といえば、私がまだ小学生の低学年時分。 それまで蕎麦という食べ物を知らないでいた頃だと思う。

ある日の午後、学校から帰ると、台所から何やらトントンと音がするので覗いてみると、
飯台で母が、枡に使うすりこ木みたいな麺棒の短いもので、一生懸命何かを延ばしている。
聞くと、親戚で頂いたそば粉だと言う。なんだか色の黒い、それこそ図工で使う粘土を連想させるような物体を、短い麺棒で、ごし ごしと力まかせに延ばしている。
母が「今夜は、これが夕飯になるんや。」そして、「母ちゃんは、あんまりそばが好きでないで、
今まで料理に出したことなかったけど、今日は、親の家から折角頂いた物やで、いっぺん やってみたんや。」と、
ぶつぶつ言いながら、そばを打っていた。
私は、初めて視るそば粉に、好物であるきな粉とは、ちょっと違うなあ・・・?ぐらいにしか感じなかった様に思う。
母が打つ、初めての蕎麦打ちの様子と、初体験の蕎麦の味。かけそばじゃなく、もちろんざるそばなんて気の聞いたものでもない。味噌汁と一緒に煮込んだような水団みたいな蕎麦だったように憶えている。
子供ながらに、なるほど母の言うように蕎麦ってたいして旨いものでもないんだな。と、この時学習した。
その後、長兄が結婚し、兄嫁が我が家の食卓を、担当するようになり、我が家の食卓は、新鮮なものになっていった。
確か兄嫁が、我が家に嫁いで最初の大晦日の時だったと思う。年越し蕎麦を食べる習慣がなかった我が家に、「今晩、おろしそばつくるでの。」と 朝から張り切っていた。
そばは、近所の八百屋で買ってきた茹で麺ではありましたが、手際の良い所作で、瞬くうちに、食卓の上に所狭しと並べられた麺皿の数々。それに、大根おろしの入った蕎麦汁を、たっぷりかけ 葱や花かつおを乗せ口の中へかき込む。
なんだか兄嫁の顔が、照れくさいほど眩しかった!!。 なんとこれが、「そば」か!
小学生だった私には、感動の一瞬だった。
母の作る日々の手料理は、多少の好き嫌いはあったものの、大抵は喜んで頂いた。がしかし、母が苦手だったものまで、自分も同じように苦手意識が働いていたことに、この時ばかりは、恨めしかった。
あれから、半世紀。 毎年暮れになると、首を永くして、当社の挽きたてのそば粉を、待つ義姉の姿がある。
やっぱりそば粉は、カガセイフン。通販も大丈夫!

ストーブは、神様。

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今朝も寒かったーーー!。
昨夜、 風呂上りに、部屋のストーブの真ん前に陣とって最近買った本を、1ページ2ページと繰っている内に、どうしようもなく眠くなり寝床に入るのが面倒くさくなって、そのまま あたりにあった毛糸のガウンやひざ掛けみたいなものを被り、座布団枕に眠ってしまった。
ストーブは どうやら自分で消した覚えがあるので、その時は安心して寝入ったのだが、夜中にあまりの寒さで、目が覚めた。
暗がりを目を凝らして壁掛け時計を見ると、どうやらまだ3時過ぎたあたりだ。
カーテンが閉めてあるので外の様子が良くわからないのだが、下の隙間から見えるガラス窓は、薄く氷りの張ったような、外の光の当たり具合だ。
とにかく寒いので、寝床に移動したいのだが、私は、元来怠けん坊で寒がり。
足元は室内用の厚手のソックスのおかげで、なんとか凌げているけども、身体の特に上半身がやたらさむい!
早く寝床に移動しないと、風邪をひく。でも頭はぼんやり。早く移動したい!でもまだこのまま寝ていたい!と訳のわからない自虐押し問答で、じりじりと寒さの中で震えながら朝を待った。
そんな馬鹿なひと時を我慢していたら、やっとタイマーが働いて、待ちに待ったストーブが、ブーンと鈍い風切り音と共に、稼動しだした。
私は、「助かった!やっと生還できた!」と嬉し涙に咽んだ!(だいぶ大げさ)
いくらか身体が温まってから、やおら外を見やると、うっすらと雪景色だ。「どうりで寒かったはずだ 」 と合点し、改めてこんな馬鹿な自分を悔いる。

自然は、尊いなあ。!!

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とてもありがたいことで、深く感謝しております。
どうぞ四季関係なく、ご愛顧いただきますよう宜しくお願いいたします。

今の時期は、寒さに打ち勝つためにも、暖かいそばがき などもいいかと思われます。
さて、話しは変わりますが、今冬は今のところ例年より雪が少ないように感じます。
生活するうえでは、とても楽で過ごし易いのですが、すでに、水不足の心配が、農業の方やいろんな方面から、聞こえてきたりします。
水と土とお日様の恵みで、私達の生命が保たれていることを想うと、自然を大切にしていかないと と強く感じているのは、私だけじゃないはずです。

鬼は、外。福は内!早く来い来い,春よ来い。

ここ福井の地では、冬の最中の晴れ間というのは 大変貴重で心浮き立つものです。
毎日が鉛色したどんよりとした日々の中で、寒さと共存しながら、仕事に向かう日が 何日も続くと、心身ともに 憂鬱になってきます。
そんな中で、1日でも2日でも青い空が見える日があると本当に嬉しくなります。

2月の2・3は、ちょうどそんな天気に恵まれ、しかも週末で、当社は、休業日。

快晴とまでは行かなくとも、私たちにとっては、心が晴れ渡る時間となりました。

節分の豆まき 我が家では、しなくなりましたが、他所から頂いたのをありがたく、そして、家内安全 健康成就を祈念しながら食しました。

季節の移ろいを実感するひと時でもあります。

政権が自民党に替わり、安部総理が打ち出した景気浮揚策に多大の期待を乗せて、太陽の光線がまぶしい春に、早く来い来い春よ来い!

