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蕎麦を食した後は、汁かけ飯だ!

一日の仕事を終え、腹をすかせて家にたどり着いた時、生蕎麦があったりすると、飛び上がらんばかりの嬉しさである。
さっそく大鍋にたっぷりのお湯を沸かし、そばを茹でる。だし汁や大根おろしを準備し、「おろしそば」にとりかかる。
挽きたて、打ちたて、茹でたての三たては、そばをおいしく食べる三要素。
旨いものにありつこうとする時は、疲れた身体もなんのその。調理の時間がもどかしいくらい体が良く動く。

できあがった蕎麦に、おろし汁・刻みねぎ・花かつお等をたっぷりかけてズルズルと口に、かき込む。

蕎麦の香りと口に拡がる古里を思わせる様な風味が、パアーー!!と、脳天をつらぬく。至福の瞬間である。生きてるって素晴らしい!(少々おおげさ。)

家族が寄ってたかって蕎麦に、舌包みをうったときに限って、もっと蕎麦が欲しくなるものだが、そんな時程、充分に用意はしてないものだ。
お腹がまだ、納得してない時、そんな時私は、余った汁を、温かい御飯にかけるのだ!ひとよんで「蕎麦汁ぶっかけ飯」。誠にもって爽快で、簡単で、そのうえ大変おいしいのである。

蕎麦を楽しむ事は、心と体の健康にも繫がります。

お蕎麦屋さんへ行くと、そば湯もいただけます。
このそば湯が、蕎麦を食した後の、一服の楽しみでもあります。

そば湯を入れた湯桶の中をのぞくと、白く濁った蕎麦の茹で汁が、湯気の立ちのぼりと一緒に蕎麦の香りを、運んできます。

実は、この「そば湯」なかなかのすぐれもの!

栄養価の高い飲み物として、知る人ぞ知る優れた食品。
まず、そばを茹でた「茹で汁」なので、そばのエキスが一杯!
そして栄養成分として特徴的なのが、たんぱく質とビタミン。特にB1とルチン。
B1が欠けると脚気に。
ルチンは、毛細血管の強化と血圧の降下に効果(だじゃれ)あり。
そばのたんぱく質は、旨み成分でもあるため、飲んでもおいしい!
もちろんそば麺においても効果は、同等であるが、そば湯の中味はそばを茹でている間に、
一部が熱湯の中に溶け出したのや打ち粉(花粉)も溶けている。
そのため そば湯を飲んだほうが、より体内に吸収されやすいのだ。
従って蕎麦を、トータルに楽しむことは、体にいいし、又おいしいものにありつけると言う気持ちの高揚感が、精神的にも健康に、繋がるような気がするのです。
是非、今日当たり一杯の蕎麦をじっくり、楽しんでみて下さい。そば湯を忘れずに!