そば祭り、そば打ち名人大会は、大盛況のうちに終了いたしました。

心配された天気予報が、その通りになってしまった新そば祭りでしたが、予想に反してたくさんの来場者に恵まれて、本当に嬉しい2日間でした。 ありがとうございました。
そしてこの祭りに携わってくださった関係者の皆様心から感謝申し上げます。

今年は、11月17(土)、18(日)の2日間、福井県産業会館の2号館で、例年通りの開催となりましたが、催し物の内容が、昨年と少し替わって、「歴代名人揃い打ち」というのを増やしました。

初日17日は、開会式の後 来賓の方々によるテープカットが行われ、すぐに福井市美山町のそばを愛する婦人会の皆様で構成する「そば音頭」踊りが披露されました。

素朴さのなかにも、やんわりと そば の郷愁がただよい 一緒に加わって踊りたくなるような内容で、会場をなごませていただきました。

11時からは、そば打ち体験ということで、なんと遠くは、東京からの男性が参加して下さったり、小さなお子様連れだったり老若男女それぞれが、歴代名人の指導のもとで、とても上手にそばを打っておられました。

午後からは、「歴代名人そろい打ち」がおこなわれました。
過去16年間に渡って生まれつないできた16名のそば打ち名人達が、今回9名来福され、そのうち6名の名人で、そろい打ちに挑んでいただきました。

さすがに歴代名人だけあって、ひとつひとつの所作や動きに無駄が無く、そして美しく、ながれるような工程のなかで、きちんと、まるで芸術品をみるような仕上がり(蕎麦麺)に、会場のどこからともなく、感嘆の声と、万雷の拍手が沸きあがりました。
私もこの光景を観て、素晴らしさに鳥肌の立つ思いでした。

2時からは、福井テレビによる「イヤイヤちゃんダンス」で会場の子供達は、大変よろこんでくれました。
そのあと、第6回福井テレビ杯そば打ち団体戦がありました。 出場チームは、「越前みやまそば元気の会」 「信州そばアカデミー」「茨城遊蕎塾」 「北海道選抜」 「越前そば連合」 「今年も絆 東西女子」 「ふくいそばうち愛好会」以上の7チームです。

ここでは、福井そばルネッサンス推進実行委員会幹事長の私も、審査員として参加させていただきました。
競技の結果は、優勝チームが「北海道選抜」 準優勝は、「信州そばアカデミー」 そして3位が地元 「越前みやまそば元気の会」以上です。
2日目、18日(日)は午前10時より、メーンイベントでもある第17回全日本素人そば打ち名人大会です。52名の選手の方々はもちろん、われわれスタッフも、緊張の連続です。 毎年のこととはいえ、ピーンとした空気が会場一杯に張り詰めます。
審査委員の先生方の顔ぶれは、委員長の鵜飼良平氏(東京上野やぶそば3代目・全国麺類業衛生同業組合 理事長)、審査副委員長の福井テレビジョン放送 代表取締役会長 山崎幸雄氏、大阪府麺類業生活衛生同業組合 常務理事望月興博氏、 続いて、株式会社 福井新聞社 論説委員長 北島三男氏、地元で活躍されているSYO家 吉川寿一氏、全日本素人そば打ち名人大会第3代名人 益子正巳氏、同じく第14代名人の藤倉隆則氏、以上7名の先生方です。
1グループ13名が、30分の競技時間の中で、水回し、こね、延し、切り、の4工程をこなしていきます。
各予選会では、40分で行われるのにたいして、本選では、10分短くなります。 これは相当練習を積まないと、なかなか時間内におさめることは難しいです。しかも態度、所作、清潔感、作法、と審査対象は、年々厳しさが増してきています。
これが、4グループ続いて、いよいよ審査結果と表彰式となります。

寒いのは嫌だけど、こう暑いのも閉口だあ!

先日、大野市へ愛機のスクーター ベスパ250GTSを駆って用事がてらに、ツーリングと洒落こみ勇んで出掛けました。

道中、そばの播種が済んで、苗が、数センチから10センチくらいに伸びた畑が、至るところで見受けられました。
いよいよそばの季節だなと実感させられました。おもわずスクーターを道端に停めて、しばし見とれていました。
空気もなんだか秋の香りがするような、錯覚にとらわれました。 早く来い来い新そばまつり!
が、しかし 頭上におおう太陽の陽射しは強烈で、半袖Tシャツからのびた腕がこんがりと、焼けてきました。
サンダル履きの足の甲も日射とエンジンからの熱にあぶられて、足の置き場も無い とは、このことか。?